共同風呂
「あっ、こんな所にいたんだ!」丁度戦士達も図面見ながら顔をのぞかせる。
「階段脇のこの謎スペース何かと思ってたんだ。ロッカーの後に何かあるの?」赤髪の保坂がヒョイとのぞく。
「…なんか水道らしきモノがあるね…なんで?」保坂が意味が分からず悩んでいる。
「ああ〜このマーク!水道の意味なのか!何のマークか分からなかったんだ!…と、ココは…倉庫?」とクリスタ役の太一がキョロキョロしてる。
「ここは住宅として建てられてるから、ホテルみたいなリネン庫は変なんだ。それでロッカーの後にスキマがあるから動かしたら水道が1個出てきた。
で後の棚はタライ置き場だと思う。」笠原が説明する。
「そうかあ〜ギャグで金ダライをCGで作ってお披露目に降らせたけど…元々は、洗面所の概念が存在しない時代に、あれに水を汲んで自室に持って行って洗面してたのか!知らなかった〜」そんな昔でも無いのに人の暮らしは大きく変わったので、皆洗面タライの使い方を知らないのだ。
「そうか!良かった〜さっき共同トイレに汚い洗面台が1個しかなくて!ゲゲッ、ここで皆、顔洗ったり歯を磨いたりしてたの?さすがに汚!って震えてたの!
良かった〜洗面所じゃなかったんだ〜アレは。」恭弥が意外に綺麗好きで驚く。
「まだトイレは見に行ってないや。そうなんだ。きっと後付けで洗面台を手洗い用に付けたんだろね。
元々は…小さな手桶みたいなのしか付いてなかったと思うよ、日本のトイレって。
あれ?どこで見たのかな?」笠原が何かを思い出そうとしてる。
「じゃ、ここで金ダライに水くんで、部屋に持っていってたんだね、各自。そうかあ〜100年前はそれが普通だったんだあ〜」青髪の隆史は腕を組んでフムフムしてる。
「ところで共同風呂があったって話には聞いたけど、今はあるの?」笠原が図面見てる太一に聞く。
「うん、古い図面には書いてあるけど、今はそこはだだっ広いトイレになってるだけなんだよ。それも使われてないし。」と話す。
「そうかあ〜昔は風呂は銭湯が主流だったからなあ〜
銀座にもいくつも銭湯があったらしいし。要らないからトイレに改装したのかもね。」図面を見せてもらいながら笠原もフムフムとうなづく。
「ココって古い部屋は、全く水回り無いんだよな。これで生活出来てたのが不思議だわ!」赤髪の保坂も感心する。
「朝目覚めたら、共同トイレに行って〜ココで自分のタライに水入れて部屋に持っていき、顔洗ったりヒゲ剃ったり歯を磨いて汚れた水は下に流してタライを棚に戻す。って生活してたんだよ。1階の共同風呂は洗ったり水貯めてボイラー入れると共益費かさむから無くなったのかもな?外にいくらでも最新の風呂屋があったし。」ヲタクの隆史は想像してニヤニヤしてる。
何かそそるものがあるようだ。
「そうか!どうせ独身は外の屋台とかで適当に飯食って酒飲んで銭湯行って、このビルに帰るから。要らなくなったんだね?いいなあ〜そんな生活も♪」飲んべえの保坂もニマニマしてる。




