ex. 第八章までの登場人物まとめ
【七章の登場人物】
■ゼクス
28歳/男性/197cm/129kg/B138・W97・H137
外見:バンダナ+銀髪ポニーテール、浅黒い肌、改造作業着を腰巻き
無骨で、人を寄せ付けない空気を漂わせる男。
かつて「マレス自由都市」で芸能活動をしていたが、妹と一線を越えた関係であることが発覚し失脚。街を転々としながら逃げ続け、ルミナ・シティへと辿り着く。以降は芸能に関わる仕事はせず、素性を隠し冒険者として過ごしてきた。
妹・ノッテが亡くなってからは生きる意味を見失い、空っぽな感情を埋めるため自暴自棄になり危険な依頼ばかり受けてきた。だが、彼自身に卓越した戦闘センスがあったため、皮肉にもSランク冒険者相当の腕になるほど成長した。
人嫌いというわけではなく、こう見えてコミュニケーションは好き。ただし、本人が不器用かつ人付き合いが下手で、自分から何かするのは苦手。そのため、タケルに話しかけられたり、食事に誘われたりすると顔には出さないが喜んでいる。
『補足:他国について』
ルミナ・シティを中心とした「ルミナ連合王国」以外にも国家は多数存在している。プリズマリア全体で一般的に使用されている共通言語と各国家で生まれた固有言語があるが、国を行き来しても共通言語のおかげでそこまで困らない。
ルミナ・シティは魔導技術に長け、それを土台に芸能文化が発展した。一方、ゼクスたちの出身である「マレス自由都市」は、舞台や演劇など劇場での芸能が盛んな国である。魔導技術の広まりは国によって差があり、あまり浸透していない地域もある。
■ノッテ
ゼクスの妹。故人。
年の差は三歳。幼い頃に両親が亡くなって非常に苦しい生活を強いられたが、「二人が愛しあっていれば大丈夫」と互いに求め合い、その想いを支えにすることで生きてきた。ゼクスもノッテもそれが普通ではないことを自覚しており、周囲には隠してきた。
だが、スキャンダルでゼクスが失脚してからは「私がいなければ、兄さんは普通のままでいられたんじゃないの?」と自責の念を抱いてしまう。街を転々とする中で身体が弱り、ルミナ・シティに辿り着いた頃には病に蝕まれ、最終的には治療薬を飲まず自ら死を選んだ。
ゼクスの歌を好きになったのは小さい頃、不安で泣いてしまう自分をゼクスが歌で慰めてくれたことがきっかけ。だからこそ、芸能活動を始めたゼクスを自慢の兄だと思っていた。
■カンディード・サリエル
?歳(見た目は20代半ば)/男性/189cm/97kg/B124・W93・H122
外見:短く刈り上げた金髪、紺を基調とした神父服、顔に大きな切り傷
常に朗らかな笑みを浮かべている神父。
その正体は神界から派遣されてきた監査官で、プリズマリアで起きている異常について調べるためルミナ・シティにやってきた。他者に対し親切に振る舞うべきという心がけ自体は本物で、空き時間には神父らしく人々の手助けをしている。
戦闘のスペシャリストで、必要と判断したら容赦なく『処理』する実力を持つ。束縛・拘束の能力を組み合わせて相手を追い詰める戦法が得意で、やり口はかなり嫌らしい。単純な力比べをした場合、ルミナスを上回るほどのパワーを発揮する。
ルールに基づいて生きるのが大事なのだから、それを脅かす存在は去るべきだと考えている。そうしなければみんなが困ってしまうのに、なぜ受け入れないのかと主張する。「正しくないのなら、排除されて当然では?」と平然と言う人物。
『補足:神界から派遣された際の権限』
現地に派遣された担当者が「自身の欲望のため、権限を用いて好き勝手する」となってしまう事態を抑止するべく、特殊な力は神界の承認制となっている。催眠魔法などを際限なく使えると、いくらでも悪用ができるからである。
カンディードは神界への定期報告書を出し、何か特殊な行動が必要であれば申請を毎回行っている。彼は真面目ゆえにこういった作業を苦にしていないが、ルミナスは「やってらんないわ……」と思っているので、あれこれ抜け道を使って楽をしている。
【八章の登場人物】
■ミウ
23歳/女性/157cm/50kg/B84・W60・H83
外見:明るめの茶髪+ピンクのメッシュ、ツインテール、学生服モチーフの衣装
明るく元気で礼儀正しいアイドル。
アイドルが広まり始めた頃、歌って踊る姿を見て「あんなふうになりたい」と憧れを抱く。色んな事務所のオーディションを受けて落とされまくったが、ヤマダと出会ったことがきっかけになりアイドル活動がスタートした。
実は元々、ヤマダの事務所に入ったアルバイト。バイト代をレッスン費用に割り当て、アイドルを目指そうとしていた。ヤマダが過労で倒れた時はナカタと共にフォローしながら事務所を維持し、家族のように支え合って五年間過ごしてきた。
体力をつけるため、走り込みや筋トレをした。上手く歌えるように、ボイトレをした。綺麗に踊れるように、ダンスレッスンもした。真面目に努力を重ねても実らないくらい、ミウには才能がなかった。ただ、それだけの話。
■ティア
8歳/女性/127cm/28kg
※大人モード時:18歳/172cm/54kg/B88・W59・H85
外見:黒髪ツーサイドアップ+ヘアゴム、ワンピース、星の飾り付きステッキ
魔法で変身し、アイドルごっこをしていた女の子。
本で読んだ「変身できる魔法の杖」を誕生日プレゼントでおねだりしたところ、なんと両親が魔導工学の粋を尽くしたガチの変身グッズを作ってしまった。ティア自身の魔力が起動キーになっているため、他の人は使用不可。
アイドルはティアにとって楽しいことのひとつであり、元々こだわりはなかった。だが、本人には歌とダンスのセンスがあり、物覚えもいい。ルナが評価するほどの実力があり、真面目にレッスンを続ければ芸能界で生き残れるのは確実。
ティアにとってミウは、尊敬する大好きなお姉さん。ミウとまた一緒にアイドルやりたい! と心から思っており、いつかミウが笑って復帰してくれることを願いながら『ルクス・レガリア』の研修生としてレッスンに励む。
『補足:変身魔法の仕組みについて』
変身魔法は使用者の姿形を変える、いわゆる現実改変を行う仕組みに近い。だが、一時的な変身は最終的に変化の帳尻(姿の変化でプラス、元に戻ってマイナス)が合うため負荷は意外と軽い。
逆に、変化した状態が「普通」になる永続的な変身魔法の場合は現実改変になるため、非常に負荷が高い。ルミナスがタケルに説明した「現実改変度合いが大きい=世界への影響がデカい」という理屈と同じである。
■ヤマダ
事務所『オフィスYMD』の社長。
根っからの善人。会社を設立したのは、知人の卸売を手伝うために必要だったため。そこから頼まれる仕事が増え、なんでも屋になった。バイトとして雇ったミウに仕事を手伝ってもらい、彼女の夢を応援するためアイドル業もやることにした。
人はいいのだが押しが弱く、戦略を考えるのが苦手。気質自体がタレント業に向いておらず、苦戦していた。実態としてはなんでも屋のおまけでアイドル業の窓口をやっていただけだったが、それでもミウの力になりたくて頑張り続けていた。
最終的に事務所の借金を返すことには成功したのだが、ミウを傷つける形になってしまい心を痛めている。もしミウがまた「アイドルをやりたい」と言ってくれたのなら、迷わずアイドル業を再開したいと考えている。
■ナカタ
事務所『オフィスYMD』の女性スタッフ。
適度に力を抜き、適度に仕事をする事務員。自分が生き残るためなら手段を選ばない、生き汚いタイプ。迷惑をかけたら反省はするし謝りもするのだが、それでもこんな状況じゃ仕方ないでしょう! と開き直りもする。
私はどうせこんなところでしか働けないですし、と言いつつもミウやヤマダのサポートをしたいと思っていた。ミウの活動を見守り、彼女なりに手を貸してきた五年を大事に思っていたからこそ、今回の結果を悔やんでいる。
セレイナの数少ないドルオタ友達であり、ステラのイベントで出会ったことをきっかけに交流するようになった。ナカタは広く浅くなんでも楽しむ派なので、セレイナに色んなアイドルを教えたりしている。




