表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
BATTLE SLUG -最強決戦兵器メモリア  作者: 昼間 ネル
第一章 地球の鼓動 編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/26

第9話 月夜のフルーツパーラー

静寂を切り裂く轟音。

突如として荒野に姿を現した宇宙怪獣の群れが、カイとリングを包囲する。

絶体絶命の危機に、重装機バルジーナと未知の機体メモリアが、初めての共闘に挑む。

しかし、天頂に輝く「満月」が、戦場にさらなる絶望を呼び寄せた。

三体の怪獣が一つに溶け合うとき、上級怪獣「アルヴィト」がその姿を現す。

激化する攻防の中で、カイの耳に届いたのは、記憶の底に眠る「あの少女」の悲鳴だった――。

「カイ……助けて……!」

今、最強決戦兵器の真価が、月光の下で解き放たれる。

だが、それは救済の光か、それとも破滅の産声か。

ようやく怪獣を倒したかと思っていた矢先。

再生する怪獣の肉体。背中を見せるメモリアに迫る影が!


一瞬の静寂……


「危ない!」バルジーナが、メモリアの所まで疾走し、ヴォイト攻撃を受け、激しく吹き飛んだ。


横たわるバルジーナ その時、「……赦さない…」カイに少女の声が聞こえた。するとメモリアは突如、激しい赤光に包まれた。


その時メモリアのコア(ユナ)の鼓動がこれまでにない、熱い躍動が起きていた。


「……カイ……あの人……うぁぁぁー!」


「止めろ!そんな事したら!」 プープープー!


機体が警戒音を発し始めると、 機体のコントロールを受け付けなくなっていた。


「あれ、コントロールが効かない!」焦るカイ。

どうするんだメモリア!」


すると銀色光に包まれたメモリアは超加速。

あっという間に、宇宙怪獣アルヴァイトの面前までいくと 脚部から出したビームブレードを両手に取り、一瞬で、刀身からの衝撃波と共に、肉体を切り刻みバラバラの肉塊の中の光輝く核を見つけた。

ブーン、ブーン!!シャシャシャ!!


「おい、メモリアどうするつもりだ!」焦るカイの予感が漆黒の夜空のような虚しさだけが漂っていた。 メモリアは野獣のように核を手に取り


ガッッシャャン!!

何かが開く音。核を口元に…食べ始めた。


バリバリ、むしゃむしゃ、グチャグチャ、むしゃむしゃ……。


それは、大好きな果物を貪り食う様で口の周りは、血液みたいな、真紫色の液体が口の周りを汚していた。


コックピットで、初めて恐怖を味わうカイ。余りのグロテスクな光景に、嗚咽交じりの涙が溢れる。

横たわるバルジーナでその光景を見守るリング。


カイ「……やめてくれ!!これがユナって子なのか?…ちくしょう……。」


カイは自分の無力差に悔しい涙がこぼれた。


リング「まさか…核を食べてるの…?」


綺麗に食べ終えたメモリアは、満足したのか、光を失い、元の状態に戻る。


メモリアのコックピット内で、警報音


ビービービー!!「今度はなんだ……?」


これより、セフティーモード発動します。


メモリアはそのまま静かに、眠りについたのだった。


「うそだろ〜!動け、動け!」

カイの必死の呼びかけも虚しく砂漠に落下したメモリア……。

リング「ちょっと、なんで、落ちるだ?」


衝撃的な展開に静まり返る、戦場跡、 荒野に残された2人が見た未来の行方は……。

第8話「月下の戦い」をご愛読いただきありがとうございます!

いかがでしたでしょうか……。

メモリアの秘められた力、そして「捕食」というあまりにも残酷で生々しい覚醒。

銀色の美しい機体が、宇宙怪獣の核を果物のように貪り食う姿に、パイロットであるカイ自身も、そして読者の皆様も戦慄したのではないでしょうか。

「これがユナなのか?」と問いかけ、嗚咽するカイ。

「救世主」だと思っていた存在が、実は「抗いようのない怪物」だったのかもしれないという不穏な予感を残し、物語はさらに深い謎へと沈んでいきます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ