No. 100 幼女と暗殺者
100話目だァァァァァ!!!
やったね!
出来れば感想をお願いします。
「••••••誰だ?」
気付いた近くの暗殺者が、やって来た誰かに低い声で問う。
「誰と言われてもの。お主たちはわしが誰だか知っとるじゃろうが」
それは、幼くも年寄りのような口調だった。
のじゃロリと言えばいいのだろうか?
いや、てかこの声は••••••。
「ワインがぶ飲みしてた幼女か••••••?」
『あいつ、何でここに!?』
アダマスが驚いたような、警戒したような声を出す。
幼女はオレの方に顔を向ける。
「懐かしい気配がすると思うたら••••••そこの小僧、アダマスの契約者じゃな?どうりで懐かしいわけじゃ」
楽しげに笑う幼女。
目の前にナイフを持った暗殺者がいるというのに、実にフリーダムだ。
「貴様か••••••」
暗殺者は、幼女の顔を見て、ナイフを下ろす。
ヤバイ、もしかしてこいつら仲間か?
助けかと思ったら更にピンチに?
と思ったが、どうやら違うらしい。
「何故ここにいる?」
「暇つぶしじゃ。それと、旧知の神器の気配を感じたのでな」
「そうか。だが、我々には関係ない。邪魔になるので速やかに消えてくれないか?」
「断るのじゃ」
ギスギスと聞こえてきそうだ。
驚くほど険悪な空気が漂う。
連中と味方かはわからないが、仲は大変悪そうだ。
「我々の邪魔をするのか」
「結果的にそうなってしまうかもしれんの。わしは単にそこの小僧と話がしたいだけなのじゃが」
オレと話?
出来れば遠慮したいところだ。
「それは無理だ。そこの男は実験体になってもらう。会話など出来なくなるだろう」
「実験体じゃと?」
「そうだ。その男の魔力を吸い出す。そういうわけなので引け。貴様は邪魔だ。即刻ここから立ち去るがいい」
「••••••ほう」
「ーー!?」
突然寒気、いや違う。
明確な死のイメージが浮かび上がるほどの殺気が空間を支配する。
発生源は和服の幼女。
笑顔のまま、冷たい目で暗殺者達を睥睨する。
「お主ら、いつからわしに命令出来るほど偉くなったのじゃ?」
震えそうになる身体を抑える。
直接向けられているわけじゃないのにこれだ。
直接向けられている暗殺者達は、オレが感じている以上の殺気をぶつけられているだろう。
「前々から思うていたのじゃが、お主らは気に食わん。お主らの組織も含めての」
一歩後退り暗殺者達。
「勘違いするなよ?わしが本気になればお主らなど、組織ごと潰すくらいわけないのじゃ。それを忘れるな」
「••••••ッ!?」
冷や汗を流し、微かに震える暗殺者達。
そして、殺意の篭った目を一度オレに向け。
「••••••撤退だ」
音もなく消えたのだった。




