運命なら
書き溜めてたものです。
そして終業式の日。終礼後。
「先生。私、先生のことが好きです。結ばれることとか、考えてないので、気持ちだけ伝えさせてください。1年間、歴史を教えてもらうだけでなく、いつも気にかけてくれてありがとうございました。もしよかったら、連絡先教えてもらえませんか?今すぐじゃなくて、私が高校卒業とかした時にまた会いたいです。」
「うん。伊藤さんの気持ち、少し気づいてたよ。でも、教師と生徒だから、倫理上連絡先は教えられないんだ。ごめん。でも、きっとまた会えるよ。運命なら。だから、今はお別れしよう。」やっぱそうなるよね。「じゃあ、名前だけ改めて教えてください。」名前を絶対忘れない。メモだってとる。
「うん。俺の名前は、うえだやすたか。ちなみに、今は満28歳です。漢字は、うえだは知ってるよね。やすたかの方は、立つに青の靖って時に昴って字でやすたか。」私は、持ってたメモに書いてみた。「先生!これであってますか?」合ってると思うけどな。「うん。正解。これで、運命で会っても大丈夫だね。あ、でも、写真とかないといけないかな?よし、2人で写真撮ろう!ちょっと待ってね。写真撮って、印刷しよう」先生と写真撮れるなんて思わなかった。嬉しすぎて、耳まで赤くなってる気がした。そして、先生が戻って来た。「俺のスマホでごめんね。すぐ印刷できるから。」「いえ。全然大丈夫です。先生と写真撮れるってことが嬉しいので。」「そう言ってもらえると嬉しいな。よし、撮るか。」「はいチーズ」
「よし、速攻で印刷してくるね。ちょっと待っててね。」やったー 先生と写真が撮れた!!嬉しすぎる。これから直向きに努力して上田先生みたいな教師になる。そう決意した。そんなこと考えてるうちに、先生が戻って来た。「はい、写真。じゃあ、運命で次に巡り会う時まで、さよなら。」
「はい。きっと会えますよね。それまで、さよなら。」




