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天宮ハルトの縁談話  作者: 氷室レキヤ
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第一章-2

ハルトは女嫌いではなく、正しくは苦手だ。時が経てば慣れてアリシアとのように普通に接することが出来る。そして、特に苦手意識があるのは年下の女の子。

事実を受け止めて、気絶しそうになっていた。

普段なら立ち去るハルトだが、二人が連れてきた従者男一人に女二人の合計三人に目がいく。

その中の女二人は見知った顔のため留まるしかなかった。

「顔を上げてくれ」

「「はい」」

顔を上げた二人に凝視される。

それよりもハルトが気にしているのは従者二人の視線だった。

「カリバン領 領主の娘。(りゅう)泉寺(せんじ)アリサです」

早々に騎士甲冑の少女。アリサが名乗る。

実はカリバンとマルキアの見分けは目の色で出来る。

アリサやアリシアからわかるようにカリバンは赤色。マルキアは青色の目が特徴的だ。

ハルトの目が青色なのは母親がマルキア出身だからだ。

「マルキア領領主の娘。マリア=へレスティアです」

続いてマリアが名乗ると同時にハルトは危機感を覚え、指を鳴らす。

彼の視界から色が失われ時が止まる。

白と黒の世界で唯一色づくのは彼ら異能者の源であるマナの色である緑。

普通なら目に見えない圧縮したマナの弾丸は左側に立つ男によって切り裂かれていたのでもう一度指を鳴らし、止めた時間を進める。

「…」

想像していたイメージと現実が違うためマリアは驚いてた。

「オいたはほどほどにしとけよお嬢ちゃん」

剣を収めたキリクは余裕の表情。

ハルトが指を鳴らした音は右側にいる宰相に筒抜け、最悪国家反逆罪に問われてもしかたない事実のため、何があったかを明言しないの彼の優しさだろう。

「言われなくてももうしないわよ」

ハルトの力量を見たかったが、キリクがいては見られないとわかり納得したマリアは肩を竦める。

「今日は顔合わせですのでこの辺にしましょう。陛下何かありますか?」

「なら、こいつ等に飯を食わせてやってくれ。それとそこのメイド二人と話がしたい」

「では、他の方は会食の席へご案内しておきます」

指名した二人以外がアリシアの先導により謁見の間から退席。

扉が閉まり足音が遠のいていくのを確認してからハルトはあからさまに不機嫌になった。


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