森林と確認、優雅な索敵。
保存できてませんでした。ショック。
気づけば森の中にいた。森の中は静かで、それでも都会とは違う匂いはいいものだ。
まずは自分のスキルの確認をしておかなければならない。ここはどこで、何時なのか。現在、太陽は頂点にあるがすぐに傾き始める。大体の時間はわかるがそれも地球基準でしかない。もらったスキルを発動させる。呪文とかはなく、念じるだけでいい。
【地図】
現在地を中心に地理情報を図案化し表示するスキル。一度、訪れた場所の情報を収集、解析する必要があるため未踏の地への地図化は不可。
(管理者権限により制限の開放。世界地理をデータ化し、保存完了。現在、【別考智脳】と接続中)
目の前に半透明な板状のものが出てきた。そこには地図が表示されており、現在地の名前と方角が示されていた。
「ええっと、コンドリンの森で、あっちが北で、東へ20㎞に町があると」
町まではかなりの距離がある。車やバイクなら問題ないかもしれないが徒歩じゃな。
次に確認するのは【地図】とリンクしているスキルだ。
【別考智脳】
脳と接続している演算装置。スキルと接続することで高速起動、演算処理への負担を軽減し、大幅な時間短縮が可能。魔法、魔術では詠唱を省略可能。
スキル同士を接続し、同時起動しスキルの並列作動が可能になる。現在は3基搭載。増設はレベルアップに伴い可能。
要するに外付けCPUだ。少女と話している時に、昔呼ばれた奴が作っていたとか。その元データを参考にしたとかなんとか。
他にもスキルを組み合わせて使うこともできるようにしてくれた。最初から全部一緒にしたらどうかと提案したが、このスキルがあっても、混乱するだろうから慣れてきてからでいいだろうとのこと。
それもそうかと思い、受け入れた。
後は一番有名だが普通は持っていないのでひけらかすのは控えるように言われたのがこれだ。
【万物鑑定】
世界の事象のデータを文字化、表記するスキル。(管理者権限により森羅万象データは現在【記憶庫】に保存済み。【別考智脳】と接続)
スキルは使用者の意図によって独自に優先表記を変更。
鑑定スキルの最高峰だそうだ。これは【記憶庫】がないと頭が破裂するほどの情報量で、【別考智脳】がないとスムーズに取り出せないらしい。
ちなみに【記憶庫】とはどんなスキルかというと。
【記憶庫】
一度でも体験した事象を完全に記憶する。個体の脳により容量は変化する。忘却不可。(管理者権限により【虚空匣】と【別考智脳】並びに【万物鑑定】と接続中)
すごいスキルではあるが、お鉢のサイズによるそうだ。正確には溜め込むだけで放出はできないので決壊するらしい。まれに手に入れる人間がいるそうだが、ほとんどが悲惨な最期を遂げるらしい。
なので、【虚空匣】の一つと融合して隔離しているとか。それはなんだというと。
【虚空匣】
無限に収納できる空間系スキルの連城冬彦への特別仕様。時間経過を無視した保存が可能。
放出された魔法、スキルの保存も可能。任意で放出が可能。
情報も収納可能。【別考智脳】との接続により視覚情報、聴覚情報、嗅覚情報の保存が可能。
【万物鑑定】との接続により任意での分別が可能。
何でもありとはこのことだろうか。
そんなことを考えていると狼、いやでかい狼のようなものが現れた。
次は攻撃スキル。




