【第十五話】
先ほどの死骸を集めて村の近くで呼び戻し、新人門番兵士にアレンさんの紹介文を見せながら
「アレンさんを呼んで来てほしい」と伝えた。
「すぐ呼んできます」
元気の良い返事を聞けて満足だ。
その間に村の門の近くにオークの死骸を山積にする作業を行っていると、
「素晴らしい」
振り返ると、アレンさんが立っていた。
「わざわざ来ていただき申し訳ございません。早速売りにきました」
オークの死骸に指さししながら話す。
「ありがとうございます。それでは家の物に運ばせますので、私たちは商会のほうにいきましょう」
アレンさんが側近の方に指示を出す。
「わかりました」
アレンさんのあとを追っていく。
商会についてからは正直驚いた。
金貨10枚が出てきて執事の方が「どうぞ」と言ってくる。
「ありがとうございます」と言いながら慣れないハーブティーに口をつける。
「サン様、オークの死骸は素材に変えれるものを売る場合1体金貨1枚が相場です。ただこれからの期待をこめて、こちらを差し上げます」
ミサンガを差し出される。
鑑定 身代わりのミサンガ
一度だけ死ぬような攻撃をされたさい無かったことにできるアイテム
「これは何ですか?」
わかっているが質問する。
「身代わりのミサンガと言い、何か死ぬようなことが一回おきたさい無かったことにしてくれるアイテムです」
ニコニコしながら答えてくる。
「良いのか?こんな高そうな物を俺にくれて」
アレンさんの好意が嬉しいが、念のため社交辞令で聞いておく。
「もちろんです。受け取ってください」
「ありがとうございます。」
素直に嬉しかった。
「このお金で帰り何か買い物していきます」
「買い物もしていただきありがとうございます。」
「それでは…」
買い物で世界地図、各町の周辺地図、危険地域の地図、歴史書を購入する。
商会を出た後も、美味しそうな肉を売ってるのをみかけ銅貨1枚で購入し買い食いする。
かなり美味い。食べながら高そうな宿屋に着き金貨1枚で泊まり、部屋の鍵を閉めダンジョンにワープした。
ダンジョンで今日あったことを整理してみると
現実世界の考え方で
銅貨が100円
銀貨が1000円
金貨が10000円
こんな感じが相場と考えて良いと思う。
また、地図を確認すると国が一つしかない。
町などの名前は複数あるが現実世界では少し考えられないことだ。
魔物に対抗するために人間が一致団結していることに羨ましさを感じると共に、魔物がいなくなれば国が分裂し人と人が争う世の中になるのかなと考えてしまう。
ただ一番怖いことが危険地域地図だ。
何か所があるがその一つが、この森を抜けて、山があるがその頂上付近の火山地帯に危険なモンスターが多数いること。
おそらくエースはそこに向かった…
とういことはあの化け物達が、この森を抜け火山地帯に行くことが多くなると考えると、この森に来る冒険者は新人~上級者の冒険者は来ないということになる。
最上級の冒険者達しか来ないとなると、ダンジョンのレベルアップの方法を考えないといけない。
そのためにも他の町がどんな場所か調べないといけない。
明日、都にでかけよう。




