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注射  作者: 八味とうがらし
35/52

注射 解析

「まぁ危険を感じたらすぐに逃げろっていってある。それにお前もしっての通り、あいつはサバイバルは得意だからな!それより緑川から到着してすぐに連絡があったんだがやはり現地は食糧難が増しているらしい。ただ例の削減ロケットの効果があって飢餓を回避できているってことだ。地元の集落の人も喜んでいるんだと・・・」

「馬鹿な話だ・・・・」

「ところでロケットなんだがこの間出雲大学で端色さんに会ったよ。お前によろしくって」

「端色さんには学生の頃からお世話になってたよ・・」

「それで何だが、その端色さんとこの研究のロケットて使えないのか」

「お前それは・・・いや待てよそれっていい考えかもしれないぞ」

「端色さんはい出雲大学だけど相変わらずあっちの大学にも顔が効くからな!ちょっと時間くれよ・・・。それと緑川が行ってる国へは政府開発援助という形で農業技術投資で形を作れそうなんだ」

「さすがですね桜木大臣」

「オレじゃないよ全部日紫喜さんのおかげだよ。あの人はすごいんだ全部を聞いて対応できる順番を瞬時に仕分けそれを根気よく紐解いて行動を目に見える形にできるんだよ」

「それでもお前だからだろ・・前任の山吹大臣の時は流石に日紫喜さんも動けなかったと思うよ」

「さぁな。日紫喜さんがいくら凄い人でも大臣が理不尽な事を指示しても結局は仕事としてやっちゃうんじゃないのかな」

「・・・・・」

「まぁ兎に角今のところは順調だな」

「あとは赤土さんが一色のプログラムを解明してくれればかなり前進だよ」

「赤土さんのことはお前に任すとして、オレはロケットだな」

 白根は桜木のところを離れ赤土耕太の家に向かった。

「赤土さん白根です。どうですか」

「ああ白根さんちょうど良かったですこっちきてください。これみてください」

そこには赤土耕太が黄島美波が持っていたタブレットのデータを写真にしたものが何十枚と置かれていた。

「これってこの間のですよね・・どうされたんですか」

「まずコレとこれを見てください」

「まぁデータの写しですよねぇ」

「じゃぁこれとコレは・・・」

「俺には文字違いの4枚にしか・・・」

「はいオレもそうでした。毎日毎日この写真をずーっと眺めていたんですよ。そのうちあることに気づいたんです・・・。もう一度最初の2枚を見てください。コレとこれをこんなふうに重ねて並べてみると・・・。ほらわかりますよねデータが繋がってくるんですよ」

「・・・赤土さんオレには説明されても一緒に感動するだけの知識がないんです」

「大丈夫ですよ。奥にもっと沢山つなげたものがありますから」

「コレは・・・凄いですね。こんなにも凄いデータなんですか」

「ほらわかったでしょ」

「わかりました。凄いです」

赤土耕太の奥の部屋一面にデータの写真を組み合わせたものが置かれていた。

「コレで削減データは解析できますね」

「・・・いやそんなに簡単ではないですよ。これってあくまで写真なんでデータは黄島さんの持っているタブレットに中なんです。多分あのタブレットの中にこのデータを集積するアプリがあると思うんです。それを使ってまずはこのデータを一つにします。そのあと鍵となる削減プログラムを元に戻すプログラムに書き換えた後に再びロケットを打ち上げなければならないんです。これって亜空間ロケットっと言うよりもうワクチン注射ですね」

「ワクチン注射・・・」

「発症してしまった症状に抗ウィルス剤を打つワクチン注射ですよ」

「なるほどですね!その表現今度記事にするときいただきますね」

「生ビールでいいですよ!」

「それって・・・!青木のやつ・・・」

 赤土耕太も嫁入り新聞社のノリに慣れ仲間意識もかなり強くなっていった。大学時代とは違い人との繋がりに臆病な心をときはなって本来の赤土耕太を出せるようになってきていた。

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