表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
災いの遣い。  作者: 皐月日大
4/5

初戦と進撃、夕日に染まる町。

攻撃スキルってこんな感じですか?今後、ルビもふっていきます。

 狼ではなく【ブラック・ウルフ】だそうだ。狼が魔素を含んだ植物を食べた動物、あるいは魔物を食べることで蓄積した魔力で突然変異した魔物らしい。これが群れの長になり、群れは積極的に魔物を狩り始めるとか。

「こいつらで試すか。【葉刃鞭草】」

 すると、周りに生い茂る木から葉がふわりと舞い散り、魔物に向けて飛んで行った。手裏剣のような葉の数々を魔物は易々とかわした。初見のはずなのだが、どんな攻撃かわかったようだ。

「へぇ、やるな。これが【危険察知】か」

 【万物鑑定】によれば、その名の通り、直感で察知するというものの極致のスキルだそうだ。本能と直結しているスキルであるので、経験がものをいう。さらに一度でも体感すれば、よほどのことがない限り二度と当てられないといわれている。人間が取得するには武術を極める心意気がないと無理と言われている。

「下手に他のスキルを学習されると面倒だが、他との組み合わせもみたいなぁ」 

【葉刃鞭草】は森での戦闘を想定したスキルだ。ちなみにオリジナル。森で火攻撃は止めてくれとのこと。

 他にも攻撃手段はあるが、今のままだと無駄になりそうだ。

「ほい、【風舞鎌切】」

突風が起こり、狼を傷つける。本当なら解体しているところだが、下降補正されているから、ある程度の傷で済んでいる。おまけに傷口が閉じていってないか。

「あぁ、人間以外は即死しないと再生させるっていってたな」

 人間はほぼ即死させる程の威力を持つスキルはバランス調整のために他の生物に対しては威力激減、回復魔法(微)が付与されている。

「これ、飯とかどうしよう。後で聞くか」

 残念ながらビーガンではないので、魚も肉も食う。まさか、人間を食えというのか。

 魔物は若干、退きつつある。得体のしれない攻撃におびえているのだろうか。こちらも殺すのが面倒になっていたので別に帰ってもらって構わないが、仲間を呼ばれると困る。

「帰れ。次は殺す」

 そういうと魔物は警戒しつつ去っていた。試し打ちには、かなり足りないが仕方ない。

 目的地を東の町にし歩き始める。森の中を歩いているはずなのに疲れない。速度も速いほうだ。

 もう、半分も過ぎているというのに日没まで時間がかなりある。

「車よか早えな。まぁ、あっちも仕掛けてこないし」

 森の生き物たちが攻撃を仕掛けてこないのも要因だろう。だから、草や木の実とかを採取しても、大分余裕がある。

「ん」

 無造作に【葉刃鞭草】を放つ。葉ではなく、枝が急速に伸び始め、それらを捕まえた。

「放せ、この野郎」

 汚いなりをした男が三人いた。手には大型の蛮刀と小型のナイフを持っている。脅す用と実用だろう。

「何か用か」

 山賊であろう男たちは好き勝手吠えている。うるさいので手前の奴を鞭で締める。

「答えろよ、それとも死ぬか」

 締めた男の顔はみるみる青くなり、やがて、白くなった。死んだようだ。仲間の二人は青ざめて、自分たちが山賊で目に付いたから襲う算段を考えていたらしい。【地図】は脳内にも表示され敵意のあるものの詳細を教えてくれる。相手の所持する武器、道具、防具、スキルまで。なので、スキルを試すことも含めて、ここまで来たのだが、結果は御覧の通りだ。

「助けてくれ、後生だ」

「あんたは二度と襲わねぇ」

 無論、助ける義理もない。それに、こちらに移動しているグループがいる。敵意もあり、同じような武装もしているので仲間だ。連絡手段は取りの鳴きまねであり、芸が細かい。

「いや、殺すさ。行きがけの駄賃だ」

 抗議される前に葉で首を落とす。魔物にした時よ鋭く、華麗に舞う。

「これでレベルアップ、称号は【殺人者】か。いいね。わかりやすいのは」

 気分がいい。最後に人を殺したのはあの___。

「おいおい、何してくれてんだ。て」

 男たちは枝や根でできた鞭に絡まれる。大柄な男がリーダーだろう。その子分が20人ほど。

 大きな袋をいくつも抱えており、中身は全てお宝だ。換金すれば、しばらくは食うに困らないだろう。

「やぁ、ごきげんよう。今、最高に気分がいいんだ。けど、君たちのせいでだいなしになるところだ」

 捕まえた男たちの得物も残らず回収する。武器による殺しより、スキルによる殺しがしたい。

「だから、実験に付き合ってくれ。何、そんなに苦しくはないはずだ」

 口も塞いであるので騒音問題も解決済み。さて、どうしようか。


 結局、町に着いたのは日没の少し前。遅くなってしまったが、夕日に照らされた石壁がなんとも言えないオレンジに彩られていたので良しとしよう。

未定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ