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リア充天才パンダとレオンの異世界日本化計画※毎日20時更新  作者: ヘタレパンダ


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済 第45話 初めての実戦(導入)


魔王城――。


「よし!」


パンダはドコデモゲートを開くと、千葉へ戻った。


「まずは子供達を迎えに行くにゃ!」



午後。


幼稚園。


「ママー!」


リアが笑顔で駆け寄り、パンダへ飛びついた。


「ただいまにゃー!」


ナルも後ろから小走りでやってくる。


「ママ、おかえり!」


フェイ太郎も尻尾をぶんぶん振って駆け寄ってきた。


パンダは三人をぎゅっと抱きしめる。


「みんな、いい子にしてたかにゃ?」


リアは首を傾げた。


「なんだか一週間くらい、リアとナルとフェイ太郎、幼稚園に預けられてたような気がするよー。」


ナルも腕を組んで頷く。


「そうだ、そうだ。」


「忘れられてたような気がするみゃ。」


と、フェイ太郎。


パンダは苦笑した。


「気のせいにゃ。」


「毎日お迎えに来てたでしょ?」


「……多分。」


「えー?」


リアは首を傾げる。


「変なのー。」


パンダはすぐに笑顔になる。


「今日はね!」


「テレビでパパの活躍が見られるにゃ!」


「ほんと!?」


「ほんとにゃ!」


その話を聞いていた幼稚園の先生たちも嬉しそうに集まってきた。


「今日から特番ですよね!」


「ニュースでも話題になっていました!」


「私たちも楽しみにしています!」


別の先生が笑う。


「ドクター・レオンさんの応援、ご家族みんなでするんですね!」


「そうにゃ!」


リアが両手を上げる。


「パパ、がんばれー!」


ナルも負けじと叫ぶ。


「半分ゴブリン! 半分ゴブリン!」


「今日はどれくらい仕上がってるかみゃ!」


パンダは思わず吹き出した。


「ナル、それレオンに聞こえたら泣くにゃ。」


先生たちも笑いながら手を振る。


「「「「ドクター・レオンって、かっこいいー!」」」」


パンダは照れくさそうに頭をかいた。


「えへへ。」


「じゃあ帰ろうか。」


「明日から二日間、お休みしますね。」


「はい! わかりました!」



レオン邸。


大きなリビング。


百インチテレビの前には、大きなソファが置かれている。


まき。


桜子。


リア。


ナル。


フェイ太郎。


そしてパンダ。


全員がテレビの前に座った。


パンダがリモコンを手に取り、電源を入れる。


「始まるにゃ。」


画面が明るくなり――。


法王庁前からの生中継。


マイクを片手にした深雪が、カメラへ向かって笑顔で手を振った。


「皆さん、こんにちは!」


「異世界放送局駐在員、三角深雪です!」


カメラがゆっくり周囲を映す。


白い鎧を身にまとった騎士団。


杖を構える魔法使い達。


治療班。


物資を運ぶ兵士達。


法王庁の広場は、まるで一つの軍隊のような緊張感に包まれていた。


「本日は、法王庁地下で発生したダークキングスライム討伐ダンジョン攻略の様子を、生中継で二日間に渡ってお届けします。」


「なお、今回の討伐は法王庁の全面協力により、特別に撮影許可をいただいております。」


深雪は少し歩きながら説明を続ける。


「ダークキングスライムは、本来法王庁地下で清掃用、浄化用として飼育されていたスライムが、長年蓄積した瘴気の影響で突然変異した魔物です。」


「幸い現在も地下施設に留まっているため、地上への被害は確認されていません。」


画面には地下へ続く巨大な石の階段が映る。


重厚な鉄の扉には、幾重もの結界が張られていた。


「討伐隊はこの地下施設へ入り、ダークキングスライムを討伐します。」


「地下の通路は広くなく、大人数では戦えません。」


「そのため今回は、前衛の騎士団、中衛の黒魔法部隊、後衛の白魔法部隊が順番に突入する作戦となっています。」


カメラがレオンを映す。


緊張した表情で綺麗な宝石の着いた剣を握り、ミカエラと最後の確認をしていた。身体には幾つかの魔道具アクセサリーをつけている。


「そして今回、皆さんもよくご存じのレオンさんが、白魔法使いとして初めて実戦へ参加します。」


「本人はかなり緊張しているようですが、果たして初陣はどうなるのでしょうか。」




「皆さん、ご覧ください。」


深雪がカメラの前で地下へ続く巨大な石門を指差す。


「この先は、法王庁が管理する地下ダンジョンです。」


画面には古い石造りの通路が映し出される。


壁には青白い魔石が埋め込まれ、薄暗い通路をぼんやり照らしていた。


「この地下ダンジョンでは、法王庁が長年にわたりスライムを飼育・研究してきました。」


「本来は街の排水や汚れを浄化する、大人しい魔物だったそうです。」


カメラが深雪へ戻る。


「しかし、一匹のキングスライムが長年瘴気を取り込み続けた結果、突然変異を起こし、ダークキングスライムとなってしまいました。」


「現在確認されている敵は一匹ですが、ダンジョン化しているとの事なので魔物が住み着いているそうです。ダンジョンは七層に分かれているそうです。」


「討伐隊は、このボス一匹の討伐を目標に地下へ突入します。」


後方では騎士団が整列し、魔法使いたちが最後の詠唱確認を行っていた。


ミカエラはレオンの肩を軽く叩く。


「レオン。」


「あなたは浄化魔法、治癒魔法、結界魔法の担当。黒魔法も使ってみなさい!」


「あなたのサポートとして、騎士団が動きを止める。」


「黒魔法部隊が弱らせる。」


「最後はあなたが浄化魔法で、とどめを刺すの。」


レオンは深く頷いた。


「はい。」


深雪はカメラへ向き直る。


「それではこれより、異世界初のダークキングスライム討伐作戦を生中継でお届けします。」

深雪です


なんと今回、チャッピーが4テイクで書いてくれたぜ!

ちょこっとヘタレが命令と、手直ししただけで済み、ヘタレもホッとしたみたい。


コレから俺達は法王庁の地下に潜る!

楽しんでくれよな!

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