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注射  作者: 八味とうがらし
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47/52

注射 検証

「紺野さん何かわかったんですか・・・」

白根は紺野未知子のわずかな顔の変化を見逃さず期待を込めて聞いていた。

「はい。そのぉ〜これってタブレットの中にありますよね」

「ほんとですか?」

赤土耕太はすぐにタブレットを一階に取りに行き、紺野未知子に手渡しそのファイルを開けるよう促した。

「これですよね」

「本当だ・・・あった。と言う事は他の一つもこの何処かにある可能性が・・・・」

「赤土さん後わからないのって・・・」

赤土耕太は紺野未知子未知子に一色のデータを見せ不明な部分を説明した。

「それでしたらファイルのここにあると思うんですけど・・・」

「あっ」

「赤土耕太さん・・・これってどう言う事なんでしょうかね」

白根はどすの利いた声で赤土耕太をからかった。

「白根さん・・・すみません・・・」

「お前生ビールじゃ済まないぞぉ」

「でも隠し部屋も見つけることができたしよかったですよ白根さんハハハ」

「ハハじゃないよ。でもこれで効果検証ができるわけだな」

赤土耕太は必要なものを手に入れたが、他に何かないのか探しすすめていった。結局なにも見つからず、赤土耕太たちは一色の山小屋を離れた。紺野未知子はここには二度とくることがないと誓い、車の進む方向を見据えていた。


 赤土耕太は持ち帰ったデータをもとに削減システムとワクチンのシステム構築していった。紺野未知子は臨時雇とし嫁入り新聞社の事務に落ち着いていた。白根は桜木や端色などと連絡を密に取りながらワクチン注射の準備を進めていった。

 赤土耕太から効果検証の準備ができたと連絡が白根にあった。白根と紺野未知子は赤土耕太の場所に向かった。

「早速検証を行いましょうか・・・後20分後に削減システムを発射します。その後効果が現れたのちワクチン注射を改めて磁場に打ち込みます。一つ心配な事はあるんですが・・・」

「耕太なにを心配しているんだ!確かにワクチン注射を打ったのちの効果が出るのかって事なら誰もが心配はしているが、今はそれを心配してもしょうがないだろ」

「それも何ですが、それよりも一度削減用の亜空間ロケットを磁場に打ち込んだ後再び磁場が発生してくれるのかって事です」

「確かにそうかあっちの世界がめちゃくちゃななれば磁場の発生自体がなくなるのかぁ・・・」

「いや可能性ですが・・・・」

「紺野さんどう思いますか」

「一色教授の言葉尻からだと・・・発生はすると思いますが・・・」

「そろそろ時間ですやってみましょうか・・・」

白根は紺野未知子を一回見て赤土耕太に頷いた。赤土耕太は自らカウントダウンを行い発射ボタンを押した。亜空間ロケットは勢いよく飛び立ち一瞬で亜空間に消えていった。ロケットが亜空間に消えて翌日には効果が現れていた。

「すごい・・・せっかく育った植物が・・・消えている」

「種。種はあるのかな・・・」

「そうだ種は・・・ある。あります」

「今度はワクチン注射を打たなければ・・・では磁場の発生がいつなのかを知らべなくちゃならないです」

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