第4話
そろそろ文化祭が近づいてきた。それと共に保健委員も忙しくなる。この学校では医師の指導のもとで救急救命医並みの治療をできるようにされているのだ。そのため保健室に必ず待機していなければいけないのだが、まぁそんなようなケガはめったに起きないが…
保健室の先生は会議か何かでいなくなってしまい、保健室には俺と天川さんの二人きりだ。
夢のような場面だが、なんか緊張する…
こういう日に限って、ケガ人がこないのだ。まぁケガ人がいないのにこしたことはないけど。
話しかけたいけど話し掛ける話題がない…でも何かはなさないと
口から出たのは
「暇だね」
なんとも今の現状を表しただけの表現だった。
「そうだね。ところで深井君ってこれで何期連続?」
「えっと…わからないぐらいやってる。多分、学校で一番長くやっているんじゃないかな…?」
この学校の保健委員に一回なるとその教習の辛さに二度となりたがらないのだ。俺は物好きなのでやっている。
「え~!スゴいね。こんな辛い委員を何期もつとめられるなんて」
天川さんが驚いたようにいった。正直こんなことでほめられるとは思っていなかった俺は
「そ、そうかな?でも天川さんだって保健委員に立候補して通ったよね?」
ほんとは俺が操作したんだけど…
「立候補なんてする予定はなかったんだよ。でも体が勝手に動いて抑えることが出来なかったの。でもなったからには一生懸命にやらないとね」
そういって天川さんは気合いを入れ直した。
「明日から地獄の実習が始まるけど頑張ってね」
「まさかとは思うんだけど…保健委員って私たちだけ?」
「そうだよ」
あまりの辛さに皆が立候補しなくて次第に減ってきたのだ。
「……深井君。そういうことは早く言ってよ…」
「ごめん。知ってると思って…」
また悪いことしちゃった…
「…スパルタは嫌いなのに…そうだ!」
半分泣きそうな天川さんだったが、突然思いついたように顔が輝いた。
「深井君も一緒に実習受けて!」
さて困った…
こんばんわ
ミント☆です
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