第4話.記憶と行動を捗れ
「えっと…そう…ですが…」
「お前、独自魔法なに」「どく…じ…?」
「…話にならねぇな、とにかく行くぞ」
俺たちは走り出した。多分、ここじゃ場が悪い…とかなのか?視界悪いし…
「えっと…独自魔法…?なんですか?」
「別に敬語じゃなくていい」
「独自魔法なにー?」「フレンドリーだな」
「境界線ムズっ」
「…接触操作」
「えっカッコよ…詳細…とかは?」
「触れた相手を5分間自由に操作できる」
「…イケナイ能力だな」「お前は脳内小学生か」
「立派な18歳です〜」
「…お前の独自魔法は?」「え?」
「言いたくない、とか言ってる場合じゃないんだ。
すまねぇが。聞かないと死ぬからな」
「…分かんない」「は?」
「えっと…自分の独自魔法を知らなくて…ていうか魔法使えなくて…」「…はぁぁぁ!?!…ペアの相手ミスり過ぎた…」「すまねぇっちょ!」
「ふざけんな置いてくぞ」「ごめんなさい」
「…基礎魔法は?」「…ナンデスカソレ」「最悪だ」
俺たちはずっと森を走っていた。そしたら、カームが声を掛けてきた。
「…その本なんだ」「え?これはさっき知らん人から貰った…」「それ見せろ」「え?はい」
「…これ、基礎魔法載ってるじゃねーか!!」
「あー、なんか言ってた気が…」
「今すぐ覚えろ!!あと杖をだせ!!」
「え!?は、はい!!」
そうして俺は本をパラパラと捲り読み終えた。
「おいそんな適当に読むな!!」「え?ちゃんと全部読んだぞ?」「…は?」
俺は試しに杖を振りながら“浮遊”と本に向け呪文を唱えた。すると、本がうき始めた。
「わー!!すげー!!」俺は感動のあまり大声を出した。「おい大声出すな!!…ていうか、ちゃんと読んでんだな」「ん?うん、これが普通だろ」
「いや、普通じゃねーよ…それさ、お前の魔法なんじゃね?」「え?」




