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第2360話 麻美と亜美の御朱印巡り

今日は御朱印巡りに行くつもりの麻美。

 ☆麻美視点☆


 3月6日は土曜日。

 今日は緑風のバイトもお休みという事で、私は1人で車を走らせ、御朱印巡りを予定してます。

 御朱印巡りアプリを開いて近場の御朱印な頂ける神社等を調べてみる。


「むむ。 これは……」


 今は便利な時代で、御朱印マップなるアプリまである。

 何処に御朱印が頂ける神社等があるかがわかる上に、参拝済みの社寺にはちゃんとマークも入れられるのだ。

 そんなアプリを見ながらふと気付いた事は。


「北房の御朱印、制覇してる!」


 そう! 何と、房総半島の北半分の社寺には全て参拝済みのマークがついていたのだ。


「私はいつの間にこんなにー」


 別の御朱印アプリを開いて見ると、確かに数は合っている。

 どうやら本当に北房を制覇してしまったらしい。


「という事は、今日からは南下しながらの御朱印巡りになるか」

「ふむふむ。 南下するんだね」

「のわーっ?! 亜美姉、いつの間に背後にー?!」

「麻美ちゃんの『むむ、これは……』の辺りぐらいからだよ」

「ちょっと前からー?!」


 全然気付かなかった。

 恐るべし亜美姉ー。


「御朱印巡りするの?」

「うむー。 北坊が終わったから、今日からは南下ー。 とりあえず南西部の外房から攻めていくつもりー」

「そかそか。 じゃあ出発だよ」

「ほへ? 亜美姉もついて来るの?」

「うん。 美夕も連れて行くよ。 マロンとメロンは『皆の家』に預けておくけど」

「おー」


 御朱印巡りは私の趣味の一つであり、仲間内でも他に集めている人は、たまにやって来る姫百合凛さんだけー。

 なので基本的に御朱印巡りする時は1人で出かける事の方が多いけど、今日は亜美姉がついて来るようだー。

 車の運転替わってもらえるから助かるー。


「じゃあ『皆の家』に寄ってから出発だー」

「いぇい」


 

 ◆◇◆◇◆◇



 マロンとメロンを「皆の家」に連れて行った後、私と亜美姉、美夕ちゃんの3人で御朱印巡りに出発ー!

 目指すは房総半島の南西部外房辺りの神社だー!


 ブロロロ……


「でも凄いねぇ。 房総半島の北半分の御朱印コンプリート」

「なはは。 私もびっくりー」

「ちょこちょこ御朱印巡りに出かけてたもんねぇ」

「車の免許取ってからは行動範囲が広がったー」

「うんうん。 このまま千葉県の御朱印をコンプリートだよ」

「うむー」


 私の御朱印仲間であり日本のトップアイドルのゆりりんは、ツアー等で全国を飛び回る関係上色々な場所の御朱印を頂いている。

 が、逆に一ヶ所に集中しているわけではない為、本当に疎らになっているらしい。

 とはいえ、全国の色々な御朱印は羨ましい。


 ブロロロ……


「美夕ちゃん大人しくしてるねー?」

「今は寝てるからね」

「すー……」

「参拝中に泣かないかなー?」

「そればかりはわからないねぇ。 何せ気まぐれだから」

「なはは。 たしかにー」


 赤ちゃんがいつ泣くかは本当にわからないのだー。

 今だって大人しく寝ているけど、数秒後には目を覚まして泣く可能性もある。

 母親って、いつでもそれに対応しなければならい大変な人達なのだ。



 ◆◇◆◇◆◇



 ブロロロ……


 車を走らせる事小一時間ー。

 房総南西部の外房付近に到着し、コンビニで休憩を取る。


「んぐんぐ。 ぷはーっだよ!」

「亜美姉、ジュースでもそれやるのー?」

「やるんだよ」

「あーい」


 美夕ちゃんも目を覚ましてベビーカーの中で大人しくしているー。


「なはは。 まずはこの大宮神社からー」

「うむだよ。 出来る限り沢山回りたいね」

「うむー。 南部の方は北部より数馬少ないけど、地元との距離があるから大変ー」

「確かにだねぇ。 ならばあえて遠い所から攻めるのはアリだよ」

「なはは。 心配無用ー」

「むむ? 心配無用とは?」

「時間かかる場所は泊まりで巡るー」

「な、なるほど」


 移動時間ぎかかる場所に行く場合は、初日は数ヶ所だけ回り、2日目にがっつり回って帰るプランを立てるのだー。


「麻美ちゃんって、色々趣味持ってるけどどれも長続きするよねぇ」

「どれも楽しいー」


 飽きるという事を知らないのであるー。


「本当に凄い熱量だよ」

「なはは!」


 休憩も終えて、ここからは順番に神社を参拝していくぞー。

 車に乗り込んで出発ー!


 ブロロロ……



 ◆◇◆◇◆◇



 大宮神社での参拝を進めて、社務所で御朱印を頂くー。


「御朱印お願いしますー」


 チャリン


 ここでは御朱印をしっかり手押ししてくれるらしいー。

 最近では御朱印の印刷された物を手渡ししている所も多い。


「ありがとうございました」


 ぺこりとお礼ー。

 亜美姉もしっかりと頂いている。

 その間、美夕ちゃんは実に大人しくしているー。

 偉い子だー。


「もらったよ。 次行こうねぇ」

「うむー。 次はちょっと南下したところにある島穴神社ー」

「らじゃだよ」


 亜美姉と一緒に車に乗り込み、近くにある島穴神社へ向かうー。

 その次は2ヶ所か3ヶ所回りたいー。



 ◆◇◆◇◆◇



「お願いしますー!」


 チャリン!


 これで本日5ヶ所の御朱印を頂き満足ー!


「いやいや。 結構ガッツリ回ったね。 この辺は木更津市かな?」

「うむ。 木更津ー」

「帰るとちょうど良い時間になりそうだねぇ」

「19時ぐらいー」

「美夕も終始大人しかったねぇ。 偉い偉い」

「あー?」

「なはは。 本当に今日は泣かないねー」

「たまにこういう日があると助かるね」

「うむー。 じゃあそろそろ帰ろー」

「うむだよ。 あ、そうだ。 今度希望ちゃんとうちの両親を誘って城崎温泉に行くんだけど、藍沢家も一緒にどうかな?」

「おー?」


 その城崎温泉旅行は、希望姉が昨年の西條家クリスマスパーティーのビンゴ大会で当てた家族旅行券だ。

 私達はもちろん当てていない為、自腹でついて行く事になるけどー。


「相談してみるー」

「うん。 決まったら教えてねぇ」

「りょーかーい」


 お姉ちゃんは多分即答で行くって言うだろう。

 後はお父さんとお母さんだ。

 お母さんは清水のおばさんと仲良しだから、ノリ気にはなりそうだけどー。


「家族合同旅行になったら良いねぇ」

「夕也兄ぃは?」

「夕ちゃんは残念ながらお留守番なんだよ」

「じゃあ宏太兄ぃもかー。 渚は連れて行くー」

「うん。 この前のスキー旅行の時と同じだけど、美夕と美夜ちゃんが増えるよ」

「おー! 楽しみー」


 帰ったら早速お姉ちゃんに話して、明日はお父さん達に話をするぞー。


「ところで城崎って何があるー?」

「有名な場所だとマリンワールドかな?」

「おおー」


 希望姉が喜びそー。

 美夕ちゃんと美夜ちゃんにはまだ何が何だかわからないだろうけど。

 

「急いで帰るー!」

「安全運転でねぇ」

「りょーかーい」


 ブロロロ……


 事故はしないように安全運転ー!



城崎温泉旅行の話も出て来たようだ。


「紗希よん。 城崎って遠いわよね?」

「ちょっと距離あるねぇ」

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