表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

61/199

No. 61 純粋無垢

「あの、お待たせ、しました」



しばらく二人と雑談していると、アインスがやって来た。



「遅れて、すいま、せん」



申し訳なさそうな顔のアインスが、頭を下げる。



「いや、気にするな。そんなに待ってないし、待ち時間にこれと話してたから」



「妹に向かってこれは無いよね?わたしへの扱いがひどいよね?」



イエ、ソンナコトハナイデスヨ?



『何でカタコトなのよ』



気にするな、所詮は頭の中の出来事だ。



「それより、サッサと仕事するぞ。午後までには全部終わらせないといけないんだからな!」



「わかってるよ、わたしの神懸かった家事スキルを見せてあげるよ!」



••••••それは紙懸かった家事スキルの間違いじゃないのか?

こいつ大丈夫かな?



「頑張り、ましょう」



純粋無垢なアインスに、何故かとてもほっこりした。






「ーーこれでひと段落ついたか」



身体を伸ばしながら、息を吐く。

どうやら、オレは真冬を甘く見ていたようだ。

真冬は••••••オレの想像以上に家事がダメダメだった。



「あははー失敗失敗!」



あはは、じゃねぇよ。

皿を割るわ、窓を割るわ、花瓶を割るわ。

ワザとやってんじゃないか、と疑いたくなるレベルで割りまくった。

こりゃ、ダメだ。

マシュさんに一から鍛え直してもらおうか?

あの人なら、ある程度の家事が出来るように調ky••••••ゲフンゲフン、いや、教育してくれるだろうし。



「••••••あの人、ちょっと怖いから苦手なんだよね」



苦い顔の真冬。



「何かやったのか?」



「えーと、仕事中にお菓子を食べてたことかな?」



「あー、うん。お前が悪いな完全に」



マシュさんは、仕事に対しては一切手を抜かない。

不真面目な態度を見せたら、速攻で折檻である。



「マシュ、さんは、優しい、です、よ?」



小首を傾げるアインス。



「ミス、しても、あまり、怒り、ません、し」



「アインスは、失敗はするけど、やる気は有るからな。真冬みたいに態度がアレなわけじゃないし、マシュさんも怒らないんだろ」



「そう、なん、でしょうか、?」



幼い子供のようなアインス。

願わくば、何処ぞの妹とか、天使とか、神器とか、王女とかの影響を受けませんように。



「さりげなくわたしのことディスってないかな?」



笑顔で肩を掴んでくる妹。



「楽しそう、ですね」



優しげに微笑むアインス。

天使がいる。

何処ぞの自称天使と違う本物がな!













・おまけ

扱い



真冬「最近、お兄ちゃんのわたしに対する扱いが雑になってきてるよ!」



リオン「私もだ。さりげなく酷い事を言われたりする」



ティア「••••••というか、シュウヤはスピカとアインスに甘い気がする」



リオン「うーむ、アインスは私も雑に扱えないが••••••緑とは後でOHANASHIするとしよう」



スピカ「やめてよぉ!」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ