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いごぶっ!  作者: フミ-毛交
初年度 五月
16/47

第15章 初めての大会に於いて

千布に行ってみたり、家の近くの新しい定食屋に行ってみたり、架空国家を創作したりと充実したゴールデンウィークを送って居た僕であったが、ゴールデンウィーク最終日にはもう一つ大きな行事を控えて居た。部活の大会である。とは言え未だ入部したての一年生の教育は不十分で、且つ全国大会も掛かった水準の高い大会なので、各学年より一人ずつ出場することになって居た。即ち、内田先輩、稲田先輩、そして僕である。然し大会当日の朝、衝撃の知らせが在った。内田先輩が高熱を出して休むと言うのだ。全く、つくづく馬鹿じゃないかと思う。因みに稲田先輩は此の知らせを聞くなり「ずる休みだろ」と言って居た。

さて、大会の会場は県立烏三条高校で、最寄り駅はNR坂形線の烏三条駅だ。だが稲田先輩は烏三条への行き方が分からぬと言うので、一旦、西急の清峰市駅で先輩と待ち合わせ、其の後烏三条へ共に向かい、顧問の武石先生と合流することにして居た。そういう訳で清峰市駅で稲田先輩を待って居ると、待ち合わせ時間ギリギリに先輩がやって来た。然し中々改札を出てこないので、「如何したんですか?」と聞いてみると、「え、鳥三条って西急じゃないん?」と返ってきた。全く、何処から突っ込めば良いのだろうか。

さて、取り敢えず僕と先輩はNR清峰駅へと向かった。其処から先ず環状線で清音駅へ出て、坂形線に乗り換え、烏三条駅へ行けば良い。烏三条には快速も停まるので、清音からは快速に乗った。そうして烏三条駅には顧問との待ち合わせて居た時間の五分ほど前に着いた。改札が一つしか無い駅だったので其処に居れば良いだろうと待って居たのだが、一向に武石先生は来ないまま、遂に集合時刻になって仕舞った。如何したものかと思って居ると、一分遅れて上信堂スウィッチと云う携帯ゲーム機でゲームしながら武石先生が改札から出てきた。武石先生は、「どうせお前らも遅れると思って居た」などと供述しており、反省した様子は全く無かった。因みに此の人の口癖は「廃部にするぞ」である。

こうして初夏の暑さの中、僕等は県立烏三条高校へ向かったのであった。


挿絵(By みてみん)

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