↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
GREEN RECORD  作者: ミズイロみかん
GREEN RECORD Ⅱ
30/64

29 会議室



「あ、あのぉ〜。あの大っきい緑人が倒されたって本当ですかぁ…?」


濃紺のロングメイド服を着た女性が震える声で聞く。


「本当よ。」


アフタヌーンドレスの女性が答える。


「頑張って作ったのにぃ〜。」


「ねぇ〜その喋り方キラーイ。」


少年が不満そうな表情で言う。


「ひぃ〜。すみません〜。」


「だから…」


「仕方ないでしょ湖羽(こはね)。今は会議を進めないと。」


「……」


アフタヌーンドレスの女性が言うと、舌打ちをして不満そうに湖羽が黙り込む。


「その緑人が倒されたって話だけど、お手元の資料に詳しく書かれてるわ。」


ノワールは資料を見る。


あいつらか。


リゼが資料を見て舌打ちをする。


イヤホンをつけた男性は膝に顔をうずめて動かない。


「それにしても、わざわざ情報通信管理局の局長まで出すなんて何を考えているのだろう。」


白シャツに紺色のベストを着て白い手袋をした男性が言う。


「さぁね〜。」


湖羽が紅茶を一口飲んで言う。


「あの目玉については?」


ノワールは壁際に立っている男性に聞く。


黒の丸メガネにスーツを着ている。


「調べてみた結果色々分かったよ。結構面白かったね。」


ノワールの資料を一枚めくって言う。


「そうですか。」


「フフッ。この巨大緑人を倒した子たちに会ってみたいね。面白そうだ。炎帝持ちなんて特に。」


「面白い話がもう一つあるよ〜?」


湖羽が一文を指差して言う。


「確かにね。」


丸メガネの男性は椅子に座って笑う。


「あのぉ〜。監査局の局長が何かやってるみたいですけど……大丈夫ですかねぇ…」


「ちゃんと見てるから灯織(ひおり)ちゃんは心配しなくて大丈夫だよ。」


メイド服の女性、灯織は丸メガネの男の返答に納得したように頷く。


「ウラ。あ(・)の(・)件(・)はどうしますか。」


ノワールはアフタヌーンドレスの女性に言う。


ウラは微笑みを浮かべて言う。


「予定通りに進めるわ。でも、あのセキュリティだと弱音を吐いちゃいそう。」


「そんなこと全く思ってないでしょう。」


ウラはクスッと笑う。


リゼはずっとイライラしている。烏兎という戦闘員にやられたのが気に食わないのだろう。


「他にはない?」


ウラが部屋を見渡しながら言う。


そのとき、イヤホンをつけている男性が顔を上げる。


空気が冷える。


「あいつが消えた。」


その一言だけが落ちる。


男性はまた膝に顔をうずめる。


湖羽が


「それだけぇ〜?」


と言って男性の頭をつつく。


反応はない。


「あいつが消えたか…まぁ、僕もあの子には興味あるし、手伝うよ。」


丸メガネの男性が楽しげに言う。


「眠。聞いてる?」


リゼがイヤホンをつけた男性に聞く。


眠は何も答えずに片手だけを上げる。


「そろそろお開きかな。」


紺色のベストの男性が聞く。


「そうね。あとは予定の通りに。」


そう言うとウラは部屋を出ていく。


眠は動く気配はない。


湖羽は紅茶を飲み干すとノワールに手を振って出ていく。


10/15 エピソードタイトルを一部修正しました。内容に変更はありません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。