第四話 勇者が死亡フラグを立てたようです
まだ一日も経っていないにも係わらず、PV700、ユニーク200を超えていました。嬉しい限りです。
(知らない天井だ・・・)
お早うございます。勇者見習いのタツヤです。
昨日は儀式が終わると部屋に向かったのだが、俺の眠さはピークを既に超えていたため、部屋に入るなりベッドに飛び込み、寝てしまったようだ。
しかし・・・ 昨日は色んなことがあったな・・・
家に向かって音速を超えるイメージで走っていたら、急に視界が反転して真っ白になり、目を覚ませば異世界だからなぁ。しかも、勇者というオマケ付き。うん、どうやら神様は俺を依怙贔屓してくれているみたいだ。今度会ったらお礼言っとかないとな。
さて、俺の目の中に日光が入り込もうとしているみたいだから、そろそろ起きるか。
俺は体を起こし背伸びをする。
右側にある窓から輝く日光が射しこみ、俺の右頬をちりちりと焼く。
俺は首のストレッチをしようと、首を左に向けた。
「あ・・・ お早うございます、タツヤ様」
ごめん、ストレッチをしたのは左にいる人物を確認するためなんです。
「・・・ティアレイさん? なんでここにいるんです?」
「へ? あ、いや、その・・・ 昨日の夜からずっとタツヤ様の横に居たわけじゃないんですよ!? タツヤ様はちゃんと眠れるのかな・・・ なんて、ほんの少しも思ってないんですからね!」
ティアレイさんは顔を赤くしながら俺にそう言った。
あれ・・・? 怒ってる・・・?
よし、冷静に考えてみよう。
俺としては、「私、昨日からタツヤ様のことが頭から離れないの・・・」とか言ってほしかったのだが、どうやらそれは叶わないようだ。
・・・やっぱり昨日のアレが原因か? もう少し時と場を考えて発言すべきだったな・・・
という訳で先手必勝! 『相手が怒っているなら素直に謝れ。例え、理不尽な理由だったとしてもだ』
これ、親父の格言な。
「すみませんでしたーーーーーーーっ!」
「え!? ちょっと何謝ってるんですかーー!?」
俺の秘奥義、『DO・GE・ZA』が華麗に決まったZE☆
「・・・なんでって、昨日、俺が儀式のときに大胆告白したアレが原因じゃないんですか・・?」
「はい? なんのことです・・・ って、ああ! そうでした! 私はその詳細を聞きに来たんでした! あ、それと、顔を上げてください! 見ている方が恥ずかしいですからっ!」」
う~ん・・・ 少し違う気がするが、許してもらえたっぽいな。
俺は言われた通り、床に打ち付けていた顔を上げる。
身体能力が上昇しているのを忘れて、思いっきり顔をぶつけちゃったのは内緒な?
「それで! 私を旅に連れて行くってどういうことです?」
「だから、昨日も言ったが、信頼できる仲間が欲しかっただけだ」
「・・・本当にその理由だけなんですか?」
「? そうだが」
言えないっ!
ティアレイさんのポニー姿をずっと見ていたいからなんて!
「まぁ、これからよろしくな、ティア!」
「ちょ! なんで愛称で呼ぶんです!?」
「これからは仲間だろ? それとも、俺にティアって呼ばれるのが嫌か?」
「い、いえっ! そんなことないですっ! ・・・それより、これからのことについて説明します!」
『ティアレイ』って微妙に長いからな、やっと略して呼べたぜ!
俺は頷き、ティアに続きを促した。
「タツヤ様には、本日より一ヵ月程、戦闘訓練をしていただきます」
「・・・サボっちゃダメ?」
「ダメですっ! 戦闘経験無しの勇者がどうやって魔王を倒すんです?」
ヤバイ! 訓練なんてしてたら俺のライフはゼロになってしまう!
「俺・・・ 死んじゃうよ・・・?」
「大丈夫ですっ! 私が付いていますから!」
ぐほぁっ!? 会心の一撃っ!
ティアよ・・・ その天使スマイルは反則だ・・・
そんな笑顔を見せられたら断れないじゃないか!
「わぁーったよ・・・ んで、俺はどうすればいいの?」
「そうですね・・・ まずは、この国の騎士団長と手合せをしていただきます」
皆さんお待ちかねの死亡フラグキター!
俺は魔の手から逃れるべく、窓を開け、飛び降りようとするも、
「どこに行くんです? ドアは此方ですよ? ・・・さっ、逝きましょう!」
ティアに腕をがっしりと掴まれ、連行されるのであった・・・
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