第5話.独自魔法を伸ばせ
「記憶力の魔法…あんま聞いた事ねぇけどな」
「じゃあ俺魔法1号!?!」「いや知らねえって」
「フーン!なんかいい気分」
「とは言っても戦闘じゃ役に立たねぇだろそれ」
「…タシカニ」
「…とりあえず基礎魔法一通り試してみろ。得意なやつが見つかるかも知んねぇ」
「確かに!やってみる!!」
えっと…確か次が火をつける…だっけ?“着火”近くの葉っぱにやってみると…
何故かすごい火力で燃えだした。「…は?」「え?」
「何してんだ!!はよ消せ!!」「そ、そうだよな!!」俺は急いで水の呪文を思い出して唱えた。
“水流”!…するとえぐい雨が空から降ってきた。ゲリラ豪雨か?ってほど。火は消えたがこの
一通りの出来事で多分周りの人にバレたであろう
居場所。最悪だ。「…お前さ」「ナンデスカ…」
やばい、殺される…!?!
「もしかしたら、基礎魔法が他のやつより強いとかじゃねーの?」「…え?」「いや、独自魔法が…
明らかに量おかしいし…記憶力とかは…元々?かもだろ」「…だいぶ曖昧な言い方だな」「うるせーな」
「ハハッなんでここだけ豪雨が降ってんのかと思ったら…貴様水魔法使いか?」「うわ!?誰だ!?」
「俺様は雷魔法使いのサンダー様だ!!」
「さん…だ…?そのままだな」「それな」
「うるさいな!!とにかく!!くたばれ!!」
「うお!?!」すると目の前に雷が落ちてきた。ほ、ほんもの怖すぎだろ!!「おい!デリー!!」
「はい!!」「俺がアイツらに触れるからテレポートさせろ!!」「え!?」「早く!!」俺はカームに向かって杖を振り、「移動!!」と
叫んだ。
本来は基礎魔法・移動は
半径10mほど移動できると書いてあった。しかし、
俺は制御が上手くできず…
「…は?」「あっ」
カームは100mほど遠くへ行ってしまった。
「ハハハッ相性の悪い相手と組んだなぁ!くたばれ!!」
俺の上にまた落雷ができて俺はどうすることも出来ずに、頭を守ろうとしたとき…
「させるか!!!」“接触操作”!!!!!
「は、はぁぁ!?!」トンとサンダーの肩に触れて、サンダーは倒れた。「えっと…何したん」「眠らせた。一時的にだ」「…ごめんな」「え?」「俺が飛ばしすぎたせいで…」俺が足を引っ張ってしまった。俺なんかが魔法使いにならない方が…と思っていると、カームが近づきデコに強めのデコピンをしてきた。
「いった!!何すんの!!」「いや…馬鹿だなぁって」「はぁ!?」「…これから成長すればいーだろ」「…!」「よし、体力を使うのもアレだから隠れとくぞ」「うん!!」「声デケェって」
コイツとは、少し相性が良いのかもしれない。
「…座るのも疲れた」「ワガママ言うなよ」
「なんかいい魔法ないの?」「ねーよ」
「えぇー!!」「声でかいって言ってるだろ!!」
やっぱりそんなこともないかもしれない。




