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108/199

No. 108 その頃のリオン達

今回はリオンの視点です。



「さて、行くか」



朝早く。

真冬とアインスと共に、私は屋敷を出た。



「ダンジョンの場所は、この街から少し離れた場所にある渓谷だ。徒歩だと時間が勿体無いし、馬車で行くぞ」



「また馬車か••••••普通の車が懐かしい」



真冬がため息をつく。

まあ、慣れないと馬車はキツイだろう。



「だが、この世界には無いのだから仕方がないだろう」



そう言って、私は真冬の背中を押す。

アインスは後からついて来た。

そのまま文句を言う真冬を無理矢理馬車に放り込み、私たちは渓谷に向かった。






渓谷に着いた。

雑とか言わない。

特に説明するところがないのだから仕方ない。



「で、ダンジョンは何処にあるのさ?」



「渓谷の奥の方らしい」



「ここ、からは、徒歩、ですか、?」



「ああ、流石に馬車で渓谷に入るわけにはいかないだろう」



馬に何かあっては困るしな。

私たちは馬を近くの草叢に放置して、渓谷内に入る。



「おっと、早速敵に遭遇したぞ」



渓谷内は魔物が多いとは聞いていたが、入って早々遭遇するとは思わなかった。

魔物はイノシシ型の魔物だ。



「だが、ちょうどいいな」



私は束縛の魔術が込められた魔導書を開き、イノシシを鎖で拘束する。



「ダンジョンに入る前に、アインス。君のレベルを多少は上げるぞ」



「え、私、ですか、?」



自分を指差し、キョトンとするアインス。



「そうだ。元々、君を強くすることも目的の一つだったわけだし、ダンジョンにつく前にやってしまおう」



レベルが低いのは彼女にとってはあまり関係無いが、力を使いこなせないのはマズイ。



「そういえば、アインスって結局どんなステータスなの?クラスは?スキルは?」



真冬が首を傾げる。

ふむ、そこからか。

私は一冊の魔導書を取り出し、ページを一枚破る。

そしてそのページをアインスに渡す。



「血を少し垂らせ。それで君のステータスがハッキリする」



私の言うとおりに血を垂らし、ページにステータスが写し出される。






[ アインス ]


LV. 1


Class:ホムンクルス


HP:1〜?

MP:1〜?

ATK:1〜?

DEF:1〜?

MAT:1〜?

MDE:1〜?

STR:1〜?

VIT:1〜?

SPD:1〜?


保有スキル

観測不能領域(ブラックボックス) LV. MAX

・創られしモノ LV. MAX

・変動するチカラ LV. MAX

・神気解放 LV. 1

・錬金術 LV. 1

・エンチャント LV. 1

・学習能力+ LV. 1

・自己再生 LV. 1

・魔力抵抗+ LV. 1













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