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私の大切なたからもの  作者: 黒猫マグカップ
35/40

おかえり!

【35】



今日は子供たちが義理の母の家から帰ってくる日。

夕方到着予定。

待ち遠しくて、空港には2時間前に着いた。


子どもたちと、どの店に入ろうか悩んだり、飛行機をぼーっと見たり、今日の夜ご飯は何を作ってあげようか考えたり...

(でもらいととこーやに聞けばいいか。多分、ラーメンとか言うんだろうな~)なんて考えながら、あっという間に2時間が経つ。


発着の掲示板を見ながら、わくわくして到着ゲートに向かう。

順番に出てくる人を凝視して子どもたちを探す。

まるで宝さがしをしているかのように、瞬きも極力しないで探す。

目が乾く...


───来た!


添乗員さんの後に子供が二人。

ちゃんと列を乱さないように歩いている。

真っ黒に日焼けし、さらには髪の毛も短くさっぱりしている。


らいととこーやも遠くから私を見つけ、らいとは動じず、こーやが「ママ!!」と駆け出そうとする。

それをらいとが止め、こーやの手を引っ張る。


添乗員さんが親に受け渡すまでは、勝手な行動をしてはいけないと、らいとはわかっているのだ。こーやも状況を察してらいとに手を引かれながらちゃんと歩きだした。


えらいぞ!ふたりとも♪


「お待たせいたしました。おふたりとも良い子でしたよ」

「お世話になりました」

「またのご利用お待ちしてますね」

「はい、ありがとうございます」


らいともこーやも添乗員さんにバイバイ、と手を振る。

「らいと、こーや、真っ黒だね~、いっぱい遊んだね!」

「うん!パパのお兄ちゃんがいっぱい色んなとこ連れていってくれたんだよ。」

「川で遊んだ!」

「あとねー山も行った!」

「鉱山探検も行ったんだよ。これお土産だよ!」

と言って、らいとがリュックから金色の石を出した。

パイライトという、鉱山の天然石らしい。


「鉱山にね、たくさんこの石があるんだよー。」

「こーやの方が長いの採った~!」

「へぇ♪すごいねー。」

「ママも今度行こうね」

「うん。行きたい♪」


帰りの車の中は子供たちのお土産話で盛り上がる。

とにかく楽しかったようだし、色んなことを経験させてもらって本当に感謝だった。


「あ!そうだ!夜ご飯は何にしようか?ママなんでも作っちゃうし、食べに行ってもいいよ!」

「「赤いきつね!!」」

「え?赤いきつね?」

「だっておばあちゃんちで焼き肉ばっかだったもん。うどん食べたいよ。」

「こーやも赤いきつね!」

「そっか。じゃあ赤いきつねにしよう♪」

「やった~!!」


なんとも。。安上がりな子供たちだった。

自分の料理が選ばれなかったのは寂しいが、明日からたくさん作ってあげられるし、まっ。いっか。今日はお湯入れるだけ。







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