表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
5/8

異動

ここから少し雰囲気が変わります。


書き溜めてたものです。

それから3学期の中頃は社会の授業に絶対にでて、ときどき他教科も出て、時々保健室で授業を受ける毎日だった。そして、3学期が終わる頃。社会の授業の後に先生のところに行くと、上田先生から言われた。

「放課後、職員室きて」

久しぶりすぎてびっくりしたけど、私は頷いた。

放課後、職員室に行くと、先生はちょっと待ってねと言い、面談室の前で何か書いた。「伊藤さん、ちょっとだけ話そうか」と言われた。私は面談室に入れられた。

「伊藤さん。最近どう?大丈夫?」

「はい!だいぶ教室も怖くなくなりましたし、波瑠と梓も一緒にいてくれるので。」教室が怖くなくなってきたのは事実だけど、大丈夫ではなかった。未だに不安が残ってる。でも、先生に迷惑はかけられない。

「伊藤さん。空元気出してるよね?不安なら不安って言いなさい。」

え?なんで?なんでわかるの?先生に見通されていた。

「なんでわかるんですか?先生の言う通りです。教室が怖くなくなってきたのは事実だけど、まだ不安は消えないです。」

「あのなぁ〜この俺様に嘘をつくなよぉ〜お見通しだぜー by上田 キラーン」絶対これふざけてるよな…苦笑いしてたみたい。「なんだよその苦笑いは」いやいや何このキャラの変わりよう…

「さすがにちょっと引きますよ。キャラ変わりすぎです。大体、俺様って何ですか。」

「うん。伊藤さんが空元気出すなら、俺もこのキャラでいようかなーって思ってね。だって、辛いじゃん。空元気出すのって。」

先生の優しさに触れて、泣きそうになった。でも、意地でも泣きたくなかった。先生に心配かけたくない。

「そういえば、用事何ですか?なんか、話逸れましたね」

「あ、そうそう。忘れるところだったね。実は俺、来年から異動になったんだ。」

え??ちょっと待って。頭が追いつかない。

「ごめんね。最低限、伊藤さんが中学卒業するまでは面倒見たかったし、2人の授業も結構楽しかったのに。けど、決定事項だから俺にも変えられないんだ。」

「いやだ!」大きな声を出してしまった。

「あ。ごめんなさい。もう帰って良いですか?」返事も聞かず私は面談室を飛び出した。先生が異動になるなんてこと、考えたことなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ