No. 67 こんな仲間達で大丈夫か?
教師は休みを与える気があるのか!(宿題が終わらない学生より)
「そろそろ、本題に入っていいか?」
「あ、はい。大丈夫です。何かすいません」
今、待たせているのは、大体オレの所為だし、軽く謝っておいた。
「気にするな。それで、本題だが」
そこで一度区切り、続ける。
「もう話しているが、お前達には、このギシリヤ周辺にあるダンジョンを攻略して欲しい。出来るだけ、早くにな」
オレ達の顔を見渡す王様。
その顔は、見ているほうが思わず息を呑んでしまうほどに真剣だった。
「ギシリヤ周辺にあるダンジョンは十二。だが、昨日シュウヤ達が一つ攻略しているので、目的のダンジョンは十一になった」
昨日のダンジョン。
それはオレがクリアしたから、もう用は無くなったわけか。
「ダンジョンのある場所が書かれた紙は、後で全員に渡しておく。••••••が」
王様は、オレ達のほうを見て、ため息をついた。
••••••呆れを込めて。
「••••••」
オレも同じように、周りを見渡してため息をつく。
何故かって?
まず、リオンが当たり前のような顔で本を読んでいる。
真冬は爆睡中だ。
そして、クレイは棚を(勝手に)物色している。
ツバキさんは、あまり頭がよろしくないのか、これだけの話で頭がパンクしている。
アインスは、いい娘なので問題無い。
「••••••こんなメンバーで大丈夫か?」
一番いいのを頼む。
同情するようにオレを見てくる王様に、心の中でそう答える。
王様は、済まなそうな顔で、続けてこう言った。
「大変だろうが、お前がこのメンバーのリーダーをやってくれ」
「••••••オレがですか?」
「ああ••••••正直、お前以外には出来んからな」
それは••••••そうだな。
メンバーの顔を見て、オレは納得してしまった。
「えっと、シュウヤ、さん、手伝い、ますよ」
唯一まともなアインスが、オレの癒しであることは間違い無かった。




