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性転換転生『♀→♂』したけど、女の子が好きなので女子ハーレム作りたい!!──最強の変態癖主人公と守護者たちの世界征服物語──  作者: 飯屋クウ
第十章 聖九上位との遭遇

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第190話 ルクツレムハ征服国①

「………───ってな事があったのよ」



 執務室にて淹れたての紅茶に舌鼓しつつ、小国レジデントで起きた【聖なる九将(ホーリーナイン)】序列第一位との遭遇について、守護者の(レイ)に愚痴るジュンは嫌々そうに出来事を思い返す。幼女が紅茶を飲んで良いかと問えば愚問だ。中身は女子高生であり何も問題無い(ノープロブレム)


 零の方は茶菓子も準備しながら器用にメモを取る。主の言葉を一字一句漏れなく記録していく。



「それでは……あまりレジデント国内を廻れなかったと?」

「うーーん、それなりにはってところねぇ。度々脳裏にチラつくから思う存分ってのは違うわ」

「ジュン様の気分転換を害するなど、不届き者以下のカスですね。即刻、始末してはいかがでしょう?」

「いやなんか、達しがあるって言うから、近日中に文書でも送り付けてくるんじゃない?最近、そういうのあった?」



 零は『ありません』と即答した。



「………なら、これからってことね。取り敢えず、暫くは些細な事でもいいから教えてちょうだい」

「承知致しました。それとですが、例の………属国を希望している小国ベリウスの件はいかがしましょう?」

「あー!光撃か巨人かのどっちかの被害を受けてたやつ?」

「巨人被害は仙国ノルド、光撃被害は妖国グリムアステルと砂漠地帯ジルタフです。小国ベリウスは今回無被害ですが、危機に対処する手段がないとして、属国希望しています」



 いろいろ思い出したかのように、1つ手を叩く。


 元々は、里の樹連合を訪れた際に伝えられた情報だが、面倒だと感じたジュンは後回しにすると決め、その時は自分の欲求を優先。妖国の現地確認を済ませたあと帰国し、零に一言報告だけして終わっていた事案のこと。



「たしか……その仙国ノルドってところもだったわよね?」

「その通りだったと記憶していたのですが、紫燕(シエン)からの最新報告によりますと、撤回するようです」

「つまり、抵抗するってことよね、ガチ??」

本当(ガチ)でございます」



 ジュンは用意された茶菓子を1つ頬張った。そしてひとしきり考えた。



(あの辺りには強い能力者なんていなかったような……世理(セリ)の世界観測を鵜呑みにするのもだけど、うーん……)



「どうやら、隣国から何か言われたようです。そう言う意味で言えば、さすがは【聖なる九将(ホーリーナイン)】なのでしょう」



 疑問に答えた零は、紅茶のおかわりを淹れている。



「シルフ、か……もう全快してそうね」

「おそらく間違いないかと存じます」



 シルフに縁ある者が統治しているという情報が本当かどうかの調査はすでに完了済み。この執務室に入室した際、最初に手渡された報告書に記載されていたため、ジュンも目を通し終わっている。


 勿論、短期間潜入をこなしてくれたのは紫燕。その流れで、仙国ノルドの現在状況も仕入れたかたち、というわけだ。



「話を戻させてい───」


「ただいまぁ!ジュンさまぁ!!」

「唯壊が先に挨拶するの!」



 会話の途中、扉がバンッと音を立てて開かれる。内鍵してないにしろ、錠が壊れるのではと思えるほどの大きさ。


 執務室に入室したのは、守護者の唯壊(ユエ)夢有(ムウ)


 幼女だけを崇拝するペータン教の定例会を終えて帰ってきた様子。


 本来なら、元信者かつ第3の幼女としてジュンも参加必須案件だったのだが、遊覧旅行(デート)を優先させたため二人に任せていたのだ。



「ご苦労さま、いつも通りだった?」

「はいっ、バッチグーです」

変態(オタク)相手は疲れました」



 各々が返事をし、ジュンに体を寄せる。男の姿だった時は膝の上に乗ることがしょっちゅうだったが、幼女では不可能なため、両側に密着するようなかたち。すなわち、三連幼女の出来上がり、ということだ。


 傍から見れば、和気あいあいと子供が遊んでいる構図だが、ここには成人女性と元女子高生が存在する。純粋な幼女は一人だけ。


 彼女らを創造したジュンは、この状況を愉しみ、愉悦を感じ、男の姿だった時以上に、顔にその欲を剥き出している。



(女の子の香りってサイコ〜〜)



 だが、二人からの密着は一瞬で終わる。


 零の鋼糸で捕縛され引き離されるからだ。唯壊は反応して避けるが、夢有は捕まる。これもまた、恒例行事。


 加えて今回は、会話を邪魔されている。静かながらに冷戦が始まるのは必定。



「少し……うるさいですよ、二人とも。ジュン様は私と大切な会議中なので、退室してもらってよいですか?」

「何言ってるの?お茶してるんだから、今は休憩中じゃない」

「はぁ、何言って───」



 零の言葉は、また遮られる。


 誰かが、古城の門を叩いたからだ。


 仲間内しか通れないといっても、呼び鈴くらいは一応備え付けており、それが今しがた鳴ったのだ。



「ジュン様、先ほどの話に戻します。属国希望の小国ベリウスから面会の話が来ておりました。この呼び鈴(ベル)はおそらくそれかと………」

「えっ!?」



 吃驚して(むせ)かけた、なんて征服王にあってはならない。






作品を読んでいただきありがとうございます。

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