第11話「廊下での会話───」
「記憶消したなら、あいつが起きる前にさっさと行くわよ」
「どこに行くんだ?」
「とりあえず、私の部屋しかないでしょ、この状況誰にも見られちゃ····」
ガチャン
「まぁ、なに? 何なのなのです。 あなた、これは一体どういうことですの」
急ぎ足で扉を開け、登場したのは一般人とは雰囲気が違う白いドレス姿の見た目、若い女の人だ。
「お、お母様ご無事で····」
「サンダーデスブレイク!」
「ブレイクメモリー!」
セラが話しかけた途端まるで〇ズム天国かのごとく後ろのアンデッドたちが唱え、無事に任務を達成したかのような笑顔でハイタッチしている。
「ちょ、何やってんのよあんた達!」
「え? だって見られたらまずいでしょ」
「そ、そうだけど」
「けどお前ら、しれっと当初の目的達成してるくね?」
「あ」っと、顔を見合わせてまたハイタッチしているアンデッドたちを横目で
「とりあえず、もうこれ以上被害を増やすわけにはいかないは····」
ガチャン
「あ、これは王に女王どうしたんですか、このありさま、乱行パー····」
「空気読めよ!」
「ヒデゔぅ····」
入ってきたのは、これで会うのは3度目か····あのm野郎だ。
驚くことに、あのアンデッドよりも先に殴りかったのは姫の方だった。
あいつからしたらもう本望だろう。
「もう行くわよ、ついてきなさい」
俺たち3人は、セラの後についていくことにした。
俺達は学校並みの長い廊下を抜けていく。
「そういえばお前、さっき見てないで止めてくれよセリカちゃんいなかったら死んでたぞ俺」
「それは悪かったはよ私、あいつの力で動けなくて····ていうかなんであの実のこと知らないのよ!常識でしょ」
「俺ここに来て、まだ3時間ぐらいしか経ってないんだよ」
と言うとセラはそう言えばと言いたげなの顔で口をぽかんとしている。
「お、忘れてたみたいな顔するなよいちいち腹立つな····」
「あの人そういうところだけ、鋭いのよね多分あんたがこの実を知らないと思ったから出したのよね、なんも知らない奴が食べて勝手に邪神軍倒してあとは勝手に死んでくれると思ったのよきっと」
あいつすべて計算尽くかよ、てか考えることが邪神以上だな。
「本当ありがとうなセリカちゃんがいなかったら俺死んでたわ、けどどうしてセリカちゃんは動けたんだ」
「私があんなゴミ同然の魔法にかかると思いますか? 流石に私でも怒りますよ!」
プゥと口を膨らませ、手をぐるぐる回し反抗してくる。
反応がいちいち可愛いなおい!
いまので5回は死ねる····
って、ん?
「あのセリカさん··もう1度その魔法についての意見言ってもらえる?」
俺が聞き返した。
「え、聞こえなかったんですか、あんなゴミ同然······」
「そのゴミ同然の魔法にかかってるバカが約二名ほどいるのですが?」
俺の言葉に歩いていた足を止め、セラとハデスがビクンと震えた。
「わ、私は仕方ないぞあの時鎖の魔法にかかっておったし第1、声もそれほど出せる状況でも····」
「私は······私は····ほら、足をくじいて」
「お前、立ったまま動かなかったよな? くじいているなら座り込んだり痛がったったはずだ、第1あの場面でくじく場面1度も無かったよなぁ!」
「仕方ないじゃない! かかってしまったものはかかってしまったのよ! 魔法にも相性があるのよ!」
······逆ギレかよ!
「そうなのか? セリアちゃん?」
「相性は、確かにあるかもですけど、あの魔法は····」
───ひょっとしてこいつセリカちゃんより弱いんじゃねぇか····




