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メギ=カイセラ・ディ・イルシオーネ

メギ=カイセラ・ディ・イルシオーネ

Megi Kaysera di Ilusióne


 この場にいるのは女性である。


 ここは森の中。暗い森ではなく、新緑と日の光に満ち、むしろ神々しいマナの匂いが濃い明るい森である。魔法王国の王領の中でも、確かにここは世界樹が聳(そび)えると云われて久しい。


 そのような神氣(マナ)に満ちる聖域に突如現れたこの女性―――。いまの今までまったく気配のなかったこの新緑に一瞬光が満ちたかと思えば、目の前に女性が現れたのである。


 この女性は無言で佇み、その女性の透き通ったまるで水晶のような瞳である。

 その女性の双眸の虹の彩りは、泉のような水色とも、紫苑のような赤味の差した薄赤紫とも見て取れる。


 彼女の名はメギ=カイセラ・ディ・イルシオーネ。魔法王国イルシオンの王族の一人であり、初代シオン=イルシオーネの血統樹に属する才媛である。


 静かに佇む彼女、そのようなメギの服装を見てみるとすれば、まるで絹のような艶々した布で織られているのだろうか、光沢のある生地の魔法衣を一番上に着ている。


 魔法衣は絹のような質感には見えるものの、その色合いは白を基調とした色合いであり、光沢の質感を持つ絹に似た布地のゆえに、まるで銀色の絹に見えてしまう。


 白を基調とした色合いと言っても純白ではなく、透明感のあるほんのりとした青味を含んだような爽やかな銀鼠色をしている。


 そのような、白を基調としながらも、やや水色がかった爽やかかつ清らかな色合いで、見る者に落ち着いた雰囲気と印象を与える色彩の銀鼠色の魔法衣を着ている。


 そのようなメギが着ている魔法衣の上衣はぶかぶかとはしておらず、彼女の身体のサイズにぴったりのサイズである。

 言っておくが、身体のラインが強調されるようなラバースーツのような衣装でもなく、窮屈そうなぴちぴちのサイズの魔法衣をメギが着ているわけではない、カリーナの魔法衣と違って、メギのそれはあくまで自分の身体の大きさにぴったりサイズの魔法衣である。


 メギの白い魔法衣はノースリーブではなく、長袖の衣類である。

 身体の前で、ボタンか紐、あるいはファスナで止めるような上着の当たる魔法衣である。ワンピースタイプのセーターのように上下が一枚で繋がっている衣服ではない。そして、メギは魔法衣を大きなリボンのような紐で、その頸元を止めている。


 メギがその一番上に着ている白い魔法衣を脱げば、その下にはまるで純白に金糸が施されたドレスのような服をお披露目できるような仕様の魔法衣になっている。



 ちなみに、メギはその両腕には肘の位置までの長さでオペラグローブを着用しているが、その長袖の銀鼠色の上着の魔法衣を脱げば、そのオペラグローブを着用している両腕も外にお披露目されるであろう。


 そして、メギが頭に被っている魔女の三角帽の色も、その魔法衣に配色された白い純色である。しかし、メギは正装では、その頭に三角帽ではなく、王冠に似た形の小さな装飾品を着けているのだ。



 さて先にも少し記したように、メギの容貌と容姿は、彼女メギは透き通ったまるで水晶のような瞳を持っており、その虹の彩りは、一目見て水色とも薄赤紫色とも判別がつかないような綺麗な色合いをしている。


 メギの鼻筋はまっすぐに通る綺麗な形で、その口元には上品でいて爽やかな笑み。彼女のこの装いを見て、その上品な雰囲気を醸し出す表情の口元を見れば、見る者に貴婦人のような印象を与えるであろう。


 メギの髪は艶々として美しく、そこから伸びるストレートの髪の髪の毛は、メギの属する魔法王国の王族の神聖属性と同じような、美しい白の銀髪である。


 全てを、あまねく照らすような光白色の三角帽をその銀髪の頭に被り、その魔法衣も神々しい白を基調とした銀鼠色がかった彩りだ。



 メギの体型は、肥えてはいない。そして、痩せすぎでもなく、見ている者にすらっとした美しい印象を与える体型である。


 肩の筋肉や背中は剣や斧を揮い、また格闘を行なうような女性の筋肉の付き方はなく、メギの肩幅は広くない。


 メギの下半身も、筋肉が浮き上がるほどの筋骨隆々ではなく、すらっとしたまるで女性モデルのような脚の肉付きである。


 メギの胸部のふくらみは、まるで豊穣の女神を思わせるほど豊かなものであり、後述するオルテンシアと同じ印象を見る者に与えるであろう。


 メギが上衣の一番上に着ている銀鼠色の魔法衣をはっきりと下から押し上げるほどの大きさの胸ではあるが、露出度の低い魔法衣から双球のふくらみがはみ出して、外に零れて見えているということは決してない。


 腹部は、余分な肉が付いているということはなく、メギの腰は括れており、下衣をとめる帯がしっかりと、その括れた腰で止まっている。


 臀部もふっくらと丸みを帯び、形は綺麗に、修孝の目には、メギの胸部と臀部は、ふくよかな丸い肉付きがちゃんと見て取れる。



 メギの服装は、メギの正装を修孝が観れば、まず一番上から見ていくとその頭に被っている帽子から。


 上述の、魔女が被っている三角帽である。メギの魔法の三角帽も、魔法の民の類に漏れず、アネモネのそれや、カリーナのそれと同じ種類のウィッチ帽である、帽子の鍔が大きくて、その円錐型の頭頂部が尖っている三角帽である。


 メギの△ウィッチ帽の色は、彼女のイルシオン王家の属性と同じで、神々しい白光があまねく照らし、闇を焦がして照らし、皆を導く光のような白き光色である。


 また彼女メギがそのローブのような魔法衣の上から羽織っている外套は、頸元の襟から止めて身体の上から羽織るタイプの白いマントような丈の長い衣である。

 白い、と言ってもその色は純白ではなく、やや薄い青味の差した月白色である。


 メギの魔法衣は、身体の前で止めるような上衣であり、一番上の外套を脱いでも銀鼠色の魔法衣が見えるだけであり、頸元は見えるものの、それ以外の身体の露出はない。


 そのような長袖の魔法衣のため、肌の露出度が特段に高い服装をメギが着ているわけではない。


 月白色の長衣のような外套を一番上に着込み、その下に清らかな白色を基調とした色の薄い銀鼠色の魔法衣を着ており、その銀鼠色の魔法衣の袖は長袖である。


 メギは、襟元の頸にネクタイは結ってはおらず、だが、襟元から、そこで止めている月白色の外套のはじまりが見え、その外套を羽織っている。


 またメギの下衣は、彼女が履いているのはズボンではなくスカートと同じ形状の下衣である。その脛や素足を直に外に出しているのではなく、ニーソかタイツか長い靴下のようなものを履いた上で、この銀鼠色の魔法衣と対になったようなスカートを履いているのである。


 そのスカートの長さは露出度が極端に高いミニスカートではなく、膝の上すぐ上ほどの丈であるが、しかし、ニーソかタイツか長い靴下のようなものを太腿の上まで履いているため、太腿の肌が露出しているわけではない。


 その銀鼠色をした魔法衣のロングスカートが止まるメギの細く括れた腰には、帯が締められており、そこの腰には小さな鞄のような革袋が止められている。


 最後に、メギが履いている靴は、丈夫そうな青い水竜の鱗で織られた紺青色の革靴である。


 一目見て水色とも薄赤紫色とも判別がつかないような綺麗な色合いの水晶のような眼、白銀の髪、上品な雰囲気を醸し出す表情の笑みを浮かべる貴婦人のようなさま、かしこまったような穏やかで丁寧な口調。


 神々しい白光があまねく照らし、闇を焦がして照らし、皆を導く光のような白き光色の魔法衣を着込んだ女性。

 彼女のその服は絹のような色合いと質感の生地で織られた銀鼠色の魔法衣、三角帽子ウィッチ帽の装いで、その彼女こそ、魔法王国の王族の正装にて佇むメギ=カイセラ・ディ・イルシオーネである。

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