表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ラスボス直前でセンター争いが勃発しました  作者: 水鳥 いつき


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3/23

3章 選挙開始

次の日、私たちは昨日の騒動を聞きつけた王妃様に呼び出された。


私たちの前に王妃様と目にアザがある王様(おそらく王妃様にパンチされたであろう……)が座っている。


私たちは、ひざまずき挨拶をした。


「何か揉めていたようだが、正直に何があったか答えなさい」

王妃様は静かに威厳のある声で私たちに問いかける。他のメンバーは下を向いて黙っているので、私はありのままの答えを言うことにした。


「実は、私たちパーティーの立ち位置で揉めておりまして、みんなセンターが良くてどうしても決まらないんです」

他のみんなは何も喋らない。


「何か良い方法はあるのでしょうか? よろしければ、王様が決めてくださっても構わないのですが……」


王様が答える。


「ワシが決めることではないが、お前たちで決められないのなら、民に決めてもらうのはどうじゃ? 魔王を倒しに次に出発するのはいつじゃ?」


「1ヶ月後を予定しております」


「ならば、出発の前の日に投票で決めよう。それまでにお前たちは民と交わり、民がセンターを決めるのじゃ」


すると王様は並んで立っている家臣の一人を指さした。


「大臣、選挙の用意をせよ!」


「かしこまりました」と大臣が頭を下げた。


大臣は私たちを執務室へ連れて行くと、似顔絵師が私たちの似顔絵を凄いスピードで描いて行った。


「まず、この選挙ポスターを大広場や街のあちこちに貼ります。週末が3回あるので、そこで握手会をやりますので民と交わって下さい。中間発表もはさみましょう、選挙の結果は絶対ですよ! 決して結果に対して不満を言ってはいけません。では頑張ってください」


こうして総選挙が始まった。

私はメンバーに問いかける。


「ねぇ、本当に選挙やるの? 別にセンターなんて誰でもいいんじゃない」


「アイラちゃんはいつもセンターだったからそう思うんだよ。私たちは誰も1回もセンターになったことないんだからね。でもケンカはしないように仲良くやろうね」

言い出しっぺのブレアちゃんが答えた。


「じゃあこれから1ヶ月は正々堂々とね。誰がセンターになっても文句はなしね」

リンドーちゃんがそう言うと、


「うん、約束だよ!」と全員で手を重ねた。


こうして女たちの熱き戦いが始まるのだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ