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111.禁断の木の実

「私と結婚してほしい」


落ち着いた穏やかな声と共に差し出された、薔薇の花束。よくよく見ると包み紙でいくつかに分けられている。


それに気付いてしまったヤマトは、恍惚の表情で花束を差し出す男性・・貴族へ小首を傾げて見せる。隣で盛大に顔を顰めるヴォルフをそのままに、好奇心に従い口を開いた。


「意味。なんでしたっけ」


「1本は『一目惚れ』。5本は『あなたに会えて良かった』。12本は『付き合ってください』。17本は『愛した人を信じる』。合わせて、35本――『私を受け入れて』」


「お洒落ですね。嫌いではないです」


「ではっ」


「私から選ばれる程の自己アピール、愉しみにしています。お花は記念に頂きますね」


ゆるりっ。目元を緩めて見せたヤマトは、ぞくぞくと身体を震わせる彼の横を通り散策の続きを。一拍遅れて続いたヴォルフは、その貴族へ一瞥すらも向けずに。


ぱかりと口を開ける周囲へ意識を向けることもせず、ヴォルフを見上げて一応の確認を。


「知ってます?」


「知るか」


「ですよね。んー……――あ」


ばちりと合った視線。それはギルドで『手合わせ』を提案して来た冒険者で、こてりっ――目元を緩めたまま小首を傾げて見せる。


あからさまに反応したその冒険者は数秒……逃げるか悩んだが、隣のヴォルフが「来い」と言いたげに顎を動かしたので諦めることに。


「なんだよ」


「見ていましたよね。どのような方です?」


「……あー。名前知らねーけど、なんか『美を追求する』とかなんとか」


「それで私に求婚を。納得です」


「すんのかよ」


「? 美しいでしょう?」


再度。こてりっ。なぜこんな確認をしなければいけないのかと、純粋な疑問により傾げられた首。自意識過剰だと言うところだが、確かに美しいのでその言葉は“音”に出来ない。


更に。「ん"っ」との小さな呻きと共に顔を背け、口元を隠し全身で笑いを堪えるヴォルフのお陰……所為、か。それにより、この発言はヤマトにとって心底からの“純粋な疑問”なのだと確信してしまった。したくなかった。


その“純粋な疑問”には敢えて答えず。


「袖にして良かったのか? 貴族サマだぞ」


「問題ありません。戯れも含まれていましたし」


「は?」


「『美を追求する』――だとしたら、プロポーズの体勢にも拘りはあるでしょう。彼は膝をついていませんでしたし、本数の意味も説明してくれました。言動に意味を含ませる貴族が『不粋』と眉を顰める“説明”をすると云うことは、戯れでもあると云うことです」


「……流れ者から聞かれたら答えるんじゃね?」


「その可能性もあったので、『選ぶのは私です』と伝えてみました。彼、喜んでいたでしょう? 愉しんで頂けて何よりです」


「つまり……揶揄った?」


「いえ。本気かと。断られる事を前提に、その上で私の興味を狙ったのでしょう。自分へ意識を向けさせる手段として、確かに初対面での『プロポーズ』はとても効率的だと思います。戯れは……恐らく貴族の面子を保つ為の保険ですね」


「お前今全部暴露してんぞ」


ヴォルフからの指摘。こんな往来で貴族の意図を説明してしまった事への、心配もあるのかもしれない。


しかしヤマトは焦りもなく。


「これも折り込み済みですよ。貴族嫌いのヴォルフさんの目の前でのプロポーズでしたし、私が説明することは確信していたかと。たとえ“そう”でなくとも彼のミスです。抗議を受ける謂れはありません」


「なら良い」


「心配してくれて嬉しいです。ありがとうございます」


満足。目元を緩めるヤマトに呆れの息を吐くヴォルフ。貴族の思考を推測出来るこう云うところは、本当に“っぽい”のでやめてほしい。だからこそイナせたのだとは理解しているが、だとしてもやはりムカつく。


嫌そうな顔をするヴォルフに目元を緩めるだけのヤマトは、知りたいことは知れた。と。


「情報、ありがとうございます。また何かあればお願いします」


その言葉だけで会釈はせず、あっさりと冒険者の横を通り過ぎて行く。建物の中ならまだしも、こんな往来でこれ以上の雑談をする仲ではないから。


しかし相手の方から話題を振られたのなら、普通に会話を続けるのだろう。ノリが良いのか一線を引いているのか、よく分からない生態である。


「――で。何すんだ」


「何をしましょうか。ランツィロットさんは冒険者の皆さんから拉致られたので、ダンジョンは明日に回すとして……確か貴族向けのお店が多いんですよね。ショッピング?」


「欲しいもんあんの」


「いえ。特には。見るだけでも楽しめそうです」


「傲慢」


「え」


「高ぇ店入ったら買わねえとってなんのが庶民の感覚だろ」


「? 欲しくないものを買ってどうするんです?」


「買わねえ為に入んねえんだよ」


「“高級感”と云う圧に負けて、ですか。確かに慣れていなければ流されそうです。――あ。あちらの区画が貴族向けのようですね」


「聞け」


理解はしたが聞く気は無い。ヤマトとしては元の世界で店員の声掛けに「何かあったら呼びます」やら、「手持ちの服と合うか考えたいので集中させてください」やらでシャットアウト。それでも店員がしつこければ無言で商品を棚に戻し、無言で退店していた。


店員側の事情は理解するが、己のペースを乱されることは不快。結果、慣れた店ばかりで新規開拓は稀だった。


こちらの世界でも――いや“あの国”では恐れ多いと話し掛けて来る店員は皆無だったが。それでも他の国では同様だろうなと予想していたヤマトは、


「ご、来店ありがとうございます。ご不明な点がございましたらお声掛けください」


1音目に上擦ったが聞き取り易い抑揚と速さの言葉。すすすっ……と、直ぐに後退したスタッフに満足。


『“黒髪黒目”』と云う存在の危うさと『ドラゴン・スレイヤー』への未知なる恐怖。故の、敬遠。貴族を相手にするからこそリスク回避能力は高いらしい。ゆっくりと吟味したいヤマトからするととても有り難い。


開口一発目に貴族ムーブでシャットアウトすると確信していた、ヴォルフにとっても。王族ムーブはまだしも、貴族ムーブは見たくない。腹が立つ。


ゆるりっ。貴族のように目元を緩めるだけに商品を見始めたので、イラッとはしたが。


貴族向けの店。様々なランクの宝石を使用した装飾品は勿論、手回り品。学園生活に必要不可欠な文具類。


品揃えが雑多なので、この店は貴族向けでもリーズナブルな方なのだろう。


普通、貴族は商人を邸に呼び付ける。しかし、なにせ本当にこの王都は貴族が多い。高位貴族は邸に呼び付けているが、その他の貴族の呼び出しに応える余裕は無い。


なので。今現在、店内には貴族の子達がショッピングをお楽しみ中。婚約関係のカップルもおり、『青春』を満喫しているようでとても微笑ましい。


そんな彼等の視線はヤマトとヴォルフに集中しているが。単調な“日常”に突然現れた、流れ者と冒険者。貴族向けの店に齎された異分子。非日常。


意識を掻っ攫われても仕方ない。


それを知ってか知らずか。恐らく……予想はしているが、興味が無いと切り捨てているのだろう。


「万年筆があるのに羽ペンもありますね。利便性より好みを優先するヒトもいる、と云うことでしょうか。――あ。このガラスペン素敵ですね。ペン先に散りばめられた宝石は……星をイメージしているのでしょうか。黒に近い深い青のインクを使えば、可愛らしい夜空になりそう。女性が喜びそうです」


「お前ちょいちょいロマンチストだよな」


「いえ、そこまででは。でもお土産に良さそうです」


「キアラ達か?」


「レオとテオの婚約者様に」


「、――あ?」


「怒らないでください。よくおふたりに時間を割いて頂いているので、婚約者の彼女達へのお礼です」


「“黒髪黒目(おまえ)”が下手に出んな」


「え。出ていませんよ。“黒髪黒目(わたし)”を優先する事は当然ですから」


「……」


「怖い顔。では、……そうですね。王女様と王妃様、ヴィンスの奥様にも贈りましょうか。『“夜空”のお裾分けです』――のお土産として」


「ロマンチストじゃねえか」


「筆が進みそうです」


「破る」


「ん、ふふっ」


『手紙を添えてみます』と言っていたのだろう。ヴォルフからすると“くそ痒いポエム”を。


受け取り側が態と恋文と捉える可能性があるので、軽率に“黒髪黒目”がやってはいけない事だとは分かっている。ヤマトも端から添える気は無く、これはヴォルフを揶揄っただけ。


それはヴォルフも察している。ヤマトが巫山戯て来たから『はいはい、やめとけやめとけ』との却下。


くすくすっ。愉快だと静かに笑っているので、どうやらこの戯れはご満足頂けたらしい。面倒だとは思うが、愉しめたのならそれで良い。


ふ――と。ずっと注目して来ていたスタッフへその“黒”を向ければ、びくりと肩を鳴らしたが直ぐに近付いて来た。怯えないでほしい。


「ご用件を伺います」


「このガラスペン、宝石の散りばめ方は個体差がありますよね。なるべく似通わないものとインクを、5セット。青空をイメージした包装でお願いします」


「商品の確認と包装に、少々お時間を頂いても宜しいでしょうか?」


「構いません。他にも見たいので」


「どうぞごゆっくりお楽しみ下さい」


礼を示したスタッフは、陳列台からガラスペンをベルベットのトレイに移し店の奥へ。


貴族向けの店。故に作法は洗練されたもの。流石の教育だと、感心。


「なんで青空」


「青空を解いたら『夜空』が手に入る。――中々にロマンチックでしょう?」


「お前が貴族じゃねえの、まじでこの世のバグだと思えて来た」


「流れ者でも、女性への贈り物には気を遣うと思うんです」


「遣い方が“貴族”なんだよ。お前の場合」


「『幻想』を守って差し上げているだけなのですが」


「“黒髪黒目”なら許すだろ。ウチの奴等は」


「そうなんですけど。でも、ほら。この造形美なので。“らしく”しておいた方が良いかな、って」


「だから求婚されんだよ」


「審美眼が確かなヒトですよね。――あ。あのピアス、ヴォルフさん似合いそう」


「両方先客」


「軟骨が空いていますよ」


「我儘で他者(ひと)に穴開けるって? 傲慢も程々にしろ」


「私とお揃いにします?」


「やめろ。お前は穴開けんな」


「こういうのを『過保護』と言うのでしょうか」


「アホ。“黒髪黒目”の『価値』を落とすな」


「やっぱり、変に不便。……イヤーカフは?」


「何でお揃いにしたがんだよ」


「そろそろ必要かなって」


「なにが」


「んー……、ん。『ドラゴン・スレイヤーが執着している冒険者に手を出せると思うな』とか」


「!――……いつから気付いてた」


「あ。既に、ですか。ヴォルフさんを通して、私を利用したいと。度胸がある方々ですよね」


「……変な噂立つぞ」


「私が原因のようなので、多少の噂は構いません。存分に『ドラゴン・スレイヤー(わたし)』を利用してどうぞ」


だから態々、貴族向けの店に来たのだと。ヴォルフに――『ドラゴン・スレイヤーの持ち物』に、ちょっかいを掛けるなと。この宣言を子供達の間で回らせ、子から親へ報告を上げさせる為に。


これは、まだ訪れていない国……故に『ヤマト』の危険さをまだ知らない貴族達への、警告でもあるのだろう。


その上で手を出そうとするのならそれは“その程度”の判断力しかなく、であれば『ドラゴン・スレイヤーの逆鱗』に触れ兼ねないとその国のトップが勝手に処理するだけ。


そう確信しての発言なのだと。


理解。……したくはなかったが。完全に『私物です』と言っている。腹が立つ。


しかし。この場では「冒険者を私物化すんな」とは言葉にせずに。


「使ってやるよ」


『支配者』からの独占欲。自分は独占してもらえる(・・・・)存在なのだと云う事実に、不可避の優越感に浸りつつ。お言葉に甘え、自分はドラゴン・スレイヤーを使える(・・・)存在なのだとの宣言。


身の程知らずの愚者達へ知らしめる為にも。


それでもその黒髪を雑に撫でながら、口角を上げ『冒険者を私物化すんな』と含ませて。ヤマトなら伝わると確信して。


「ん、ふふっ。髪、整えてくださいよ」


「やなこった。さっさと選べ」


「はい」


乱れた黒髪をそのままに、装飾品のコーナーへ。通路には子供達が居るが、自然と道が開かれたので『なんかヤバい存在』と思われているのかもしれない。正しい認識である。


悠々と足を進めるヤマトに続くヴォルフは、早速イヤーカフスを選ぶヤマトに腕を組み呆れの溜め息を。こっそりと。


こいつ……




店の雰囲気に呑まれてんな。周り貴族のガキだらけだし。貴族んとこの使用人だろう奴等も居るし。


意外と流され易いんだよな、このアホ。いや、流されっつーより……合わせてんだろうが。


これが“貴族ムーブ”じゃねえだけまだマシか。本気で貴族ムーブしたら、こんなもんじゃ済まなかった筈。これで面倒も減るだろうから、……まあ。


感謝はしてやるよ。




くつりっ。ひとつ、喉を鳴らすヴォルフ。


視界の“黒”が髪を耳に掛けてから、手に取ったイヤーカフを耳に当てながら振り返ったから――


「どうです?」


「その“顔”に合わねえもんが在るって?」


――冒険者としては称賛に入る言葉なのだろう。


満足と笑む造形美。良いものを見た。


自他共に認める面食いのヴォルフはブレない。







「――で、お揃い(それ)ね。とうとう付き合ったのかと思ったわ」


「まじやめろ。気色悪ぃ」


心底嫌だと顔を歪めるヴォルフは、変わらず恋愛対象は女性。ヤマトのことは“顔”と、手に負えないクソガキっぷりを大変お気に召しているだけ。相変わらず趣味が悪い。


夕食時。


何故か宿に来たランツィロットはヤマトから部屋に引き摺り込まれ、高級な料理を堪能中。ヤマトが払うと言ったので遠慮はしない。それが許される関係となった。高級な酒もとても美味しい。


「そーいや、ヴォルフのピアスって魔道具?」


「んなもんに頼るかよ。兄貴経由の、母親の形見」


「じゃあヴォルフさんの髪と目の色、お母さん譲りなんですね。ピアスの色、合っていますし」


「ん」


「先に確認しておくべきでしたね。大切な形見よりも上に付けさせてしまいましたが、良かったんですか?」


「気にしてねえ」


「なら良かった」


気は遣うが、ヴォルフ本人が気にしていないのならヤマトも気にしない。素直なのか、自分勝手なのか。


『素直で自分勝手』で間違いない。


「実は、ランツィロットさんにも買おうとしたんですけど」


「まじやめて。あんたと噂なりたくない」


「傷付きます」


「んな訳」


「ふふっ。でも、ランツィロットさんなら上手く躱すかなって」


「そりゃまあ。下手な付き合いしてないし、貴族嫌い(ヴォルフ)よりは」


「大陸唯一のソロSランクですしね。――ぁ。もしランツィロットさんが人類の敵に回ったら、高ランク冒険者達に緊急招集が掛かる?」


「なんで俺急に悪者にされたの」


「只の“たられば”です」


「……まあ。ヴォルフのパーティーには掛かるだろうな。招集」


「強敵と戦えて良かったですね。ヴォルフさん」


「活きの良い獲物で腕が鳴るぜ」


「だからなんで俺悪者」


呆れた声で。しかし面白いなと思いながら。


たとえ“たられば”でも。大陸唯一のソロSランク冒険者――その本人を前に悪者扱いして許される者が、一体どれ程に存在するのか。


いっそ『非常識』の権化だなと愉快に思うランツィロットは、以前の――


「真っ先にヤマトに来るでしょ。俺の討伐依頼。ちゃんと殺してくれよな」


「先ずは周りの説得から頑張ります」


――答え合わせ。


ドワーフの国の工房で『だから望むんだろ』と口にした、ヴォルフ。それが合っているのか。ヤマトが『殺されるのなら“友人”からが良い』と、本当にそう考えているのか。


結果は『ヒトの不殺を懇願して来る皆を説得してから、しっかり殺してあげます』と言うような返事。ヤマトは名言していないが、合っているとの確信がある。ヴォルフが分析した通りの思想。


どんな環境で生きたらそんな思想になるのか。大陸唯一のソロSランク冒険者を殺せると宣言する、その自信。本当に非常識で、傲慢で。


ウケる。


「アホ。お前は拘束だけにしろ。俺が殺す」


「私も花を持ってみたいです」


(はな)が何言ってんだ」


「そろそろ『精霊王』で写真を撮ってもらいに行きますね」


「何の話だよ」


「あれ?」


その促しではなかったのかと首を傾げるヤマトに、まじでどんな思考回路だよ……と呆れるヴォルフ。今回は本当に理解が出来ない突飛さだった。


ふ――と。ランツィロットを見ると、愉快そうなニヤニヤ顔。……あぁ。なるほど。




そもそも俺から殺される気だったのか。こいつ。


俺が、ヤマトにヒトを殺させないと確信して。『ヤマト』の価値を貶めないように。実質個人Sの『ヴォルフ(おれ)』を信頼して。


その“たられば”は起きねえから別に良いけどよ。




それでも。演技掛かった溜め息を、ひとつ。


満足そうに酒を煽ったランツィロットが、予想通り『過去を思い出す暇もなく“ヤマト”を娯楽にしている』のだと。ヴォルフもその娯楽に巻き込まれてはいるが、ランツィロットの精神面が安定するのなら構わない。


安定している間――突拍子もない言動連発の『ヤマト』に思考を奪われ続ける限りは、その“たられば”は起きないのだから。これは、一種の……精神安定剤のようなもの。


だから『クソガキ』は嫌いじゃない。と。


「――あ。学園祭。来て良いって」


「なぜランツィロットさんに連絡が」


「知らねー」


どうやらこれが、宿に来た目的だったらしい。


憲兵達から怯えられているのかもしれない。特に気にならないので、食事を愉しむことにした。




閲覧ありがとうございます。

気に入ったら↓の☆をぽちっとする序でに、リアクションやブクマお願いしますー。


そういう理由での『クソガキは嫌いじゃない』なんだと驚いている作者です。どうも。


いやほんと、もう……ね。

キャラひとり歩きって、何か色々と怖いね。

想像以上にヴォルフが『ヤマト』に依存してて、作者もちょっとビビってる。

そらこんな規格外のアホが近くに居たら思考も感情も奪われて、“過去”に感情を乱されて絶望や自暴自棄になる暇なんてないよね。

うんうん。わかる。理解出来るよ。


どうしてこうなった。

(A.キャラひとり歩きの弊害)


※何度も言うが決してBLではない。

(悪質なブロマンス系スローライフ)


お揃いのイヤーカフは貴族向け商品なのでアレルギーを考慮しての魔石製で、黒い宝石が埋め込まれたもの。

黒はふたりの色に合いますし、大抵の色と合うので服のコーディネートにも支障ありませんからね。

魔石製だけど魔道具ではないです。


あ。ヴォルフは私服適当ですが、主人公はお洒落するの好きですよ。

ちゃんと『昇り龍コート』非装備の完全オフ日もあります。

作者が完全オフ日を書いてないだけ。

いや主人公は常にオフなんですが、こう……主観的な感覚で「今日はオフ〜」のノリでね。超自由人。


ヴォルフにちょっかい掛けようとしている貴族達、対象が『ヤマト』なので相手が悪過ぎるからやめときな。

お家取り潰しで済まなくなるよ。

まあ今後主人公がしっかり“やらかす”ので、貴族達はちゃんと諦めるんですがね。

“やらかし”、おたのしみに。


プロポーズして来た貴族。

利用価値とか一切考えずの純粋な一目惚れだよ。

『美を追求する』性質故に美しいものに目がない。

主人公の性質の情報は得ているけど、本当に外見にしか興味ない。

“造形美”からの我儘全力ウェルカムだし、どんなに高価なものでも全て手に入れてあげたい。

貢ぐ為に商売を始めても良いと思っている。

でも「あれもこれも!」じゃなくて、心底から惹かれるものだけだよ。

恐らく主人公と同じで、手に入れたものには執着心が増すタイプ。


つまり、絶対に捕まってはいけない24時。


まあ傍若無人のヤマトくんなら今回みたいに躱すので、大丈夫だ。問題無い。

じゃないなら多方面から色んなお手紙が届きますからね。


※そもそもBL話ではない。

(信じてください)


翌日、『青空』をイメージした包装のプレゼントを婚約者へ渡す数人の令息が目撃された。


次回、学園祭。

よくある“婚約破棄もの”未遂。

学ぶ場所。


遅ればせながら。

こちらも読んでくださってとても嬉しいです。

くそ性格悪い話だけど大丈夫???

無理ならご自分のタイミングで切ってくださいね!

それまではまったりとお付き合い宜しくお願い致しますm(_ _)m


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