45話 手に入れた日常
「リリアそっちにオーガ3匹行ったぞ」
ユウトがオーガを2匹同時に切りながら言う
「うん」
リリアがアイスソードを横に振る
3匹の胴体が真っ二つになる
「オーガもういない?」
「あぁ終わりだ。計30匹くらいいたな。疲れたか?」
「ううん、大丈夫。でもこれでお兄ちゃんもDランクに昇格だね」
「Dランクに昇格したらダンジョンに行けるようになるからな」
ユウトとリリアは森から街に向かって歩く
「この1年本当に大変だったぜ。一気に依頼をこなしすぎると強いことがバレるし、だからってゆっくりやりすぎるとダンジョンに入るのがどんどん先延ばしになるし。でもこれでようやくダンジョンに入れる」
ユウトはすごくうれしそうだ
「調節して依頼をこなしたからまだ周りの人たちに私たちの強さバレてないよね?」
リリアがユウトに聞く
「あぁ、多分大丈夫だろう。もしかしたらエルナさんにはバレてるかもしれないがな。まぁあの人なら大丈夫だろ」
「そうだね。前お兄ちゃんがオークキングの頭を引きずってギルドに持ち込んだりして全部あの人に対応してもらってたからあの人は知ってそう。」
リリアが少しあきれたように言う
「あの後周りに情報が少しもれたようだが、周りの反応は結構面白かったよな。みんなポカーンとしてた。でもオークキングに2人でギリギリ勝てるぐらいって印象にしたから目立ちすぎないしそこそこ力を発揮できる。ある意味丁度良かった」
「そうだね。弱く見せすぎると自由に動けないし、強すぎると国に目をつけられて学園の時みたいに逃げないといけなくなるからね」
「いや、それは大丈夫だ。たとえ国だとしても今の俺達には勝てない」
ユウトが余裕そうに言う
「そうなの?」
リリアがポカーンとしてる
「あの時は俺は体がなくてリリアと完全に一緒に移動していたけど今は2人バラバラに動くことができる。だからいろんな戦略ができる。それにリリアのレベルは前よりもだいぶ高い。学園にいたときはレベルは10ぐらいで魔力も40で少なかった。だが今はレベル100突破して魔力も体力もどっちも600を超えている。だから禁忌魔法とかで不意打ちされない限りは負けない」
(ギルドには報告してないけど魔物を倒しまくったからな)
「えっ私そんなに強くなってたの?知らなかった」
リリアが驚く
「リリアはスキル鑑定を持っていないからな。俺は鑑定で見た人の情報をほとんど入手することができる。言ってなかったか?」
「聞いてないよ。やっぱりお兄ちゃん強すぎ」
リリアはもう兄のことでは驚かない
(あと俺のMPについてもわかったことがある。250で変動と書いてあったが俺のMPはその時の自信で変動するらしい。俺TUEEEって思ってるとMPが上がって自信がなくなるとMPが下がるらしい。昔熊倒した直後には250って表示されてたけど今は1000は余裕で超えてる。あの時は体がなくて自信がなかったから低かったのだろう、知らんけど。スライムに憑依してから明らかに強くなった気がしてるからな)




