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04


何度も何度も考えた。

けれど、そこに答えなんてなくて。

誰も応えてもくれなくて。



「…お前は、何度そうやれば気が済むんだ」



ベッドに倒れこんでいるわたしをまたフィーズが不機嫌そうに見下ろしてきた。

それにわたしが何も言わず、失笑を浮かべると更に不機嫌になった。徐にフィーズが小型のナイフを取り出す。


そのままいっそのことわたしを刺し殺してでもくれないかな、なんて思ったけれど、やっぱりそうそう思い通りになんてなってくれない。


フィーズはこっちではなく、己の手首を少し深めに切った。



「飲め。」

「…アナタも、何度そうやれば気が済むの」



どうして放っておいてくれないの。



「何で泣くんだ、お前は」



顔は不機嫌なのに、頬に触れてくるフィーズの手は至極優しくて。

更に涙が溢れた。



「もうっ…。もう、誰の命も奪いたくない……ッ!」



だから、いっそのことこの優しい手でわたしの命を奪って。



「神に届かない懺悔か。…だが、俺が聞いてやる義理はない」



優しい悪魔は、まるで神のように微笑んだ。





END

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