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GREEN RECORD  作者: ミズイロみかん
GREEN RECORD
24/64

23 合流



緑人が凍る。


次々と現れる緑人に日月は舌打ちをする。


何匹出てくんだよ……全然倒せねぇ…


俺はふと思い出す。


昔言われたこと。


『お前にはこの仕事は無理だ。弱い。すぐ死ぬ。復讐は諦めろ。』


俺は呟く。


「違う…違う。絶対に殺すッ。」


そのとき、緑人が日月の腕をツタで絡め取る。


「しまっ……」


枝が一直線に俺に向かって伸びる。


死…


突如、大きな音とともに枝が潰れる。


ミシミシと音をたてて緑人が潰れる。


緑の液体が花火のように舞う。


「大丈夫?」


壊れた壁の向こうから昼斗が現れる。


「一人でこんなに倒したんだ…すごいね。」


昼斗が感心したように言う。


「何でここに……」


俺が聞くと、


「どこにいるかわからないから…手当たり次第に壊してただけ。日月くんが強くてよかった。」


「え?」


「日月が強いから、死んじゃう前に今、ここで見つけれた。」


「え……」


昼斗は優しげな微笑みを浮かべている。


思いもよらない言葉に俺はパチパチと瞬きをする。


何言ってんだ……?


昼斗が歩き出す。


「行こ。」



・・・・・***・・・・・***・・・・・



「どーやって出るんだ!!!」


凰理は大声を出す。


「そんなの分からないわよ。」


夏帆が耳を塞いで言う。


緑人は倒したもののこの部屋から出る方法が分からない。


四方にはただのっぺりした壁があるだけだ。



どうする…日月も篠雨も烏兎たちも心配なのに……


そのとき後ろの壁がバキィと壊れる。


「!?」


振り返ると、どこの誰かわからない茶髪の男と、篠雨が立っていた。


壁はツタで茶髪の男が壊したらしい。


「篠雨〜!!!無事か〜!!」


「あぁ。無事だから一旦黙れ。うるさい。」


「ひどくない?」


「うるさい。」


夏帆が聞く。


「ねぇ、その男の人……」


「敵だ。」


「えっ?じゃあなんで……」


茶髪の男が明るい笑顔で言う。


「脅されたんです〜。」


「なんて脅したの?」


夏帆が篠雨に聞く。


篠雨はしれっと答える。


「やらないなら一分ごとに指を切り落とすって言った。」


「……」


怖……


「日月と昼斗は?」


「えっと、レカムの魔法ではぐれちゃって。あと、烏兎たちのところに敵が行ったみたいで……」


「急いだほうが良さそうだな…」


そのとき、篠雨が後ろから肩を叩かれる。


そこには、日月と昼斗が立っていた。


俺は明るく言う。


「昼斗!日月!よかった〜無事か〜!!」


日月が迷惑そうな顔をしている。


夏帆が呟く。


「レカムは?」


昼斗が言う。


「こっち。」


「?」


ついて行くと、さっきの天窓があるところに戻ってくる。


その下で、レカムが倒れている。


気絶……してる。


「昼斗がやったのか?」


「うん。」


「……」


夏帆が言う。


「ねぇねぇ、あの天窓壊して、氷魔法で階段でも作れば出れるんじゃない?」


「確かに…よし、日月!頼む!」


篠雨がため息をつく。


「やっと、出れる。」


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