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1-1の敵が全能神だった件  作者: 串カツ
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第24話「冥王ほどいい武器はない」

「ふぅ、まぁどうせそんな事だろと、思いましたけどね·····まぁカケルさんですしね、てかカケルさんですね、期待はずれのカケルさんですね」

「セリカちゃん!? 」

「とんだ期待はずれだな··ま、私は人類とか興味ないからいいのだが」


 ん、ま。ここまではいい····問題はあいつだ。

 俺は恐る恐るセラの方を見ると既に鞘から剣を抜き恐ろしい剣幕でこちらを見ている。

「·······なんか··わりぃ」

「··············」

 無視こえぇ····あいつの無視マジパネェよ!


「あはは、なんかさっきね、ゴキブリさんに話しかけられて、あのゴキジェットを殺せだって。 仇·····討たなきゃ····」

 嘘つくな! いなかっただろゴキブリィ!

····ゴキジェットって俺のことかよ!

「いやまて早まるな。 落ち着こうな。 なぁセリカちゃん頼む何とか───」


 セリカがぷいとそっぽを向き

「自業自得じゃないですか? 嫌ですよ。 あと私の期待返してください 」

「みんながかってに勘違いしてただけだけじゃないの? ハデス───」

「············」

 返事がない───

───ただの置物のようだ


「お前後で覚えとけよ···」

 俺が生きてたらだけど·····

「私をここまで侮辱した罪は大きいわよゴキジェット」

「いや、だから勝手に勘違いしただけだよね····人類と悪魔軍のエンドマスター何て、一言も言ってないよ 第1俺がそんな強くない知ってただろ」


 そんな俺の冷静な説得の中、あとの2人が後ろではやし立ててくる。

「あぁもう。 大人しく早く、切られてくださいゴキジェット」

「そうだ大人しく一回切られろそしたらセラの怒りも収まるだろゴキジェット」

 こいつら語尾にゴキジェット付けないとまともに話せないのかよ。

 いつの間にか全員敵なのですが····おかしいなぁ


「お前ら言っとくけど、ゴキジェットバカにしてるけどなどれだけ世の奥様の役に立ってるか分かるか? ゴキジェット舐めんな! 」

 ってこの世界にもゴキジェットあんだな····


「大丈夫よ、ロリジェット痛みは一瞬よ···」

 こいつ人のあだ名考えんの早すぎだろ····

 どうするおそらく今の俺は人生最大にして一番まずい状況だ。

 あいつには芸人のノリというものがおそらく全く通じない。

 このまま行けば、俺もさっきハデスの首チョンパしたみたく無表情で殺される·····

 やっぱ一日持たなかったじゃねぇか! あのアホ神!

「行くわよ! ロリジェット」

 改めて聞くと、罵られてるのかもしれないがロリジェット····なんか、かっこいい。

 言ってる場合か! 馬鹿か俺は!

 落ち着け、今俺がとるべき行動····


 じっと死を待つ? ─── 否!


 やれるところまで戦い、抗う!


 俺は真っ直ぐ向かってくる、セラを睨む。


「なに、もしかして私に勝てるとでも? あれだけの失態を見せちゃたもの····あんたが私に勝てるなんて有りえないんだから大人しく切られなさい」

「か·····確率論に0はない····確率論なんてただの机上の空論····って誰かが言ってた! 」

··············

 って、カッコつけて言ってみたもののどうすんのこれ?

 だが、まだ勝てる可能性はある。

 あいつはもう魔法は使えない、実質ただの騎士だ。

 つまりこちらも武器を取り、戦えばいい····

 えっと····俺今武器持っていない。

 武器を持ち倒れている騎士もここから離れており、取りに行く間に切られてデッドエンド····

 おう! ま、ず、い····吐きそうどうする死にたくねぇ、もう近くに悪魔少女が接近している。

 なんでもいい、武器! 切れ味や硬さがあって、それと持つとこがあって殺傷力がある武器! プリーズ!


 俺は周りの必死になり、キョロキョロと探す。

「あ、見つけた·····」

 それは切れ味がないものの、殺傷力がありなおかつ硬さ、柄があるものを見つけた。

 すぐさま、落ちているそれを取りあと数センチのところで、セラの剣を防いだ。

「ふ、甘いなセラ! 俺が抵抗もせず切られるとでも思ったか····」

「ま、まさかそれを武器にするとはやるわね····だけど私の剣術にどこまで対抗できるかしら」

 得意げに語ってくるセラに、俺は1歩引き体制を立て直し、武器を相手に向けながら

「おいおいどうやら忘れているようだな、俺はこの前まで剣道部だったことを(週に一回しか行ってないけど)····あとこの世界には存在しないかもしれないが5段階評価というものでこの俺は3をもぎ取った男だぞ(普通です、50点です。)もちろん剣術のだ! (ごめんなさい嘘です····体育です。 )お前こそ俺とつい合うのか? 」

 特にすごくないことだが、余りに大げさに言ったせいかセラも一歩引く。


「ふん、あなたがどんなにすごくても私はこの剣が折れるまで戦うわ····」


 このまま、エンドマスターのノリで行くしかないので恥じらいとか気にせず

「ふ、良かろう。 ならば我もこの武器が壊れるまで戦おうでわないか····さぁゆく───」

「あのぉぉ」

 俺が中2臭いカッコイイセリフを吐いていると武器が割り込み喋り出した。

「な、なんだと武器が喋り出しただと!? ふ、だがまぁよい····武器よ共に戦おうでわないか」

「ふ、さすがね。 武器と心が繋がり会話するとは····仮にもエンドマスターって事ね。 相手にとって不足ないわ! 」

「さぁ行くぞ! 我、強敵よ! 」

「だから待てぇぇぇぇ」

 今からって時に武器が頭を振り回し、俺を止めてくる。

「止めるでない! ハデス! これは我らのプライドをかけた戦いだ! 」

「止めるでないじゃねぇよ! なにかってに私を武器にしてんの? 早くおろせ! 」

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