第23話「俺は本物のエンドマスターだ!!!」
とりあえず一旦落ち着こう。 落ち着いて考え、整理しよう。
まずこのエンマスについて分かっていることは、最強最悪ということぐらい。
事実あの強そうなヘラが逃げ出すぐらいだ。 そして俺が敵側についたと言った瞬間のあの絶望的な顔をしたセラ。
そしてセリカが言った最強災厄····
ハデスが言った終焉····
「あぁ·····」
考えるのに集中して、無意識に口から言葉が出た。
大体見えてきた。
エンドマスターって実は、何のひねりもなくそのままの意味ではないのだろうか。
最強、終焉、味方····
もしかして種族を絶滅させられるほどの強さを持ったやつのことを言うのではないだろうか。
だとしたら、さっきセラとセリカが襲ってきた時、どっちの味方という意味もそれに応じた2人の反応とも合致する。
おそらくこの仮説が正しいと思うが、正解と仮定し改めて言おう。
で? どうする?
実際この状況で、俺····エセエンドマスターなの····笑。など口が裂けても言えるわけもない。
どうする?─────
現在、目を輝かせながら俺の方をずっと見ている邪神軍1人と1個に小学4年生のパートまでずっと歌っている少女1人あと数人の兵士と下着姿のメイドが倒れている。
あの曲、4年生あったっけ···· そんな事どうでもいい!
この状況で俺の選択肢があるのは、死を覚悟してエンドマスターじゃないと暴露。
それとも、このまま流れでセリカちゃんたちに味方して異世界侵略? それもう地球帰れねぇじゃねぇか!
第1、俺エンドマスターって能力もってねぇよ!
まず魔法すら使えねぇよ!
もう俺の手は残されていない···
「···············」
黙るしかない····
「···············」
ま、このまま黙るわけにはいかない。
俺は大きく深呼吸し、考えるのをやめ無にすし、遠くを見つめる。
「······あのカケルさん? 」
余りに黙っているせいか、セリカが訪ねてくる。
「·········」
無論考える込んでいるので無視する。ていうか聞こえていない。
「············」
こう途端に無にすると、思いもよろない考えが閃いてくる。
···········よくよく考えてみると何も、人間と邪神軍限定のエンドマスターじゃなくていいのではないのだろうか····
シロアリとかゴキブリのエンドマスターでいいのではないだろうか······
「··········それだ! ···· 」
余りの自分の素晴らしい閃きに、つい大声を出してしまった。
「ん、うん」
俺はわざとらしく咳ゴミ、このプランでいこうと思った。
これでいくと、俺が弱いのも納得いくだろう。
「そ、そうだ我はいかにもエンドマスターだが、少々お前達は勘違いをしている 」
俺は中二病だったあの頃と同じように、ポーズを取り指を突き立て言い放った。
今やると超恥ずかしい······
「俺は、人類でも邪神軍のエンドマスターではない! そんなちゃちなもんじゃ断じてない! 俺は全種族の敵! 我ら最大の敵、ゴキブリを消滅させるエンドマスターだ!」
「·············」
「あれ? 」
みんなの目が点になっている。
────おっとこれやっちゃったかな




