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リア充天才パンダとレオンの異世界日本化計画※毎日20時更新。そんなに全削除して欲しいですか?  作者: ヘタレパンダ


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第98話 千の流れ星 前編



午後――


精神と時の空間・中央広場。


夕暮れまであと数時間。


広場では、花火大会の準備が急ピッチで進められていた。


長岡、隅田川、土浦の花火師たちは、それぞれの法被姿で最終確認を行う。


ドローン班は数千機の飛行ルートを確認。


レーザー班は夜空へ向けた照射テスト。


音響班は世界的ミュージシャンたちとの同期を何度も確認していた。


一方、屋台エリアでは、


焼きそば。


たこ焼き。


焼きとうもろこし。


りんご飴。


チョコバナナ。


かき氷。


フランクフルト。


唐揚げ。


異世界の料理まで並び始め、


祭り会場らしい賑わいになっていく。


世界各国から集まったアーティスト達も、


「日本のお祭りって凄い!」


「いい匂い!」


と楽しそうに歩き回っていた。



その頃。


空から元気な声が響く。


「みんなー!


着替えの時間だよーー!」


キーキーだった。


隣には蜻蛉。


二人とも高級ブランド浴衣姿。


それぞれ箒に跨り、


お着替えカメラを抱えて空へ舞い上がる。


「準備はいい?」


「もちろん!」


二人は顔を見合わせる。


「じゃあ、行くよー!」


パシャッ!


光が走る。


五十人が一瞬で浴衣姿へ変わる。


「おおーーーっ!」


歓声。


「すげぇ!」


「もう着替えた!」


「今回は百種類用意したよー!」


キーキーが嬉しそうに笑う。


「高級浴衣ブランドさんからデザイン使用の許可もいっぱい貰ったんだ!」


蜻蛉も叫ぶ。


「男物も女物もあるからねー!」


二人は空を飛び回りながら、


パシャッ!


パシャッ!


パシャッ!


次々と着替えさせていく。


広場は、


朝顔。


金魚。


桜。


龍。


流水。


花火。


市松。


麻の葉。


色鮮やかな浴衣で埋め尽くされていった。



その中でも一際目立つ二人。


黒を基調とした、


ジャン・ポール・ゴルツェの希少浴衣を着たレオンとパンダ。


深雪が笑う。


「相変わらず目立つよな、お前ら夫婦。」


「これは自前だからにゃ。」


「ゴルツェはデザイン使用の許可が取れなかったからね。」


レオンが苦笑した。


一方、


キーキーは胸を張る。


「でも、高級浴衣ブランドさんはいっぱい協力してくれたよ!」


「竹仙堂!」


「撫松彩堂!」


「源氏彩堂!」


「誉田屋源之介!」


「ありがとうございまーす!」


拍手が起こる。


そのまま、


踊り子四十八人、


女性芸能人、


海外アーティスト達、


ミカエラ、


ランスロット、


ユリウス、


ポルガン、


真央、


リリー、


キーキー、


蜻蛉まで、


全員が高級浴衣へ着替えていった。


娘娘だけは可愛らしい浴衣ドレス姿。


さらに、


ナルとリアは


『花火一番』


と書かれた、お揃いの青い法被。


花火師達は、


長岡。


隅田川。


土浦。


それぞれ自慢の法被に袖を通す。


会場は、一足早くお祭り一色になっていた。



 どこでもゲートが次々と開き、横坂訓練基地から教官や訓練生、自衛隊員たちが続々と会場へ集まってきた。


「今日は演習も兼ねた祭りだからな!」


「屋台もあるぞ!」


 浴衣姿の隊員たちは笑顔で広場へ向かう。


 その時、大きな影が夜空を横切った。


 龍一号、龍二号、龍三号がゆっくりと降り立つ。


「花火大会と聞いて来てみた。」


「日本最高峰の花火師が集まるそうだな。」


「どんな演出になるのか楽しみだ。」


 周囲の人々が道を開ける。


「龍様だ!」


「ようこそ!」


 三体の龍は静かに頷き、少し離れた観覧席にいる龍の兄弟と合流して、腰を下ろした。



 その頃――。


 地球では午前六時。


 世界同時生中継を前に、特設スタジオでは、まき、桜子、フェイ太郎がスタンバイしていた。


「皆さん、おはようございます!」


 まきが笑顔でカメラへ手を振る。


「これから異世界・精神と時の空間より、世界初の未来型花火ショーを生中継でお届けします!」


 桜子も元気いっぱいに手を振る。


「ナルくーん! リアちゃーん! 頑張ってー!」


 フェイ太郎はモニターを見つめながら頷く。


「日本最高峰の花火師、ドローン演出班、レーザー演出班、そして芸術魔法師ナル君とリアちゃんが共同制作した特別プログラムです!」


 世界各国の中継映像が映し出される。


 そして――。


 精神と時の空間・特設ステージ。


 高橋のカメラがゆっくりと中央ステージを映し出す。


 そこへ、濃紺の高級浴衣に身を包んだ五十嵐薫がゆっくりと歩み出た。


 胸元にはワイヤレスマイク。


 帯には扇子。


 浴衣姿とは思えないほど凛々しい立ち姿に、会場から大きな拍手が送られる。


「皆様、本日はお集まりいただき、誠にありがとうございます。」


 五十嵐は深く一礼した。


「これより、日本と異世界が力を合わせて創り上げた、世界初の花火と芸術魔法の祭典を開演いたします。」


 会場から割れんばかりの拍手が響き渡った。



その頃――。


アルメリア公領、魔王国、法王庁をはじめ、世界各地の町や村でも、大型魔法テレビの前には大勢の人々が集まっていた。


「もうすぐ始まるぞ!」


「これが日本最高峰の花火……!」


「ナル様とリア様も出るんだって!」


子どもからお年寄りまで、広場いっぱいに人が集まり、誰もが期待に胸を膨らませながら夜空を見上げるように巨大スクリーンを見つめていた。


世界中が、同じ瞬間を待っていた。



「それでは――開演です。」


シュンッ――。


一本の光が夜空へ駆け上がる。


会場中の誰もが息をのんだ。


ナルもリアも、高橋も、深雪も、世界中の視聴者も、夜空を見上げる。


そして――


ドォォォォン!!


パリパリパリパリ。


夜空いっぱいに、最初の大輪の花が咲いた。





パンダにゃ!


やっぱり花火大会と言ったらオードブルと寿司だにゃ!

パンダは烏龍茶にゃ!

ビールは飲まないにゃ!

誰にゃ?またスライムダイエットするんじゃにゃーのか?とか嫌味を言う奴は?


ここだけの話、パンダは二回目が決まってるにゃ。

深雪なんか三回目にゃよ。

癖になってるにゃ。あのビールデブ!!

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