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注射  作者: 八味とうがらし
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注射 出国と帰国

緑川夫妻は一度二人が出会った異国の地に戻ることになり、出国するため空港にいた。又緑川夫妻を見送るために赤土耕太と白根も一緒に空港ロビーで搭乗手続きの時間が来るまで一緒にいた。緑川夫妻空港ロビーのベンチに座りそれを見下ろす形で赤土と白根型で話をしていた

「緑川さんなにもこんなに早くあっちに行かなくても・・・。私の準備を待ってからでも良かったじゃないですか」

「赤土さん俺たちも向こうに行ったらやり残した取材もあるので、それをしながら赤土さんの到着を待ちます」

「それにしても今日の空港は人が多いな。誰か有名人でも来るのかな」

「確かにいつもだともっとスカスカのロビーなのにな」

「そう言う有名人の動向って新聞社ではわからないんですか」

「アイドルなんかだとわからないんですよ。やはり政治家とか何かじゃないと」

「そうですよね・・・いてっ」

人混みの中、赤土耕太にぶつかって転倒した女性がいた。

赤土耕太はその女性に振り向き、手を差し伸べ引き起こした。

「大丈夫ですか」

「すみませんぶつかってしまいました」

女性は小さい声で非礼を誤りその場を立ち去ろうとした。

「黄島美波!」

女性は、はっとした顔つきで赤土耕太を見返した。

「人違いです。私はそんな名前ではないです」

横にいた白根も『黄島美波』の名前に反応しすぐに女のいく手を遮った。

「いやアナタは黄島美波さんですよ!ほらオレですよ赤土耕太ですよ。出雲大学で事務をされてたじゃないですか」

緑川流司は赤土耕太との悶着の間に桜木に連絡をし、胎児消滅事件の重要参考人が今空港にいる事を伝え警察に動くよう依頼をしていた。

桜木からの連絡を受け空港内の警察が看護師を引き連れてやってきた。

警察が到着すると、女性(黄島美波女性)が一人床に泣き崩れていた。

「大臣より連絡があり駆けつけました・・・・。これは・・・どうされたんですか・・・・」

看護師が女性(黄島美波)に寄り添い話ができる状態になるよう慰めている。その間白根は警察に事情を説明していた。

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