↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/7

ログインとチュートリアル?

ブックマークしてくれてる人、本当にありがとうございます!

お陰で楽しく小説を書けてます

 

 綾愛(あやめ)とF(ファンタジー)R(レコード)O(オンライン)をする約束をしたつくりは放課後、ベッドに寝転がりながら通話を繋いでいた。


『パッケージを近くのゲーム店で買ってきましたの。今から起動いたしますわ。』

「おぉ!じゃあ、私のユーザーネーム『超絶最強ドーナツ神』だから!設定終わったら広場で待ってて!」

『ずいぶん変わっ……個性的な名前ですのね…』

 電話越しに、ヴォンと重厚感のある電子音が鳴る。


『では、VRの世界でまた会いましょう』

「OK!またね!」

 電話がプツンと切れた。


「よし、私も起動するか〜!」

 ヘッドセットを被り、FROを起動した。



◆◇◆◇◆



 三十分後、つくりはメディナ街の広場で綾愛を待っていた。


「それにしても綾愛遅いな〜…こんなに時間かかったっけな」

 すると、遠くの方に綾愛らしき人影が見えた。 

「あれかな…おーい!」


 こちらの声に気づいたのか、綾愛はこちらへ振り向いた。つくりはすたこらと綾愛の方へ駆けつける。


「も~、遅いよ綾愛〜」

「『超絶最強ドーナツ神』…ああ、ごめんなさいつくりさ…」

 そう言いかけたところで、何か気づいたように綾愛は口をつぐんだ。


「どうしたの?」

「ああ…本名は個人情報ですし、人前ではユーザーネームで呼び合いましょうか。」

「あ、ごめん!ええと名前は…」

 綾愛の頭上を見ると、『クレイ』と書いてあった。


「鶴岡の鶴は英語でクレインなので、ちょっと文字って『クレイ』です」

 綾愛が小声で教えてくれた。


「めっちゃかっこいいじゃん!!私は…『ドーナツ神』とでも呼んでよ!」

「承知いたしましたわ、ドーナツ神さん。では、行きましょうか」

「え、行くって…どこに?」 

「決まってるじゃないですか。あそこの森でモンスター討伐ですよ」

 綾愛が街の南側を指差す。その先には、青々とした木々が連なる森が広がっていた。


「チュートリアルでそこに行けとの指示がありましたので」

「ちゅーとりある…?」

「?…はい。初期設定でチュートリアルを受けるかどうか聞かれませんでしたか?」

 そんなものあったっけ?と、つくりは過去を思い出す。



「あ」



 つくりは思い出した。初期設定の項目をほぼ全てスキップしたことを。おそらくそこにチュートリアルの有無があったのだろう…


「まあ、ゲームのチュートリアルを飛ばす人なんていないとは思いますけど。」

「…」

「どうしたんですの?早く行きましょ!」

 

 純粋な瞳で言う綾愛。つくりは何も言えなかった。


もしよかったらブックマークや評価、感想などよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。