↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リア充天才パンダとレオンの異世界日本化計画※毎日20時更新。そんなに全削除して欲しいですか?  作者: ヘタレパンダ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

74/135

済 第68話 レオンと深雪の秘密の空間


「んっ……レオン、もっと優しく噛んで……」


深雪が甘い声を上げる。普段は低い声なのに、今は少し掠れて、甘く溶けそうな響きになっていた。


「ごめん、深雪。痛かったか」


レオンがすぐに歯を離し、深雪の首筋に残った淡い赤みを指で撫でる。深雪は小さく首を振り、彼の胸に額を押し当てた。


「大丈夫。もっと……キスして」


その言葉に、レオンの理性が少しだけ軋む。狭い秘密の空間の中で、二人は再び唇を重ねた。最初は優しく、互いの息を確かめるように。やがて深雪が自ら距離を詰め、レオンの服の襟を掴んで引き寄せる。


柔らかい唇が何度も触れ合い、離れるたびに短い吐息が混じる。


「ん……ふぅ……」


深雪の手がレオンの髪を梳く。レオンは彼の腰に腕を回し、抱き寄せたまま、もう一度深く口づけた。時間の感覚が曖昧になるほど、甘い時間が続く。


誰にも邪魔されないこの空間だけが、二人の世界だった。ハリセンの声も、ミカエラの気配も届かない。ただ、互いの体温と鼓動だけが近くにある。


深雪が小さく笑った。


「……レオン、もっと強くてもいいよ」


「……調子に乗るなよ」


そう言いながらも、レオンは深雪の唇を再び奪う。今度は少し強めに。深雪が喉の奥で甘い声を漏らし、レオンの背中に腕を回して抱きついてくる。狭い空間の中で、二人の身体が密着し、熱がじわじわと伝わってくる。


しばらくして、ようやく唇が離れた。


深雪が少し息を整えながら、名残惜しそうにレオンの唇を見つめる。


「……んー、もう終わりなの? レオン」


「もう終わりだ。さあ、証拠を隠すぞ」


レオンが少し息を整えながら言うと、深雪は明らかに不服そうな顔をした。それでも彼の言葉に従い、少し離れる。


レオンは手のひらに淡い光を灯し、癒しの魔法を深雪の首筋と鎖骨に当てる。自分の歯形と、キスのアザがゆっくりと消えていく。深雪もタンバリンをシャランと小さく鳴らし、レオンの首筋に残った自分の爪跡と唇の跡を丁寧に消した。服の乱れも、髪の乱れも、すべて整えられる。


「さあ、ミカエラ達にバレない内に部屋を消すぞ」


「待って」


深雪がレオンの首に腕を回し、最後にもう一度、軽く唇を重ねた。ほんの一瞬の、柔らかい感触。


「ほら、ふざけるなよ。出ろ、深雪」


「解ってるよー」


深雪がくすっと笑いながら、狭い空間から抜け出す。レオンも続いて外へ出て、すぐに空間を閉じた。


──そして、ばったりと出くわした。


ポルガンの従者、娘娘。フェイ太郎と育てられた、血の繋がらない妹。真っ白なフェレット、赤い目。今は7歳くらいの可愛らしいアルビノ女の子。元がフェレットなので嗅覚が異常に鋭い。


娘娘が鼻をひくひくさせ、レオンを見上げる。


「……居たみゃ。半分ゴブリン男!深雪の良い匂いがプンプンするみゃ。また秘密の場所で引っ付いてたのかみゃ?」


「言うなよ、娘娘」


深雪が小声で睨みつけると、娘娘は面白そうに尻尾を揺らした。


「鹿肉御膳で手を打つみゃ。ポルガン様が二人を捜してたみゃよ。24日ぶりにパンダ様が帰られたみゃ」


「パンダが? 行こう! 深雪!」


「待てってば! レオン!」



パンダー!


レオンが駆け寄ると、そのまま軽々とパンダを抱き上げた。


「今度はしばらく、こっちに居られるのか?」


「レオン! 居られると思うにゃ。」


パンダは嬉しそうに笑いながらレオンの顔を見つめる。


「なんだか顔がスッキリしてるにゃね? 何時も深雪に引っ付いている、カメラの高橋はどうしたにゃ?」


「彼奴は最近、スライムとばかり仲良くしてるぜ。」


深雪が肩をすくめる。


「動物使いに目覚めたらしい。今は休憩中だ。自主的に神殿の落ち葉掃除を神官たちと一緒にやってる。」


「へぇー。高橋さんがにゃ」


レオンがパンダを地面へ降ろす。


「照明と音声は?」


「音声はカメラを回してる。ポルガン達やナルとリアを撮影中だ。」


深雪が指を差す。


「照明は一人で異世界をフラフラ撮ってるぜ。スマホで呼べば近くのゲートに戻ってくる。」


そして、深雪はにやりと笑った。


「そんな事よりさー。デパ地下のお菓子、そろそろ底をつくんだよ。補充して来てくれよー。序でに鈍器ホーテもー」


「解ったにゃ。」


その瞬間。


「ママー! お帰りー!」


ナルとリアが元気いっぱいに駆け寄ってきた。


「ただいまにゃー!」


パンダは二人をぎゅっと抱きしめる。


続いて、ポルガンと真央も息を切らしながら走ってきた。真央は紫色のロリータ服を着ている。


「パンダさん!」


「魔道具と魔石造り、進んでるかにゃ?」


ポルガンは満面の笑みで頷く。


「はい! ぜひパンダさんに見ていただきたいです。試作品もかなり揃いました。」


すると真央が目を輝かせる。


「そんな事より待ってたのよ! 橘に急いで連絡して! デパ地下のスイーツ買い倒れツアーに出発よ! 目指せ東京駅!」


「もぉ、真央さんの食いしん坊。」


ポルガンが苦笑する。


「深雪がデパ地下って騒ぎ始めてからは、魔道具そっちのけで、チャッピーにスマホでスイーツばかり質問してるんですよ。」


「言わないでよ、ポルガン君!」


真央は真っ赤になって抗議する。


パンダは笑いながら頷いた。


「じゃあ、橘と照明が来たらデパ地下巡りに行こうかにゃ。」


「やったー!」


真央とナルとリアが、飛び跳ねて喜ぶ。


「きっとママも行きたがるかも。でも修行の見張りがあるから無理ね。」


真央は少し考えてから、ふと二人を見比べた。


「そういえば、レオン様と深雪さん、最近は魅了し合わなくなったって、ママが褒めてたよ。何か秘策でもあるの?」


「えへへー。」


深雪が意味ありげに笑う。


「おい、深雪。」


レオンが肩を軽く小突く。


「余計な事は言うな。」


「はいはい。」


深雪は笑いながら両手を上げた。


その様子を見たパンダは首をかしげる。


「なんか怪しいにゃ……。」


レオンと深雪は顔を見合わせる。


「「気のせいだ。」」


息ぴったりの返事に、一同は思わず笑い声を上げるのだった。




憧れの東京駅にポルガン君と二人でお出掛け。

真央


私も居ます


子供達とパンダも居るにゃ。

パンダ


鈍器ホーテも行って来てくれ

深雪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。