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No. 58 真冬のステータス

メリークリスマス!

リア充••••••末長く爆発しろ!(ボッチの僻み)



「失礼しまーす」



重い空気をぶち壊すように、一人の少女が入って来た。

スピカだ。

••••••あの親あってこの子ありだな。

てか、ノックしろよ。

まあ、重苦しい空気が軽くなったからいいけどさ。



「あれ、お取り込み中だったかな?」



お取り込み中でしたよ。

だから今度からはノックしてくれ。



「ギルドへの報告は終わったのか?」



「うん、バッチリね。それで、何を話してたの?」



「ああ、それはねーー」



マイクさんがスピカに今までの話を簡単に説明する。

話を聞き終わった後、スピカは頭に手を当てて唸り出した。



「••••••えーと、大変なことになってるね」



どうやら、あまり把握出来てないらしい。

それでいいのかもしれないが。

大変なことになっている、それだけ分かれば問題無いだろう。

そして、せっかく空気が軽くなったのだから、オレの用事も済ませておこう。



「王様、真冬のことですけど••••••」



「お前の妹だな」



「ええ、オレの妹ですけど、ステータスカードが無いんで発行してください」



「ふむ、そういうことか。少し待っていろ」



そう言って、王様は部屋の隅にある棚の引き出しから、銀色のカードを取り出す。

それを真冬に手渡した。



「軽く血でも付けるがいい」



あれ、駅の改札じゃ、ない••••••だと!?

内心で驚愕してるうちに、真冬が爪楊枝くらいの大きさにしたアステリオスで、親指に傷を付けて血を垂らしていた。



「これでいいのかな?」



首を傾げてステータスカードを見る真冬。

しばらくすると、銀色のカードに文字が浮かんだようだ。

オレは、背後からそっと覗き込む。






[ マフユ・ホシミズ ]


LV. 15


Class:超戦士


HP: 290/290(+550)

MP:75/75(+400)

ATK:60(+550)

DEF:50(+550)

MAT:20(+400)

MDE:35(+400)

STR:50(+550)

VIT:40(+400)

SPD:60(+550)


保有スキル

重力操作(グラビティコマンド) LV. 1

・斧術 LV. 2

・怪力 LV. 2

・戦理眼 LV. 1

・ブラコン LV. MAX

・体力回復+ LV. 1

・魔力抵抗+ LV. 1

・経験値+ LV. 1

・幸運補正 LV. 1

・アステリオスの契約者 LV. 1






••••••何処から突っ込めばいいんだ。



「物理方面に特化したリオンみたいなステータスかな」



実際は全然違うのだが、何故かそう思えた。

というか、契約者ってスキルなのか?



「そうよ。契約者のスキルは、ステータスの一部を強化するわ。アステリオスは、物理方面の強化。私は、魔力方面の強化。強化値はスキルレベルによって上がるわね」



オレのステータスカードを見てみると、保有スキルに”アダマスの契約者”が増えており、魔力関連のステータスがプラスされていた。

••••••そして、物理方面のステータスがあまりにも残念に見えてきた。



「しかし、珍しいスキルが多いな」



スキルを見たリオンがつぶやく。

珍しいというか、変なスキルが多いけどな。

何だブラコンって。

それはスキルじゃねぇだろ!

しかもレベルが••••••。



「お兄ちゃんへの愛が証明されたってことだね!」



大変嬉しそうな真冬。

うん、何かもうなんでもいいや。

その後、しばらく王様と話した後、フォルティシモ家に帰って寝た。

長い一日だったな。













・おまけ

ブラコン(スキル)



リオン「ブラコンのスキルは、その対象者が戦闘中近くにいるとステータスがアップするスキルだ」



真冬「わたしの場合はお兄ちゃんだね!」



リオン「まあ、その通り、真冬の場合は秋矢が近くにいるとステータスがアップする。••••••ただ、このスキルは普通の家族愛的なものではマックスにならないはずだが••••••」



真冬「そんなことより、お兄ちゃんにシスコンのスキルが無いことがおかしいよ!」



リオン(••••••真冬が変なことをしないように見張っておこう)



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