No. 110 指導
(毎日は更新しないが)新しい小説を投稿しました。
よろしければそちらもどうぞ。
※世界観はこちらと同じです。一部この話のネタバレのような部分もあります。
「どうやって、ですか、?」
「君の場合はそうだな••••••錬金術で武器を作って攻撃すればいいんじゃないのか?おそらく、君の場合普通の錬金術師より錬金術を上手く使えるはずだ」
ホムンクルスは、固有のスキル、創られしモノの影響で普通の人間より自然との感受性が高い。
というか、自然のチカラを溜め込むことが出来る。
その分、錬金術を使う時は、素早く物質を変換出来る••••••はずだ。
「そもそも、やり方が、わから、ないです」
「ん?そうなのか?」
ホムンクルスだからその辺はあらかじめ知識として頭の中にあると思っていたのだが••••••。
そういえば、アインスは一般的な常識も欠けていたな。
まあ、無いなら仕方ないな。
「これを読みたまえ」
私は一冊の本を差し出す。
錬金術についてわかりやすく書かれている本だ。
一応言っておくと魔導書ではない。
「リオンって何でもありだよね••••••実は未来出身?」
「いや、人間の年齢的には君と同い年のはずだが?生まれた年も同じだ」
「あれ?そうだったの?」
心底驚いた様子の真冬。
ちなみに、生まれた日は秋矢と真冬より後である。
「まあ、とりあえずアインス。それを読んで錬金術を使えるようにするといい。君は魔力が枯渇することは無いから、何度ミスしても構わないからな」
アインスのスキルで最も強力なのはこれだ。
変動するチカラは魔力にも無制限に割り振ることが出来る上、創られしモノのスキルにより、減った分の割り振りがすぐに自然から補充される。
簡単に言えば、戦闘中に息切れを起こすことが無いのだ。
「おお、それは凄いチート能力だね」
真冬に教えると、そう返してきた。
「一応言っておくが、君や秋矢もかなりのチートだからな?まあ、君はまだ使いこなせてないようだが」
「そういえば、わたしの重力操作ってどう使うの?」
「無意識には使っていたみたいだが、やはり自分の意思では使えないのか」
「あれ?わたし、いつの間に使っていたの?」
「主に重いものを持つ時に無意識に発動していたな。戦闘中は大体使っているな」
いくらステータスが高くなったと言っても、真冬は女の子だ。
どう考えてもサイズの合ってない斧を普通にぶん回せるはずがない。
だが、重力操作があれば、その負担を軽減出来るというわけだ。
「ちょうどいい。アインスがあれを読み終えるまでに少し教えてやる」
私は一冊の魔導書を取り出す。
「前から思ってたんだけど、無限図書館って取り出すまでのタイムラグってないの?」
「無いな。ノータイムで取り出せる」
まあ、どんな本を取り出すかをしっかりイメージしないとダメだが。
「それより、お手本を見せてやる。とりあえず見ていろ」
私は重力操作を発動し、真冬に見せる。
「••••••なんかもう、リオン一人でいいんじゃないかな?」
真冬はそんなことを割と本気で考えていた。




