隠蔽と宿泊、初めてのギルド。
ルビを考え中
町に着いて、初めに門番である兵士に話を聞くことにした。
門の柱に一人ずついて左側の兵士に尋ねる。右側のは、人を拒むオーラが見えたからだ。
「すまないが、田舎から来て初めてなんだ」
兵士はそれだけ聞くと、説明を始める。
こうゆうのは割といるのか、普通に話し始める。怪しまれてないかな。
兵士、男は金髪、金目で背は高く、隣の男と比べてもやせ型だが、筋肉はある。
「あんた、通行証もないだろ。それと金はあるか。もちろん、通行料だぞ。それで、仮の通行証も発行するんだ。もし、今後も冒険者や行商として働くなら、ギルドに加入するといい」
兵士は説明の後に柱の付近にある扉に案内してくれた。
そこには出入口に二人ずつ兵士がいて、中は簡易的な荷物検査を行う場所のようだ。
危険なものを持ち込んでないかを調べるらしい。金を払い、手荷物は預け、目の前に水晶が置かれている。
「これに触れてくれ。問題がないようなら、手荷物の確認が済み次第、町に入れる」
問題があったら、どうするのかと聞いて置くべきかな。なんて、思っていたが隠蔽が可能のようで、鑑定のスキルを応用するらしい。
全てを隠すのは怪しまれるので、称号【殺人鬼】をまず、隠す。
【殺人者】の称号が経験を経て変化したのだ。これは捕まるだろう。
後は、改造したスキルを隠す。あるのは、一般人のようなステータスばかりだ。
ここまで、来るのにも森を迂回したルートで来た設定を考えている。
それと金は山賊が持っていた錆びかけている鉄の金だ。使えるか心配だったがな。
「おっし、問題なしだ。その袋の中も特に問題ないな。通っていいぞ。ただし、今後、問題を起こしたら容赦しないからな」
とても、いい笑顔で威嚇してきた。器用なやつだ。
やっと、町に入る。その前に。
「ギルドはどこらへんかな」
兵士は指差しをしながら教えてくれた。習慣なのかもしれない。
ただ、少し不安になるな。どうやって来たのかも聞かれなかったし。
兵士はギルドは夜でもやっていることと、宿とかはギルドが勧めるとこにするように言われた。
「俺もいくつか知っているが、空いてるかはわからん。ギルドはそこんところを把握しているからな」
了承し、改めて礼を言い、ギルドに向かう。後ろで手を振る男は兵士に似つかわしくない好青年だ。
実に厄介そうな男だ。
兵士は連城を見送った後、中に入る。先程、支払いに使われた鉄貨の匂いを嗅ぐ。
血の匂いだ。
鉄貨の錆びた匂いもきついが、わずかに血の匂いが混じる。
「あの男に注意しておけ」
さらに森の中での捜索と男が他の通行所を通っているか等を確認させる。
「あの男が万が一、盗賊の一味なら迅速に動く必要がある」
男はしまった顔で命令する。先程の柔和な面影は引っ込んでいる。
彼は本来、こんな田舎で門番の仕事をする人間ではない。
では、なぜか。
ギルドからの情報と彼の持つ情報網から、森にやっかいな連中が潜んでいることがわかったからだ。
連中は慎重な盗賊であり、捕まえるのが難航していた。
それが最近になって、こんな田舎町の付近にある森に潜んでいるとわかり、ここの警備では突破されると判断したために彼が一時的に駐在することになった。
盗賊は下見をかねて、偵察をよこすことも見越した上での判断だったのだが。
直感であの男と盗賊は関係がない。しかし、危険な存在であると感じた。
「あいつは盗賊どもより、厄介かもしれない」
未定




