No. 45 ロリって言うな!
「機能••••••?」
それって、リオンの”無限図書館”みたいなものか?
確か、リオンの話だと、機能っていうのはメイド・イン・ゴッドのスキルのことだよな?
そういう系統のスキルを持っているってことか?
このアダマスと名乗った少女は、鎌そのものだとか言ってるけど••••••何か、頭が痛くなってきたな。
「一つ、教えておくわ」
「あ?」
こめかみを抑えるオレにアダマスは続ける。
「機能ってのは、基本的には神が創ったスキルってことで間違えて無い。ただし、機能は生き物だけじゃなくて、私みたいな神器には大抵付加されているものよ」
へぇ。
つまり、この娘は神器なのか••••••。
••••••。
「••••••神器?」
このロリっ子がか?
「誰がロリよ!私はこの世界に神々がいた時代から生きてんのよ!私からしたら、あんたやそっちの娘なんて赤ん坊よ?もっと年長者には敬意を払いなさい」
いや、神々がいた時代って何千年前のことだよ。
しかし、それだとこいつはただのロリじゃなくてロリババアになるのか。
「実在するものなんだな••••••」
しみじみと思う。
「だから!敬意を!払いなさいよォォォォォ!!」
あ、爆発した。
まあ、それよりだ。
「真冬、”アダマスの鎌”って確かアレだよな?」
「アレが何かはわからないけど、多分、お兄ちゃんの想像通りだと思うよ」
やっぱりか。
アダマスの鎌って聞いて思い浮かぶのは、ギリシャ神話のクロノスが持つ鎌だ。
真冬がギリシャ神話好きだったからたびたびオレも読まされたが••••••神話に出てくる存在に遭遇するとは、オレの人生もよくわからないな。
••••••と、思ったがすでに天使に会ってたな。
「てか、何で鎌が人になってんの?」
しかもこんなロリっ子に。
「しつこいわよあんた!見た目に関しては放っておいて!••••••はぁ、人化してるのはアレよ、何だったかしら••••••あー、そうだ道具を百年使い続けたら魂が宿るとかいうじゃない」
付喪神かよ!
お前、ギリシャ神話の神器だろ!
何でいきなりJAPANの伝承持ち出してくんだよ!?
いや、そもそもここは異世界だからノーカンなのか••••••?
まるで意味がわからんぞ!
「私にも正確なところはわからないのよ。気がついたら人化出来るようになってたし」
「テキトーだな••••••」
それでいいのかお前は。
「神格なんて大体こんなもんよ。長い時を生きていると細かいことには関心が湧かなくなるのよ」
その割りにロリと言ったらキレるよな。
「それは細かいことじゃないからよ!」
「えぇ••••••」
細かいこととそうじゃないものの違いがわかりにくいな。
「とりあえず、外見の話は全面的にタブーよ」
わかりやすいが、範囲広ッ!?
「ねえねえ、お兄ちゃん。わたしは早くここから出たいんだけど」
あ、すっかり忘れてた。
アダマスに気を取られて忘れてたぜ。
「真冬もこう言ってるし、早くここから出たいんだけど」
「あ、それもそうね」
もしや、お前も忘れてたんじゃないか?
オレの考えを読んだアダマスが、微妙に目を逸らす。
••••••オイ。
「ま、まあいいじゃないそんなこと。••••••それより、最終試練を始めるわよ!」
••••••は?
何だって?
・おまけ
王城にて(by. マイク)
マイク「王様」
カイルス「何だ」
マイク「こんな本を見つけたんだけど」
そう言って僕は手に持っていた本を王様に渡す。
タイトルは『ぼくがつくったダンジョン!〜ギシリヤ編〜』と書いてある。
作者はオスカ・アルファ・ギシリヤとなっている。
カイルス「初代が書いたものか。何処から持ってきたかは聞かんが、どうしてこれを?」
マイク「いやー、軽く読んだけど、その本に書いてあったダンジョンって割と近くにあるものが多くてさ。しかも、特定条件を満たすと強制的にダンジョンに挑まされるみたいだし。今後、巻き込まれる人が出ないように時間があったら調査した方がいいかなっと」
カイルス「ふむ、それもそうだな。時間があれば騎士団を派遣するとしよう」
そして(by. 秋矢)
彼らは知らない。
すでに巻き込まれている人がいると。
しかも、自分の娘達が巻き込まれていると。
てか、創った奴!
初代、お前かァァァァァ!!




