第3話.勝ち残れ
「ふぉっ!?」いきなり体がふわっとして情けない声が出た。これが瞬間移動…的なヤツなのか?そこには…「…森?」木しかねぇ…すると男は言ってきた。「初回の腕試しですね。この森の魔法使い達で勝ち残りをします。」「え!?いきなり!?ていうか荷物は…」「杖以外の荷物はお預かりしています」「負けたらどうなるんですか…?」「死ぬでしょうね」「えええ!?いきなりすぎて脳が追いつかん…なんで勝ち残りなんか…」「貴重な魔法使いを残す為ですよ。きっと。それ以下の者は魔法を持っているだけ無駄ということです」「意味わからん…」「…貴方、魔法使ったことないのでしょう」「えっ…やっぱバレます?」「最初の会話をお忘れになられたのですか…これだけ渡しておきます」「これは…?」渡されたのは古くてボロボロの本だった。「基礎魔法が書いてあります。できるだけ覚えるように」「え!?ありがとうございます!!」「あ、それと…この勝ち残り、ペアが居るらしいですよ。貴方のペアは…カーム・ウィアード君ですよ」「カーム・ウィアード?」「それでは失礼」「えっ」
男は消えていった。…いや、普通に考えてヤバくないか?いきなり知らん場所来て、魔法使いだけど魔法が使えずに更に勝ち残り?無理無理!!負けたら死ぬ!?どうか、ペアのやつ強いやつであってくれ〜!!そう願っていると、いきなり背後から声がした。「おい、そこのオレンジ頭!!」「えぇ、俺…?!」殺される!!?身構えて振り向くと、そこには青髪で前髪が長い、身長高いヤツが居た。
「お前がデリー・ブライトか?」




