【第十四話】
冒険者ギルドに行き、依頼を確認する。
モンスター討伐の依頼を探す。
「これかな…」
依頼内容はオーク討伐。
最近、増殖しているオークを討伐して欲しい。
依頼内容もシンプルでいい。
俺は依頼書を取り、受付嬢のもとへ向かった。
「いらっしゃいませ。サンさん。早速依頼ですか?」
素敵な笑顔を向けてくる受付嬢に少しドキドキしながら、
「そうです。アレンさんに素材を売らないといけないので」
俺も長年の努力で習得した営業スマイルで返す。
「期待してます。」
一瞬、可愛いと思ったが我慢する。
「ありがとうございます。ちなみに、この場所までの地図とかありますか?」
冷静に落ち着いて話す。
「ありますよ。こちらをどうぞ。」
手が少し触れて少し嬉しい。
「何から何までありがとう」
素直に礼を言う。
「サンさんはこの町で久しぶりの冒険者です。あいにく近くには危険なモンスターがいない為、移動が大変ですが、できるだけのサポートを致しますね」
俺はこの子には敵わないかもしれない。
そう思いながら「ありがとう」と言ってギルドを後にする。
村を出た後、渡された地図を確認する。
整備された道路などがあり分かりやすく道中に赤い紐が木に結んであり地図の目印になって分かりやすい。
おおむね徒歩30分圏内だろう。
少し村から離れた場所でも不安の芽をすぐ排除するため、村が治安が良いと考える。
そう考えながら、モンスターがいかにも住んでそうな森の前に着いた。
「ステレス」
闇魔法を唱える。
相手に気づかれにくくする魔法であり、隠密行動の時に重宝しそうな魔法だ。
森の中を進んでいくと木と木の間から、豚みたいなデブが二足歩行で歩いている。
見ているだけでイラつく。
「インパルス」
反応速度を早くする魔法を唱える。
変わりにステレスの効果が切れてオークに気づかれる。
不細工な雄たけびを上げこちらに向かってきたが、相手がどう動くかが見える。
こん棒を避け、思いっきり顔面を殴る。殴る。殴る。
…カンカンカン勝者サン
そんな感じと思えるくらい圧勝だった。
一発一発で歯は折れ、骨のきしむ音が聞こえ、最後は大量の血が流れている。
良いストレス発散になりそうだ。
思わずにやけてしまう。
雄たけびを聞いたオークが次々やってくるので全員次々殺す。
10匹ほど倒したところで、
「シャドウ」
影の中にオークの死骸を全て入れ込み、そのまま村に戻った。




