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第2358話 オフコラボ終了

オフコラボが終了しお風呂に入る紗希達。

 ☆紗希視点☆


 風花ちゃん達とオフコラボ配信を終えた私達は、お風呂に入る事にしたわよん。

 何故か亜美ちゃんと麻美、それと弥生もついて来たけど。


「だはは! 中々おもろい配信やったで。 そやけどあの絵、どないやって動いてんの?」

「絵じゃないよ弥生ちゃん。 あれは3Dモデルだよ」

「どっちも一緒やん」

「あはは」

「なはは! あれはトラッキングっていう技術を使っているんですよー。 カメラとかトラッキング用機材と、アプリとかのソフトを連携させる事で、演者さんの実際の動きを3Dモデルにトレースさせる事が出来るー」

「ですです」

「ほぉー。 凄い技術なんやな」

「技術の進化は凄いんだよ」

「うむー。 数年前までは同じようなシステムでも動きはカクカクだし、大きな動きは対応しきれなくてモデルの関節が変な方向に曲がったりして、上手くいかない事も多かったんだよー」

「ほぉ」

「でも、今日使わせてもらった機材は特に凄かったですよ」

「西條グループの最新技術を使ったトラッキングツールだよ。 熱感知式になっていて、送信機を取り付けた物体の熱を感知し、その熱源の動きをトレースする形式になってるんだよ」

「な、なるほど、わからないですけど凄い事はわかりました」

「つづみちゃん、難しい話は苦手だもんね」

「きゃはは」


 ちなみに私も良くわからないわよ。

 亜美ちゃんも随分と西條グループの人間に染まってきたわね。


「そうだ。 配信の中で『プライベートでも遊びに行きたい』ってお話してたよねぇ?」

「そうですね」

「ゴールデンウィークの配信スケジュールとかどうなってるかな?」


 と、亜美ちゃんが何やら2人に配信スケジュールを確認しているわよ。


「うーん。 ちょっと見てみないとわかりませんけど、イベントとかは無かったはずだからあっても通常の配信くらいかと」

「ですね」


 それを聞いた亜美ちゃんは「なるほど、むふふ」と、含み笑いを見せた。

 な、何を企んでるのかしら?


「5月2日に、サイジョーカフェのオリジナルメニュー展示会が開催されるのは知ってる?」

「あー、何かネット広告で見ました」

「よく流れてるっすよ」

「西條グループの喫茶チェーン店だから私達も見に行くんだけど、もし良ければご一緒に参加しませんか?」

「おお!」

「良いんですか?!」

「もちろんだよ。 2人の都合が合えばだけど」

「予定空けておきます!」

「っす!」


 何だか凄い前のめりね。

 でも、ゴールデンウィークに皆で遊びに行けるのは楽しみだわ。


「あの、仲間にサイジョーカフェに無茶苦茶詳しい人がいるんですけど、その人にも声掛けて良いですか?」

「おおー。 是非是非お願いしますだよ。 その展示会は各店舗にあるオリジナルメニューの人気投票でもあるから、人数は多いに越した事が無いんだよ」

「では、今度話をしておきますね」

「ありがとうだよ」

「こちらこそお誘いありがとうございます!」

「何や話がどんどん進みよるな」

「なはは! 緑風の皆も行くんだよねー?」

「うん。 かなりの人数になるから、大きめのバスを手配しないとだね」

「緑風とは?」


 ここで知らない名前が出てきたので、風花ちゃんが首を傾げる。

 すると、亜美ちゃんが目を光らせて早口に説明を始める。


「緑風はね、この町にある小さな個人経営の喫茶店なんだよ。 ここのフルーツパフェは特に絶品で、私も良く食べに行くんだよ。 良かったら明日帰る前に案内してあげるよ」

「は、早口」

「だはは!」

「なはは!」

「きゃはは!」

「でも、フルーツパフェ……」

「食べたいっすね」

「うんうん。 明日連れて行って上げよう」


 亜美ちゃんはとても満足そうな表情を浮かべている。


「ちなみに明日は私達がバイトの日だぞー。 サービスするー」

「え、バイトしてらっしゃるんですか?」

「うむー」

「ここにいる人、皆プロスポーツ選手と何かを兼業してるんですか?」

「まあ、そういう人多いわよん?」

「私はバレーボール選手、西條奈央ちゃんの専属秘書、小説作家の3つだよ」

「し、小説?」

「なはは! 私も小説家ー」

「ふ、2人も小説家がいるんですか?」

「しかもどっちも超有名人やで」

「こっちがあの伝説の音羽奏で、こっちが最近映画で大ヒットした『時を越えて』の原作者のアサミよ」

「えぇっ?!」

「こ、このお屋敷に居る人達って化け物しかいないんっすかー?!」

「人間だよ」

「きゃはは」


 私達って他の人達からするととんでもなく凄い人間らしいわね。

 あんま自覚無いけど。


「ちなみに、私と麻美ちゃんの事はオフレコだよ」

「口外禁止ー」

「は、はい」

「気を付けます!」

「うむー、頼むー」



 ◆◇◆◇◆◇



 お風呂から上がった私達は、まだ皆がいるであろうリビングへ移動する。


「ふぅ、良いお湯だったわー」

「だはは」

「なはは」

「戻ってきたので、私達が次お風呂入ってきます」

「いってらー」


 私達と入れ替わりで、マリア他5名が席を立ちお風呂へ向かう。


「配信お疲れ様でしたわね。 西條グループの最新鋭のトラッキング機材どうでした?」

「凄かったです」

「モデルがヌルヌル動いてやばかったっす」

「おほほ」


 西條グループの技術力ってどうなってんのかしらね……。


「あ、奈央ちゃん。 この2人と他の同業の方もゴールデンウィークの展示会に来る事になるかもだよ」

「あら、そうなの?」

「はい」

「っす」

「了解ですわ。 バスも大きめのやつがいるわね」

「うむだよ」


 ちなみに西條家の私有バスはどれも超豪華。

 一番大きいのともなると、中でパーティ出来るレベルよん。


「楽しみにしてます」

「してますっす」


 私も楽しみだわ。

 ゴールデンウィークのサイジョーカフェ展示会。

 一体どうなるのかしら?



 ◆◇◆◇◆◇



 時間も時間で、明日には帰るというVドル2人も居る事なので早めに寝る事に。

 今日ももちろん、Vドル達と一緒に寝るわよん。


「こんなに楽しい毎日を過ごしてるの、普通に羨ましいですね」

「ねー」

「きゃはは。 本当、毎日賑やかで楽しいわよ」

「また来ても良いですか?」

「もちろんよ。 弥生も言ってたけど、一回会えば友達ってね」

「紗希ママは私のママだけどね」

「そうっすねー」

「きゃはは」


 キャラクターデザイナーになってから一番大きな仕事だったVドルのデザイン。

 その子も私をママと慕ってくれていて、こうやってオフコラボなんて事まで出来て、本当に嬉しい事ね。


「東京と千葉なら弥生達も良く行き来してるから、そんな大変じゃないだろうし」

「ですね。 今回もすぐに来れましたし」

「だねー。 とりあえずゴールデンウィークのサイジョーカフェ展示会前には絶対に来るっす」

「じゃあその時にまたオフコラボ出来るわね」

「おお! 確かに! また計画立てなきゃ」


 こうしてまた楽しみが一つ増えていく。

 本当に幸せね、私は。

Vドルとも今後付き合いが?


「奈々美よ。 また仲間が増えたわね」

「うんうん。 言い事だよ」

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