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第1180話 諏訪大社

長野県観光2日目。 

 ☆亜美視点☆


 長野県観光旅行2日目です。 初日の昨日は移動と松本城の観光に時間を使ったわけだけど、2日目の今日は諏訪大社や諏訪湖を観光するという事。 朝ご飯を食べて早速バスに乗り込み移動。 まずは諏訪大社へと向かうよ!


「諏訪大社ってどんなとこなんやー?」

「諏訪湖周辺に4か所の境内地を持つ神社だよ。 諏訪明神は五穀豊穣、武勇、また、生命、生活の源を守る神として崇められているよ」

「ほう」

「清水先輩、本当に何でもご存知なんですね……」

「だから皆からはアミペディアって呼ばれてるのよ」

「アミペディアじゃないよ」


 私をそう呼ぶのは大体奈々ちゃんである。 私はあまりアミペディア呼びは好きじゃないからね。


「でも清水さんの知識量にはいつも驚かされるわよね」

「それやねんな。 どないなってんのや亜美ちゃんの頭は」

「普通だよ」

「普通じゃないわよ……この子、小さな頃から何でも知りたがる子だったのよ。 色々な本読んだりして気になる事を調べてるうちに、バカみたいな知識量を手にしたのよ」

「バカみたいって……」


 奈々ちゃんに言われるのは別に良いんだけどさぁ。


「でもやっぱり凄いですよ。 清水先輩って本当に何者なんでしょうか?」

「人間の者だよ」

「なはは! でも人間離れしてるー」

「むぅ」


 私の周りの友人は、どうしても私を普通の人間とは認めてくれないようである。



 ◆◇◆◇◆◇



 バスは諏訪大社へとやって来たよ。 


「ここは4つある社の内の1つ。 上社本宮だね。 何と縁結びの祈祷をしてもらえるよ」

「へぇ」

「ちゅうても、あんさんらもう縁結びやらなんやら関係あらへんやん」

「まあ、ほとんどが結婚決まってるような組だものね」

「時間もかかっちゃうし、祈祷はパスね」

「だねぇ」

「さて。 今年は御柱大祭の年みたいですわ。 今日は里曳きとの事よ」

「サトビキてナンヤー?」


 ここも私の出番だね。


「御柱大祭は7年毎に諏訪大社で行われる行事だよ。 4月には山出しがあって、山出しから約1月後の5月に里曳きがあるんだよ。 山出しは神林から木を切り出して、御柱を運ぶ工程だよ。 色々な難所を切り抜けて運ぶ、派手な工程になっているよ。 里曳きは山出しとは違って派手さは無いけど、騎馬行列なんかを作って御柱を運んで行くんだよ」

「なんや、京都の葵祭とか祇園さんみたいなもんか」

「ま、まあ厳密には違うけど、大雑把に言えばそんな感じかな」

「せっかく本宮に来たけど、ちょっと離れて行列でも見に行きましょう」

「そうだな。 見られる物は見ておこうぜ」

「じゃあ行きますわよ」



 てなわけで、私達は行列のルートをバスで逆行しながら行列を探すのであった。


 しばらく走ると、通行止になっている道路にぶつかる。 どうやら行列が通る予定の道に到着したようだ。


「話によるともうすぐここを通るみたいですわよ」

「じゃあここで待ってようか」

「だな」

「遥ー、肩車ー」


 いきなり子供モードになったと思ったら遥ちゃんに肩車をせがむ奈央ちゃん。 たしかに奈央ちゃんの身長では、この人混みの中から行列を見るのは難しいだろう。 同じように新田さんも低身長な為、宮下さんに肩車してもらっている。 私達は頑張って背伸びすれば見えるよ。


「来ましたわよー」


 肩車してもらっている奈央ちゃんが行列の先頭を発見したようで、指を差してはしゃいでいる。 遥ちゃんからも見えるらしく、そちらを向いているよ。

 私はまだちょっと見えて来ないねぇ。


「奈々ちゃんは見えてる?」

「かろうじてね」


 んー、やっぱり身長のある人が羨ましいよ。 しばらく待っていると、ようやく行列の先頭が前を通りかかり、私も視認する事が出来た。 変わった衣装に身を包む行列の人々と、ゆっくり運ばれていく御柱。


「デカいんやな」

「オンバシラー」

「でス」


 日本のこういうお祭りには非常に興味を示すアメリカ組の2人。 目をキラキラさせている。


「キャミィには祇園さんや葵祭見せた事あるけど、めっちゃ喜んどったな」

「ニホンのマツリどれもオモロイ」

「あはは。 たしかに独特な物が多いかな」



 ◆◇◆◇◆◇



 さて、行列が過ぎて行ったところで再びバスに乗り込んで諏訪大社のあたりに戻り、他の境内の観光も順番に進めていく。 その全てを見て回った私達は、次に諏訪湖の方を見て行くよ。


「諏訪湖ですわよー!」

「デカいアヒルがオルデー!」


 と、早速キャミィさんが見つけたのは、アヒルを模した観光汽船だ。


「あれは船だよキャミィさん。 あれに乗って湖をぐるっと回ってくるんだよ」

「ソウなんかー」

「私達も乗りますわよー。 諏訪湖周辺にはそれ以外にも色々観光スポットがあるから、楽しんでね」

「おー!」

「ではでは早速、観光汽船へー!」


 と、奈央ちゃんもテンション高めに観光汽船の方へ向かっていく。


「きゃはは。 こうやって見ると本当に子供みたいよね」

「ホンマやな」

「西條さん可愛いわね」


 東京組からはそんな風にイジられる奈央ちゃん。 ちなみに奈央ちゃんには聞こえていない。


 そんな奈央ちゃんの後に続き私達も観光汽船へ向かう。


「これは西條グループは関与してないの?」


 と、奈々ちゃんが奈央ちゃんに訊いている。


「さすがの西條グループそんなそこら中をグループ傘下にしてるわけではありませんわよー」

「そらそうだわな」

「あ、西條グループの西條奈央ですわよ。 特等席17席貸切お願いしますわ」

「は、はい!? かしこまりました!」


 奈央ちゃんが受付に何かカードを見せたかと思うと、受付の人は急に慌て始めた。


「西條グループじゃないんじゃなかったのか?」

「西條グループではないですわよ。 しかし、西條グループもこの観光組合のバックアップをしてはいるのよ」

「何でもアリやなホンマ」

「おほほ! 行きますわよー」


 西條グループは自分のグループに関係なくても色々と手を回しているようだよ。 やっぱり日本を牛耳ってるんだね。


 さてアヒルの外観をした観光汽船に乗り込んだ私達は、何やら良さげな席に座るよ。


「凄い席だね」

「だな」


 天気の良い日は富士山が見られるって話だ。 今日の天気なら十分に期待できるよ!


「そういえば富士山って行った事ないね」

「富士山……それ良いですわね」

「え?」

「夏は富士登山を計画しましょ」


 と、いきなり夏の計画を立て始める奈央ちゃん。 ふ、富士登山……何だが凄い事を考え始めたよ。


「あ、船出るみたいよ」

「なははは! ゆけースーパーアサミン号ー!」

「何やのそのスーパーアサミンて……」


 麻美ちゃんは何でもその名前を付ける癖がある。 ある種ボキャブラリー不足だ。


 船が進み始める。 ここから約30分へ諏訪湖上をゆっくりと遊覧する。 今日の天気なら遠くに富士山や日本アルプスの山が見られるであろうとの事。 とても楽しみである。 

諏訪湖周辺の観光を始める亜美達。 次は観光汽船にのるようだ。


「奈央ですわよ。 直接我がグループでない団体にも顔が利くのですわよ!」

「もう何が何だかだよ」

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