No. 69 霧のダンジョン突入
「••••••なんじゃ、こりゃ」
全員がダンジョン内に入ったところで、入り口の扉が閉まる。
そして、同時にダンジョン内に霧が立ち込めて来た。
「かなり濃いですね。前が全然見えません」
ツバキさんの言うように、前が見えないほどに霧が濃い。
しかも薄暗い。
森の霧とはレベルが違う。
「みんな、固まって動くぞ。はぐれたら洒落にならない」
こんなところで一人になったらマズイ。
なので、あらかじめそう言っておく。
当然ながら、誰からも反対の言葉は無い。
そして、いざ出発とした時、リオンにストップをかけられた。
「リオン?」
「••••••」
リオンが二冊を本を取り出し、開く。
すると、一冊は光だし、もう一冊は地図のようになった。
「これを持っておけ。これだけでも、無いよりはだいぶマシだろう」
「ああ、ありがとう。で、この地図みたいな本は何だ?」
「わかりやすく言えば、自動マッピング機能がついた本だと言っておこう」
「お前の図書館も大体なんでも有りだよな」
便利なものである。
ぶっちゃけ、リオンの図書館はなんでも有るような気がする。
「私が前に立ちます」
「わたしも、前で」
脳金••••••いや、前衛タイプの真冬とツバキさんが、先頭に立つ。
「私は背後を警戒しておこう」
リオンが最後尾で、魔導書を開く。
「俺達は臨機応変で行こうぜ」
「そうだな」
「わかり、ました」
余りのメンバーは、中央に寄る。
••••••オレ達、やることあるかな?
前方に真冬、後方にリオンがついた時点で、並の敵なら瞬殺されるだろうからな。
ただのライト持ちとか嫌だぜ?
「••••••それじゃ、気をつけて行くぞ」
オレ達は、霧が立ち込める通路に向かって足を進めた。




