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1-1の敵が全能神だった件  作者: 串カツ
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第16話「ゼウス戦です!」

 俺達は再び王に呼び出しをくらい、俺達は王の部屋へと続く廊下をとぼとぼと歩いている。

「あのぉ····またあの王に会わないといけないんですか? 」

 セリカが不安そうに訪ねてくる。

「怖いの? セリカちゃん? 」

「安心しろ! セリカ。あのクソがセリカを傷つくことをしようとしたら即座にやつの爪を剥ぎ取り、骨を一本残らずへし折ってやるからなぁぁ!」

 俺が背負っているバックの中から冗談でも恐ろしいことを言っているやつがいるが····放っておこう。

 それにしてもこいつ重い····

「················」

「私、あいつの顔もう一度見たら魔法使ってぶち殺すかも知れません」

「あ、そっすか·····」

 セリカが続けて

「けど、私。あのウジ虫の声どこかで聞いたような気がするのですが···· わかりますか? カケルさん」

「知るわけねぇ! ····あともうツッコまないからな」

「わしもそう言えばどこかで聞いたことがあるかもしれんぞ····て、なんだこれくっさ。腐ったうんこか? 」

 バックからまたうるさい声が聞こえる。

「何でお前らが、王の声聞いたことあるんだよ····まさかお前らの仲間の邪神軍が王に化けてたとかそう言うオチじゃないよな····」

「いえ、それはさすがに······」

 数m歩くともう二度と入りたくなかった扉が見えてきた。


「みんな準備はいい? じゃあ開けるわよ」

 セラはまるで魔王の部屋の扉を開けるがごとく両手を使い、いきよいよく開けた。

「お父····あ、すいません間違えました」

 扉を開けたがすぐに閉めてしまった。

「なんで閉めるんだよ 」

「いや、ごめん私間違えたは····ここ王の部屋じゃないわ」

 セラの言っている意味がわからない。

「俺もそこまで馬鹿じゃないぞ! どう見てもさっきまでいた王の部屋じゃないか」

「言われてみれば、うわぁここ王の部屋だわ····まじか····だってそんな····」

 セラはあきらかに動揺し、冷や汗を垂らしながら話し出す。


「あ····ありのまま私が今見たことを話すわ、私は扉の中で目が合ったわ····」


「おう、それで」


「そいつは王の服装をしていた····けれど頭の上には黒に天使の輪っかがあって····明らかに私の知っている顔じゃなかったの····」


「まじかよ····それって····」


「えぇ···そうよ整形しただとか骨格を変えたとかそんなちゃちなもんじゃ断じてないわ」


「輪っかついてんだったら、もうそれ完全別人じゃん。てか人じゃないだろ····」


 俺はまさかそんなことないだろうと思い、扉を開けた。

 そこには、気絶しているメイドの服を脱がそうとしていている、見た目がさっきとは違う王の姿があった。

 確かに王の服を着ているがさっきあったやつとは別人の顔をしている。というか年齢がだいぶ違っているさっきのあっていた王はもうちょっと若かった。そしてセラの言った通り天使の輪っかが付いており、左右白黒の翼が生えている。

 さっき見たく白いヒゲも生えていないよぼよぼの80代ってとこだ。


 俺はそっと扉を閉める。

「確かに。あれ別人だな····ん、よし帰るか! 」

「ま、それが妥当ね」

「え? えぇぇ! この状況で帰るんですか? 帰っちゃうんですかマジですか? 」

 セリカが慌てながら帰ろうとする俺とセラの腕を力いっぱいを引っ張ってくる。

「だってあれ見た感じ邪神軍じゃん、さっきセリカが言ってた、化けてたって落ちだろ」

「そこまで分かってて、帰ろうとする人がどこにいますか! 」

 俺とセラがスッと自分の方に指を向けた。

「うわぁ、ホントだ! 近くにいましたねすごぉい! ····じゃないですよ! 私隙間から見えましたけど完全にメイドさんの服脱がそうとしてましたよね、あの変態女の敵ですよ! 女の敵はぶっ殺して粉々にして山に捨てるのが常識ですよ 」

「どこの世界にそんな物騒な常識ですかねぇ! 多分そんなのあったら世の男ほぼ壊滅してるわ! 」


「おいもう1回扉開けろ」

 バックの中から頭蓋骨が飛び出し、俺の肩に乗ってきた。

「お前はどうやって出てきたんだよ··チャックしまってたのに」

「食いちぎった」

····俺のカバンンンン

「そんなことはどうでもいい! 多分私ならわかる·····はすだ··かもしれん」

 どんどん期待度下がるっているのですが····

「カバン食いちぎってまで張り切って出てきたんだから、これで分からないですとか言い出したらお前の胴体あとで壊すからな」

「·············」

 あまり自信が無いのか、ハデスが冷や汗を流し始めた。

····大丈夫かよ、こいつ。


 俺は大きくため息を一つつき再び扉を開ける。

 そこにはおそらく王の姿の邪神と気絶している下着のメイドがおり、周りには数人の兵士が倒れている。

「····クソ。あいつまだパンツぬがしてないぞ····どんだけメイドの下着姿見てんだよ」

「心の声が出ているぞ、カケル····」

「············」

 邪神(仮)は、まるでエロ本を読んでいるのを親にバレた中学生みたいな呆然というか青ざめた顔をしている。

「あ、あいつ。さっきお前にも話したゼウスって野郎だ。」

「ゼウスってあいつかよ! 」

 どう見ても、見た目はジジイ! 中身は思春期の中学生! にしか見えない。

··················


「なぁ、ハデス? 」


「ん? なんだ? 」


「あいつ明らかにさ、杖こっち··向けてるよな」


「あ····おう」


「怖い顔してるよな····」


「·············」


「なんか撃ってくるよな」


「··········」

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