52話 ダンジョン100階層ドラゴン戦(2)
「お前が、お前がお兄ちゃんを」
リリアが剣を構えてドラゴンに向かって走っていく
「待てリリア」
「えっ?」
黒い粘り気のある液体からユウトの声がする
飛び散った液体が消滅する
ユウトがいた位置に黒い楕円の弾力がありそうな物体がある
どんどん大きくなっていく
スライムだ
「形状変化」
そのスライムは人型になった
ユウトだ
「やっべー。死ぬかと思ったー。ダンジョンは転移魔法が使えないんだな。マージでビビった~」
「お兄ちゃんなの?生きてる?」
リリアの震えた声がする
「あぁ生きてるぜ」
「よかった。私、お兄ちゃんが死んじゃったかもって」
リリアは泣いている
リリアはユウトに抱き着く
カッキーン
硬いもの同士がぶつかった音がする
「もう油断はしないぜ、ドラゴンさんよ!2度も同じ攻撃はくらわない」
ドラゴンが爪で攻撃をしようとしていた
それをユウトがミスラルコンソードで受け止めていた
「なんだと。われの攻撃を受け止めただと?」
「さっきは油断したが今からは全力だ。リリアやれるか?」
リリアは涙を拭う
「うん、大丈夫」
ユウトとリリアは並んで立つ
「蒼き水よ、天翔ける風よ、我が声に応え氷となり我が剣になれ《アイスソード》」
リリアは右手にミスラルコンソード、左手に氷剣を構える
ユウトは右手にミスラルコンソードを構える
「リリア、超級魔法使っていい?」
「うん?だめ、」
「そんな、、」




