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性転換転生『♀→♂』したけど、女の子が好きなので女子ハーレム作りたい!!──最強の変態癖主人公と守護者たちの世界征服物語──  作者: 飯屋クウ
第十一章 帝国大激闘

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第197話 天空決闘場

「事前に告知した通り、1対1の決闘を5戦、行うわ。先鋒・次鋒・中堅・副将・大将ってな感じで進行するけれど勝敗が何かに影響したりはしない。決闘場も広く作ってあるから思う存分闘えるはず。能力の使用についても対戦者同士、相互の意見で決めて。どうせ足場は壊れやしないから、気を使う必要もないわ」



 言い換えれば、透明障壁に絶対の自身を本人クリスは持っているということ。ある意味、全員を見下している。



「それで、ちゃんと持ってきているんでしょうね?」



 ジュンの言わんとするのは、決闘終了後に貰えるはずの贈呈品。話に乗った理由。



「もちろん用意してある。そうでしょ、ヒョウジン?」



 名を呼ばれたヒョウジンが一歩前へと歩み、そして止まる。



「お初にお目にかかります征服王、私の名はヒョウジン、【五連星(ディザスターズ)】が一人、以後お見知りおきを」

「ご丁寧にどうも、そう………あなたたちの俗称は【五連星(ディザスターズ)】というのね」

「左様です、征服王」



 この場の中で一番に礼儀正しく、一番に冷気を帯びている氷の化身のような存在に、ジュンも丁寧に返答した。同時に一番会話が成り立ちそうであるとも判断した。



(こちらに対して殺気だったり煽り気味なのは【聖なる九将(ホーリーナイン)】、【五連星(ディザスターズ)】は交戦云々よりも場の形成を大事にしている感があるわね。三武人の参加は何らかの条件提示でもされてるんでしょうけど、この場にシルフが現れてないってことはまだ本調子でないみたいねぇ────っとそうだわ。そんな事より、早く〈異世界の神具(レアアイテム)〉見せなさいよっ。ホラホラッ!)



 ジュンがウキウキとするその眼前で、また1つヒョウジンはお辞儀する。さっきよりも深くだ。



「まず先に、お詫びをしなくてはなりません。希望された〈異世界の神具(レアアイテム)〉ですが───」

「ですが……?」

「───諸事情により、()()()()()()使()()してしまい、持ち込み出来なくなりました。ご希望にそえず申し訳ございません」

「ええぇぇぇ〜〜!!」



(ハァ!?何それ、話が違うじゃない!)



 これでは参加する意義が無くなるも、ヒョウジンの話は続いてく。



「しかし、ご所望の《変体の鎖》は七大神具の1つであり、他の道具(アイテム)とは一線を画しておりますので消失することもありません。時間が経てば、また使用できるようになります」

「それって、いつなのよ」

「100年後です」

「いやいや、話にならなすぎでしょうよ」



 まるで、『100年後も生きているだろう』という言い草だが、それでは意味がない。



(生きられる可能性大だけれども!!)



 欲望が直ぐに叶えられないなら不要。永い間待つなど言語道断。



「話が違いすぎるわ、帰るわよっ」

「お待ちくださいませ。ご所望の物は用意できませんでしたが、別の道具(アイテム)を2種お持ちしました。1つは《変体の鎖》とほぼ同じ効果を持つ《変貌の髪飾り》にございます」

「そうやって(うそぶ)いて引き止めるつもり?そもそもさぁ、アイテムって1回きりじゃないの?なんで効果知ってるのよ」



 意表を突かれたに違いないほどの尤もな質問。


 道具(アイテム)を探すという単純な行為が成立するならば、殆どの道具が使いっきりでは辻褄が合わない。



「そのような魂胆はございません。敵対しているとは言っても、こちらは誠意を持って対応しています。故に先ほどの質問にも誠実にお答えします。征服王の仰るとおり、道具(アイテム)は1回きりの物が多いです。強い効果なほどその傾向にりますが、七大神具が別なのと稀に複数回使用できる道具があります。《変貌の髪飾り》はそれに該当します。それと効果を知る(すべ)ですが、そういった効果を発揮する道具が存在するのと専門家がいるとしか、今の所はお伝えできません」

「専門家?」

道具(アイテム)探しのスペシャリストですね。私達も彼等に情報を貰った上で対価を渡していますので、そういう職業があると認識していただければと………」

「嘘だったら死を見るわよ」

「勿論です────が、その場合は情報流した者を最優先に成敗してくれると嬉しいですね」



 あくまでも自分たちに非はないと、最大限誠実に対応しているとアピールしているようなもの。


 ()()()()()()()()()()という問題はあったものの、代替品があるならば、一旦は矛を収めるのもやぶさかでないと判断したジュンは噛んでいた唇を元に戻す。



(身内だと判明した時は死───かもだけど………)



「で、もう1つは?」

「お楽しみということでお願いします」

「ふーん、そっ」

「イベントにアクシデントはつきもの。納得したなら始めていいかしら?」

「はぁ、どうぞ」

「互いに良い決闘(イベント)にしましょ。さぁまずは先鋒戦───両者前へ!」



 誰に頼まれるでなく進行役を買っていたクリス。


 声高らかに開始宣言したのち、クリスたちの方から中央へと進んできたのは、三武人の一人だった。








作品を読んでいただきありがとうございます。

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